【2025年度】中小企業診断士の試験日は?申込方法や試験時間、合格発表についても解説
基本情報
2025年11月24日
中小企業診断士試験は1次試験と2次試験に分かれており、年に1度実施されています。
1次試験は筆記試験のみで、2次試験は筆記試験と口述試験があります。
令和7年度(2025年度)の中小企業診断士試験・第1次試験の実施日は、令和7年(2025年)8月2日(土)と8月3日(日)の2日間で、第2次試験の実施日は、筆記試験が令和7年(2025年)10月26日(日)、口述試験が令和8年(2026年)1月25日(日)です。
本記事では中小企業診断士の試験日程や試験時間、申込方法や持ち物、合格発表の詳細についても解説します。
これから中小企業診断士に挑戦する人や、中小企業診断士に興味がある人はぜひご覧ください。
【目次】
1.中小企業診断士 第1次試験日程
中小企業診断士の第1次試験の試験日や申込方法、持ち物について説明します。
1-1.第1次試験の試験日・日程
中小企業診断士の第1次試験は例年、8月上旬の土日に実施されています。
令和7年度(2025年度)試験の日程は以下の通りです。
| 第1次試験 | 日程 |
| 申込受付期間 | 令和7年(2025年)4月24日(木)10時 〜5月28日(木)16時 |
| 受験票・写真票 の発送日 | 令和7年(2025年)7月7日(月) |
| 試験日 | 令和7年(2025年)8月2日(土)・3日(日) |
| 合格発表日 | 令和7年(2025年)9月2日(火) |
なお、受験申込は、受付期間内に受験料の支払いまで完了する必要があります。
受験手数料は14,500円(別途525円の事務手数料が必要)です。
また、受験申込後に受験地区の変更を希望する場合は、6月11日(水)16時までにWeb申込システムにて変更手続きを行う必要があります。
試験会場は札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・松山・福岡・那覇の10地区です。
1-2.申込方法
令和7年度(2025年度)より中小企業診断士試験の申込方法はインターネット申込のみになりました。
中小企業診断士試験申込システムからユーザー登録し、試験に申し込むことができます。
なお、ユーザー登録の際にメールアドレスが必要となります。
1-3.第1次試験当日の時間割
中小企業診断士の第1次試験は7科目あります。令和7年度(2025年度)試験の時間割は次の通りです。
| 試験日 | 試験時間 | 試験科目 | 配点 |
| 1日目 令和7年 (2025年) 8月2日(土) | 9:50〜10:50 (60分) | A経済学・経済政策 | 100点 |
| 11:30〜12:30 (60分) | B財務・会計 | 100点 | |
| 13:30〜15:00 (90分) | C企業経営理論 | 100点 | |
| 15:40〜17:10 (90分) | D運営管理 (オペレーション ・マネジメント) | 100点 | |
| 2日目 令和7年 (2025年) 8月3日(日) | 9:50〜10:50 (60分) | E経営法務 | 100点 |
| 11:30〜12:30 (60分) | F経営情報システム | 100点 | |
| 13:30〜15:00 (90分) | G中小企業経営 ・中小企業政策 | 100点 |
試験はマークシート方式による多肢選択式で実施されます。
※中小企業診断士試験の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士試験とは?日程・科目・受験資格など試験内容を分かりやすく解説!
1-4.第1次試験当日の持ち物
当日の持ち物は以下の通りです。
【試験当日に持参するもの】
・受験票・写真票(写真の添付が必要)
・筆記用具(黒鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、時計)
※筆入れ、筆箱などは机上に置くことはできません。
・本人確認書類(写真が貼られている運転免許証、学生証など)
必要があれば、机上に置いたり使用できるものは下記の通りです。ただし、箱やケースについては机上に置くことはできません。試験実施上問題(不正行為の疑いなど)があると監督員が判断した場合は使用を取り止めていただくことがあります。
【必要があれば机上に置いたり使用できるもの】
・ハンカチ
・ティッシュペーパー
・目薬
・マスク
【使用はできるが、机上に置くことはできないもの】
・700ml以内の蓋付きのペットボトルの飲料
(ペットボトルカバーは使用不可。水筒・缶類も不可。)
足元に置くこと。
【必要があれば使用できるもの】
・座布団(クッション)
・膝掛け
下記の機器類については、机上に置くことも、身に着ける(ポケットなどに入れる)ことも、使用することもできません。このことが試験時間中に守られていない場合は、不正行為として対処されます。
【試験開始前に必ず電源を切ったうえでバッグなどにしまう必要があるもの】
・電卓
・携帯電話
・スマートフォン
・ウエアラブル端末(スマートウオッチを含む)
・上記以外の通信機器・電子機器類
・イヤホン
・秒針などの音のする時計、キッチンタイマー、大型の時計
1-5.試験会場での注意事項
・自動車・オートバイ・自転車などによる出入り、駐車はできません。
・ゴミは必ず各自で持ち帰りましょう。試験会場(試験室を含む)に捨てることはできません。
・空調設備などにより、着席の位置によっては寒暖の差が生じますので、着脱可能な衣類を用意するなど 各自調整できるような服装が望ましいです。
・昼食は各自で用意し、試験会場で召し上がる場合は自席で食べるようにしましょう。
1-6.第1次試験の合格発表と科目合格者について
合格発表は、令和7年(2025年)9月2日(火)です。
合格発表方法などは、次のとおりです。
第1次試験結果は、下記のWebサイトから「試験結果照会のWebページ」にログインすると確認できます。合格発表日の10時00分に公表予定です。https://www.jf-cmca.jp/contents/007_shiken.html
「試験結果照会のWebページ」では、合否の結果や受験した科目ごとの点数を確認できるほか、試験合格証書をダウンロードすることができます。紙の合格証書や第2次試験案内は発行されません。
また、科目合格者(本年度に受験した科目の合格者)は、「試験結果照会のWebページ」で科目合格通知書をダウンロードできます。紙の通知書は発行されません。
合否の結果や受験した科目ごとの点数の確認、試験合格証書や科目合格通知書のダウンロードができるのは、令和8年(2026年)3月31日(火)までです。
なお、第1次試験の合格者の受験番号は、日本中小企業診断士協会連合会のWebサイトにおいて、合格発表日9月2日(火)午前中に掲載される予定です。
試験問題の正解と配点は、日本中小企業診断士協会連合会のWebサイトにおいて、令和7年(2025年)8月4日(月)午前中に公表する予定です。
※科目合格制度の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士の科目合格制度を徹底解説!戦略的な活用法と注意点
1-7.第2次試験の申込み
第1次試験合格者は、第2次試験の受験申込み手続きを Web申込システムから行うことができます。
・申込期間:令和7年(2025年)9月2日(火)~ 9月22日(月)
・この期間を過ぎると、受け付けされないので注意が必要です。
2.中小企業診断士 第2次試験日程
中小企業診断士の第2次試験は、筆記試験と口述試験があります。筆記試験は4科目あります。また、口述試験は筆記試験合格者のみが受験できます。
2-1.第2次試験の試験日
中小企業診断士の第2次試験は、例年10月末の日曜日に筆記試験、翌年1月末の日曜日に口述試験が実施されています。
令和7年度(2025年度)中小企業診断士試験の第2次試験は以下の日程で実施される予定です。
| 第2次試験 | 日程 |
| 申込受付期間 | 令和7年(2025年)9月2日(火) 〜9月22日(月) |
| 筆記試験日 | 令和7年(2025年)10月26日(日) |
| 筆記試験 結果発表 | 令和8年(2026年)1月14日(水) |
| 口述試験日 | 令和8年(2026年)1月25日(日) |
| 合格発表 | 令和8年(2026年)2月4日(水) |
試験会場は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区です。
受験料は17,800円です。
(参照:令和7年度の中小企業診断士試験について|中小企業庁)
2-2.第2次試験・筆記試験の時間割
中小企業診断士第2次試験の筆記試験は、令和7年(2025年)10月26日(日)に実施される予定です。
時間割は以下の通りです。
| 試験時間 | 試験科目 | 配点 |
| 9:40〜11:00 (80分) | A 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I 組織(人事を含む)を中心とした 経営の戦略及び管理に関する事例 | 100点 |
| 11:40〜13:00 (80分) | B 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II マーケティング・流通を中心とした 経営の戦略及び管理に関する事例 | 100点 |
| 14:00〜15:20 (80分) | C 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III 生産・技術を中心とした 経営の戦略及び管理に関する事例 | 100点 |
| 16:00〜17:20 (80分) | D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV 財務・会計を中心とした 経営の戦略及び管理に関する事例 | 100点 |
2次試験は記述式で実施され、電卓の使用が認められています。
※2次試験の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士2次試験を解説!試験概要から出題傾向・対策まで
2-3.口述試験を受ける資格を得た方の発表
第2次試験の筆記試験の合格発表は、令和8年(2026年)1月14日(水)です。日本中小企業診断士協会連合会のWebサイトにおいて口述試験を受ける資格を得た方の受験番号が掲載されます。
また、口述試験を受ける資格を得た方には、日本中小企業診断士協会連合会から中小企業診断士口述試験案内が郵送されます。
2-4.第2次試験・口述試験の試験時間
第2次試験の口述試験は、令和8年(2026年)1月25日(日)に実施予定、試験時間は約10分間です。
個人によって試験開始時間が異なります。
※口述試験の詳細については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士の口述試験を徹底解説!対策方法や服装まで紹介
2-5.第2次試験の合格発表について
第2次試験の最終合格発表は、令和8年(2026年)2月4日(水)です。日本中小企業診断士協会連合会のWebサイトにおいて、合格者の受験番号が掲載される予定です。
また、最終合格者には、日本中小企業診断士協会連合会から中小企業診断士第2次試験合格証書をオンラインにより交付する予定です。
※令和8年度(2026年度)の第2次試験の詳細は、令和7年(2025年)8月下旬に日本中小企業診断士協会連合会のWebサイトで公開予定の「令和7年度中小企業診断士第2次試験について」をご参照ください。
3.中小企業診断士の試験日に関するよくある質問
中小企業診断士の試験日に関して、よくある質問をまとめました。
Q1.中小企業診断士試験に合格するためには、どれくらいの勉強時間が必要?
A.中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間は、既に持っている知識量によって異なりますが、目安として1,000時間とされています。
1次試験の勉強時間は7科目で800時間が目安で、2次試験の勉強時間は4科目で200時間が目安となります。
ただし、勉強の質を高めることができれば、短期間での合格も可能なため、社会人の多くは受験指導校を利用しています。
※中小企業診断士試験の勉強時間についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士の勉強時間は1000時間?短時間で合格するコツも解説
Q2.中小企業診断士の合格率は?
A.近年、中小企業診断士試験の1次試験の合格率は概ね30%〜40%で推移しています。
また、2次試験の合格率は18%台で推移しています。
2次試験は1次試験の合格者の中で、上位18%に入る必要があり、難易度が高い試験といえます。
※中小企業診断士試験の合格率についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士の難易度は?合格率や攻略法を徹底解説!
Q3.独学で合格できる?
A.中小企業診断士は市販の参考書等を活用して独学で合格することが可能ですが、合格者の中で独学は少数派です。
独学を選択する例としては、時間が十分にあって、かつ受講料を支払う経済的余裕が無い学生などが独学で合格を目指すケースが見受けられます。
一方で、多くの受験生は受験指導校などを活用して勉強しています。
忙しい社会人にとっては、講師に質問できる環境や、頻出論点がまとまった教材を活用することが、費用以上に価値があるためです。
※中小企業診断士試験の勉強法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→ 中小企業診断士の勉強法3選!おすすめの順番や学習のポイントを紹介
4.まとめ
今回の記事では中小企業診断士の試験日について解説しました。
まとめると次の通りです。
【試験日や合格発表はいつ?】
◉令和7年(2025年)の中小企業診断士の第1次試験の実施日は令和7年(2025年)8月2日(土)と8月3日(日)の2日間、合格発表は令和7年(2025年)9月2日(火)
◉令和7年(2025年)の中小企業診断士の第2次試験・筆記試験の実施日は令和7年(2025年)10月26日(日)、合格発表は令和8年(2026年)1月14日(水)
◉令和7年(2025年)の中小企業診断士の第2次試験・口述試験の実施日は令和8年(2026年)1月25日(日)、合格発表は令和8年(2026年)2月4日(水)
【試験時間はどのくらい?】
◉第1次試験は、1日目は4科目で5時間(60分×2科目・90分×2科目)、2日目は3科目で3時間30分(60分×2科目・90分×1科目)
◉第2次試験・筆記試験は4科目で5時間20分(80分×4科目)
◉第2次試験・口述試験は一人につき約10分間
【受験手数料はいくら?】
◉第1次試験の受験手数料は14,500円(別途525円の事務手数料が必要)、第2次試験の受験手数料は17,800円
【申込方法は?】
◉第1次、第2次試験ともに、申込方法はインターネット申込みのみ
以上となります。
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