広域自治体の仕事と神奈川県庁の魅力。「公務員になるには」を内定者が紹介!

公務員の基本情報

2023年03月21日

コラムをご覧の皆さん、はじめまして!
2022年度に神奈川県庁から内定をいただいた者です。

そんな私が、就職先に決めた「神奈川県庁」とはどのような仕事をしている場所なのか、なぜ自分が神奈川県庁を志望したのかについて、簡単になりますが紹介したいと思います。

公務員の仕事に興味を持っていただけるきっかけになれば幸いです。

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1.広域自治体の仕事と神奈川県庁独自の魅力

神奈川県庁は【広域自治体(都道府県のような自治体)】として、神奈川県内の広域事務、連絡調整事務、補完事務などを担っています。
例えば広域事務は、水源環境保全や大規模地震に対する地域防災力向上などの事務を行っています。連絡調整事務は、国・都道府県と市町村との間の連絡調整や市町村相互の連絡・連携・調整などを行っています。補完事務は、大きな財政力を必要とする事務や高度な技術力や専門的な能力を必要とする事務などを行っています。

このような仕事を中心に、入庁後10年は2部局3課(2つの部局、3つの課)を原則、本庁と出先の双方を経験するキャリアになっています。その後は概ね3~4年のサイクルで異動します。

また意向申告制度というものがあり、年に一度自分がやりたいことを伝えるチャンスがあります。自分の希望とポストの空きやタイミングが合致すれば、民間企業や国、市町村などへの派遣もあります。私が伺った派遣先としては、横浜銀行や崎陽軒、国や県内の市町村などがありました。

さらに私が神奈川県庁で魅力的だと感じた「キャリア選択型人事制度」というものがあります。この制度は、行政職の職員も能力や適性に応じて、自らのキャリアプランを立て自分が選択した分野のプロフェッショナルになることができます。

他にも魅力的なシステムや制度があるので、ぜひ「神奈川県職員採用ホームページ」と検索してみてくださいね。(参考資料:神奈川県人事委員会事務局)

2.国・都道府県・市町村、それぞれの強みを深掘りする

神奈川県庁を志望した理由は、自分が生まれ育った市町村だけでなく、県全域の均衡ある発展を目指したいと考えたからです。

国だと全国的な制度などの整備になり、市町村は住民の方と距離は近いですが、財政力の問題などで行うことが限られます。この両方の良いとこどりのような県での仕事が私には魅力的に映り、志望しました。

もしいま志望先が決まっていないという方は、国・都道府県・市町村などで役割が異なるため、それぞれの強みを知り、ご自分が興味ある機関や自治体を深堀りしてみるのも、志望先決定への第一歩になると思います。

3.「神奈川県ナビゲーター制度」で神奈川県庁の魅力を知る

私は試験前から、県が開催する説明会に参加し、その際に人事の方はもちろん、そうでない職員の方ともお話する機会がありましたが、皆さん明るく丁寧に嫌な顔せず答えて下さったのが印象的でした。
また試験会場ですれ違う職員の皆さんが明るく挨拶してくださり、緊張をほぐしてくださりました。
そのような所で職員の方の印象を感じ取るのもありかなと私は思います。

以上、大きく3つのことについて書かせていただきました。少しでも神奈川県庁の仕事に興味を持っていただけたら幸いです。

県をもっと知りたいと思ってくださった方は、はじめに紹介した神奈川県庁のホームページだけでなく、県が開催する説明会や、現役の職員の方と1対1で個別にたっぷりとお話できる「神奈川県ナビゲーター制度」を利用し、やりがいや魅力をお伺いするのもおすすめです。
実は私もこの制度を利用し、職員の方から今までのキャリアをお伺いしました。その時に「文化遺産課」という課で、文化財の修理事業や保護の仕事を中心に、現地調査(ex:鎌倉)などを行っていたとお伺いして、興味が惹かれたことを思い出しました。

皆さんの納得のいく進路に進めるよう応援しております。そして神奈川県に興味を持っていただけたら、一緒に働けることを楽しみにしています!

伊藤塾 公務員試験科

著者:伊藤塾 公務員試験科

伊藤塾公務員試験科は一人ひとりの学習経験や環境に応じた個別指導で毎年多くの行政官を輩出しています。このコラムでは将来の進路に「公務員」を考えている皆さんへ、仕事の魅力や試験制度、学習法など公務員を目指すための情報を詳しくお伝えしています。