裁判を円滑に進めるために欠かせない裁判所事務官。「公務員になるには」を内定者が紹介!
公務員の基本情報
2023年03月21日

皆様、はじめまして!
私は2022年度に裁判所から内定をいただきました。
そこで、裁判所事務官とはどういう仕事をしているのか、なぜ自分が裁判所事務官を志望したのかについて、簡単にですが紹介していこうと思います。
皆様が今後志望先を決める上で少しでも参考になれば幸いです。

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【目次】
1.裁判所は国民生活の平穏と安全を保っている
そもそも裁判所とは、個人間などの法律的な紛争を解決したり、犯罪を犯した疑いがある人が有罪か無罪かを判断したりすることにより、国民の権利を守り、国民生活の平穏と安全を保っている場所です。
裁判官が裁判所で働いているというのはイメージしやすいですが、裁判所事務官や裁判所書記官など裁判官以外の人も裁判所で働いており、裁判を円滑に進める上で事務官や書記官の仕事も欠かせません。
裁判所事務官は裁判部門と司法行政部門のどちらかに属し仕事を行います。
裁判部門では呼出状や訴状といった各種書類の作成や送付、弁護士との打ち合わせなど、裁判を進行するために必要な各種業務を担当します。
司法行政部門では総務や人事、会計など一般企業の事務職に近い役割を担います。採用後2~3年は裁判部門に配属されることが多いそうです。
2.裁判所事務官を志望した3つの理由
私が裁判所事務官を志望した理由は主に3つあります。
まず一つ目は、私自身が大学で法学部に所属しており法律に興味があったからです。裁判所事務官として裁判に関わりながら法律の知識を深めることのできる点に魅力を感じました。
二つ目は、説明会に参加した際の雰囲気が自分に合うように感じたからです。裁判所で働く人と聞くと、堅く厳格な雰囲気の方々が多いのではないかという印象を持っていましたが、説明会に参加してみると気さくで誠実そうな方ばかりで驚きました。
三つ目は、キャリア形成がしやすいように感じたからです。裁判所事務官は試験と研修を受ければ裁判で書記をする裁判所書記官になることができます。もちろん書記官になるために勉強する必要はありますが、裁判官の方に勉強を教えてもらえるなど勉強できる環境が整っており、ほとんどの方が事務官として採用されてから2~3年以内に書記官の試験に合格されるそうです。
3.きっかけは「安定」から。目指すうちに想いが固まった。
そもそも私が公務員試験を受けようと思ったのは、安定していそうという単純な理由からでした。
しかし、公務員について調べていく中で、どの公務員も国に必要で責任重大な仕事をしている印象を持ち、自分も国や人の役に立てる仕事がしたいと思い本格的に目指すようになりました。
公務員試験は民間企業よりも内定が出るタイミングが遅く、民間企業を受けている友人が続々と就職活動を終えていく姿をみて、焦ったり心が折れそうなときもありました。
そんなときには公務員になりたいという気持ちを思い出すために、公務員の仕事についてもう一度調べてみたり伊藤塾の講師の方々に相談に乗っていただきました。
以上大きく3つのことについて書かせていただきました。少しでも裁判所事務官及び公務員試験について興味を持っていただけたのであれば幸いです。
皆様が納得のいく進路を勝ち取れるよう、陰ながら応援しています。
