理想の社会を実現するために―私が文部科学省を選んだ理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!
合格後を考える
2023年04月27日

ご覧頂きありがとうございます。
私は、2022年度に文部科学省総合職事務系で内定をいただきました。
本記事では、私が文部科学省を志望した理由や、国家公務員試験の体験についてお話させていただきます。

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【目次】
1.「人の可能性」を最大化する政策立案~文部科学省を志望した理由
●そもそも、文部科学省とは
文部科学省は、「教育」「科学技術・学術」「スポーツ」「文化」の各分野の振興を通じて、「人と知恵」をはぐくみ、未来の基盤をつくっていくことを使命としている省庁です。
大臣官房、総合教育政策局、初等中等教育局、高等教育局、科学技術・学術政策局、研究振興局、研究開発局、スポーツ庁、文化庁で構成される組織であり、約2,000名程度の職員の方がいらっしゃいます。
所掌する領域の幅広さから具体的な政策についてはあげきれないため、ここでは紹介を割愛させて頂きます。詳しい政策については文部科学省HPをご確認ください。
●文部科学省に魅力を感じた点
文部科学省の所掌する領域は全て人に関するものであり、「人の可能性」に触れられる業務が多いと感じました。
将来社会の基盤となる人材の育成を担う教育の分野をはじめ、科学技術の分野においてはノーベル賞、スポーツの分野においてはオリンピックその他国際大会での選手の活躍、文化の分野においては伝統日本文化の継承や新たな日本文化の創出など、ワクワクするニュースで溢れています。
「人の可能性」を最大化する政策の立案に自分も携わることが出来る、という点に強い魅力を感じました。
●文部科学省を志した理由
私は、「環境に左右されず、誰もが希望を抱き安心と豊かさを享受できる社会」が理想の社会であると思いました。
そして、その理想の社会を実現するためには、国民一人ひとりが学び経験し、自らの持つ可能性を広げることで、自己実現し、活躍することができることが重要であると考えました。
学校現場の課題を解決することや、社会の展望を踏まえた教育政策を立案することで、将来を担う子どもたちの生きる力を保障することが上記の達成に資すると考え、文部科学省を志望しました。
●(複数の省庁を志望する中で)進路先として決定した理由
私は、官庁訪問では文部科学省のほかに2つほど省庁を訪問しました。
どの省庁も魅力的で志望する想いが強く、第3クール初日にどこの省庁に訪問するか、前日の第2クール3日目の夜遅くまで悩んでおりました。友人や伊藤塾の講師にも相談し、一晩考え、当日の朝、文部科学省に訪問することを決意しました。
志望の決め手は、国家公務員を目指そうと思った原体験にあります。
小学校の教師である両親の話や塾のアルバイトのチューター業務から学校の現場にはさまざまな課題があることを実感しました。児童・生徒、教員の両者が楽しく生活を送れる学校運営に携わりたいと思ったのが国家公務員を目指したきっかけでした。
2.国家総合職を目指した理由
私は、より多くの人のために働くことや、社会の基盤づくりができる職業に就きたいと考えていました。
民間企業やNPO法人においても、SDGs、サステナビリティなど、公益性の要素も重視しているところもあり、社会的意義のある仕事はできると思います。
しかしそれでもやはり、最も直接的に国民、社会のために仕事をできるのは公務員であり、自分はそこにやりがいを感じるであろう、と考えました。
就活の軸となるものがぶれなかったからこそ、試験を乗り越え、国家公務員を目指そうと思えたのだと思います。
3.心折れそうになった時、支えとなったもの
準備期間も長く、試験勉強から省庁研究と膨大な量の対策をしなければならず、また、民間就活も併せて行っていたため、焦りや不安を感じることもありました。
そのような状況の中でモチベーションとなったものは、同じく国家総合職を目指す友人の存在でした。
勉強の進捗具合を確認したりわからないところを質問したりして試験の対策を行いました。勉強に疲れてきたり、飽きてきたり、あるいは合格できるか不安になったときには、机に向かう友達の姿を見ることで、「自分も気合いを入れてがんばるか」と気持ちを切り替えることができました。
振り返ると、内々定までの長い道のりは(私にとっては)一人では決して歩めなかったであろうと感じています。友人には本当に感謝しています。
拙文ではございますが、私の公務員就活の体験を記させて頂きました。
最後までお読み頂きありがとうございました。皆様の進路決定のご参考となれば幸いです。
