【オンライン出願開始】2026年度(令和8年度)予備試験の日程・時間割・会場等総まとめ

予備試験

2025年10月31日

令和8年司法試験予備試験の実施日程等について、司法試験委員会が令和7年8月6日に決定しました。

新たな変更点として2026年度(令和8年度)からオンライン出願が開始されました。

この記事では、予備試験の願書の交付、合格発表までの流れについて解説していきます。
参照:令和8年司法試験予備試験の実施について

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1. 2026年度(令和8年度)予備試験の日程は?

まずは、2026年度(令和8年度)の予備試験の願書から合格発表までの流れについて確認していきます。

事項期日
試験公告追って公表
オンライン
願書受付
令和8年(2026年)
2月16日(月)〜 3月13日(金)
紙願書交付2月16日(月)〜 3月13日(金)
紙願書受付3月2日(月)〜 3月13日(金)
短答式試験
実施
7月19日(日)
短答式試験
合格発表
8月6日(木)
論文式試験
実施
9月12日(土)〜 9月13日(日)
論文式試験
合格発表
12月17日(木)
口述試験
実施
令和9年(2027年)
1月23日(土)〜 1月24日(日)
最終合格
発表
2月4日(木)

参照:令和8年司法試験予備試験の実施について

司法試験及び予備試験のデジカル化に伴い、2026年度(令和8年度)からCBT方式(パソコン受験)が開始されます。

その一環として、2025年度(令和7年度)までは出願手続きは紙の書類を郵送することのみでしたが、2026年度(令和8年度)からオンラインでの出願も可能になりました。

2.予備試験の願書はいつまでに出す必要がある?

2026年度(令和8年度)の予備試験の願書は、2月16日(月)〜 3月13日(金)に交付され、オンラインの場合は2月16日(月)〜 3月13日(金)が提出期間。紙の場合は3月2日(月)〜 3月13日(金)が提出期間。

出願の締め切り日は、2026年(令和8年)の3月13日(金)です。

なお、受験票の送付は6月26日(金)の予定です。7月10日(金)までに到着しない場合は、司法試験委員会に問い合わせてみましょう。

3.予備試験の試験科目と配点は?

予備試験の試験科目や各科目の問題数、配点について2025年度のものをまとめています。

【短答式試験】

科目問題数満点
憲法12問各科目30点満点
行政法12問
民法15問
商法15問
民事訴訟法15問
刑法13問
刑事訴訟法13問
一般教養20問選択式60点満点
合計270点満点

【論文式試験】

科目問題数満点
公法系
(憲法・行政法)
各1問各50点満点
民事系
(民法・商法・民事訴訟法)
刑事系
(刑法・刑事訴訟法)
法律実務基礎科目
(民事・刑事)
選択科目 ※1問50点満点
合計500点満点

※選択科目は、以下の8科目から1科目を選択して回答します
 ①倒産法
 ②租税法
 ③経済法
 ④知的財産法
 ⑤労働法
 ⑥環境法
 ⑦国際関係法(公法系)
 ⑧国際関係法(私法系)

【口述試験】

科目基準点
法律実務基礎科目(民事)基準点:60点
※57点〜63点の間で採点されます
法律実務基礎科目(刑事)

4.予備試験当日の時間割

予備試験の当日の時間割は2025年度ですと以下のようになります。

【短答式試験】

集合時間着席時間試験時間試験科目
8:459:159:45〜11:15(1時間30分)民法・商法・民事訴訟法
11:4512:00〜13:00(1時間)憲法・行政法
14:0014:15〜15:15(1時間)刑法・刑事訴訟法
15:4516:00〜17:30(1時間30分)一般教養科目


【論文式試験】

試験日集合時間着席時間試験時間試験科目
9月6日(土)8:309:009:30〜11:50
(2時間20分)
憲法・行政法
13:0013:15〜15:35
(2時間20分)
刑法・刑事訴訟法
16:1516:30〜17:40
(1時間10分)
選択科目
9月7日(日)8:309:009:30〜12:30
(3時間)
法律実務基礎科目
(民事・刑事)
13:4514:00〜17:30
(3時間30分)
民法・商法・
民事訴訟法


【口述試験】

試験日集合時間試験時間試験科目
1月24日(土)午前の部
:8:30
午後の部
:12:20
午前・午後法律実務基礎科目
(民事)
法律実務基礎科目
(刑事)
1月25日(日)


口述試験については、2日間それぞれ午前組と午後組に分かれていて、試験自体は15分〜20分程度ですが、試験当日にならないと自分が何番目に受験するかがわかりません。

集合時間は午前組なら8時30分、午後組なら12時20分に必ず集合する必要があります。

集合時間に遅刻してしまった場合は閉門されてしまい、受験することはできないため、受験生は短答や論文と比べて、時間に余裕をもって行動しています。

なお、予備試験の時間割や試験科目については、例年通りとなっており、とくに変更点はありません。

5.予備試験会場はどこ?

2025年度(令和7年度)の予備試験の試験会場は以下の通りとなっていました。

CBT方式の実施に伴い、会場も変更する場合も考えられます。
参照:令和7年司法試験予備試験の試験場

【短答式試験】

地域試験会場住所
札幌市又は
その周辺
北海道大学札幌キャンパス札幌市北区北10条西7丁目
仙台市又は
その周辺
仙台卸商センター
産業見本市会館 サンフェスタ
仙台市若林区卸町2-15-2
東京都又は
その周辺
早稲田大学
早稲田キャンパス
東京都新宿区西早稲田1-6-1
拓殖大学文京キャンパス東京都文京区小日向3-4-14
日本大学文理学部東京都世田谷区桜上水3-25-40
名古屋市又は
その周辺
愛知学院大学
名城公園キャンパス
名古屋市北区名城3-1-1
大阪府又は
その周辺
関西学院大学
西宮上ケ原キャンパス
兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155
広島市又は
その周辺
TKPガーデンシティPREMIUM
広島駅前
広島市南区大須賀町13-9 1~8階
ベルヴュオフィス広島
福岡市又は
その周辺
福岡工業大学福岡市東区和白東3-30-1


【論文式試験】

地域試験会場住所
札幌市TKP札幌ホワイトビル
カンファレンスセンター
札幌市中央区北4条西7-1-5
札幌ホワイトビル2階・4階・6階
東京都又は
その周辺
TOC東京都品川区西五反田7-22-17
TKP新橋汐留カンファレンス
センター
東京都港区東新橋1-1-16 汐留
FSビル4~8・10・11階
大阪府又は
その周辺
大和大学大阪府吹田市片山町2-5-1
福岡市南近代ビル福岡市博多区博多駅南4-2-10


【口述試験】

試験会場住所
法務省浦安総合センター千葉県浦安市日の出2-1-16


東京や大阪など、試験地に複数の試験場がある場合、受験票に記載されている受験会場で受験することになるため、自由に選択することはできません。

ほかの試験会場では受験することができないため、あらかじめ自分の試験地をしっかり確認しておくようにしてください。

また、口述試験の試験会場は千葉県(最寄駅はJR京葉線の新浦安駅)の会場のみとなっているため、特に関東圏以外にお住まいの方は、前日に近くのホテルに宿泊するなどして当日試験会場に向かう必要があるでしょう。

6.予備試験の合格発表はいつ?

予備試験の合格発表は以下の通りです。

 日程時間方法
短答式試験合格発表8月6日(木)午後5時ごろ法務省ホームページ
において発表
論文式試験合格発表12月17日(木)午後4時ごろ
最終合格発表2月4日(木)午後4時ごろ


短答式試験に合格すると、短答の成績通知書と一体となった論文式試験の受験票が、論文式試験に合格すると、論文式試験の成績通知書と一体となった口述試験の受験票が出願時に登録した住所に送られてきます。

なお、受験票の発送日は以下の予定となります。

短答式試験令和8年6月26日(金)
論文式試験令和8年8月下旬
口述試験令和8年12月下旬

7.まとめ

この記事では、2026年度(令和8年度)の予備試験の試験日程や、願書の交付から合格発表までの流れについて解説しました。

新たな変更点としてオンライン出願ができるようになりました。

また今までの予備試験に比べ、CBT方式の実施に伴い会場の変更など考えられます。

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著者:伊藤塾 司法試験科

伊藤塾司法試験科は1995年の開塾以来、多数の法律家を輩出し、現在も業界トップの司法試験合格率を出し続けています。当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、司法試験や法曹に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。