神奈川県庁の仕事の魅力と私の志望理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!
合格後を考える
2023年03月27日

私は、2022年度に神奈川県庁に内定をいただきました。
神奈川県庁の仕事の魅力や、私が神奈川県庁を志望した理由、試験勉強をどのように乗り越えたのかなどについて、お話したいと思います。

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【目次】
1.ネットワークの広さが県庁の仕事の魅力
私が考える県庁の魅力は、単独の市町村では対応することが困難な、経済活動の活性化や雇用の確保等の多岐にわたる課題に対し、市町村や県内の沢山の事業者と協力して解決することができる、ネットワークの広さです。
実際に県民の方に直接対面することは少ないかもしれませんが、県民が健やかに生活するために総合的な政策を設計・実行していくことができるのも、県庁ならではの役割であると考えます。
県庁の仕事内容は、他の行政機関と比べて分かりにくいと思うかもしれません。私は伊藤塾の講師の方から県庁と市町村の違いについて教えていただいたことや、県庁の説明会に参加して話を聞くことで、仕事内容を理解することができました。
2.複数の内定先から「神奈川県庁」を進路先に選んだポイント
次に私が神奈川県庁を志望した理由を紹介させていただきます。
私は、ボランティア活動等で子どもがいるお母さん達とお話する機会がありました。話をしていく中で、現在の経済状況や仕事と育児の両立の難しさなどの理由により、希望する仕事や働き方を諦めてしまっているという人がいることが分かりました。
そうした方が活躍できるように、各々の市町村が、保育の充実や就労支援、大学等の学びの提供など複数の分野にまたがった、充実した行政サービスを提供するために、土台となる指針づくりに関わりたいと考え、県庁を志望しました。
私は神奈川県庁以外に、国家一般職の省庁や市町村でも内々定をいただくことができました。その中でも神奈川県庁を進路先として決定した理由をお話ししたいと思います。
一番のポイントとしては、「政策づくりにどの程度関わることができるか」です。
国家一般職は、政策をつくる方ではなく、政策を実行することが主な仕事であり、市町村の職員は、住民サービスの提供が大きな役割です。
どちらも政策づくりに関わることが全くないわけではないけれど、今後の長い社会人としての人生の中で政策作りに深く関わりたいという点から、県庁を就職先として決めることにしました。
3.公務員は「当たり前」を維持する仕事。感謝されないほうがいい
公務員試験は対策期間が長いと1年以上がかかる、非常に大変な試験です。それでも公務員になることを目指そうと思った理由についてお話ししたいと思います。
私はもともと法曹志望であったことから、伊藤塾に入塾しました。しかし、大学やアルバイト、友達と遊びたいなど、たくさんの言い訳をして司法試験の勉強を怠けてしまいました。
そしてコロナウイルスで家から出られなくなった時に、「私が本当にしたいことはなんだろう」と自分の進路に迷いが生じていました。
大学2年生の秋ごろ、就活のオンラインセミナーに参加した際に、登壇していた省庁の職員の方が「私たちの仕事は人々の当たり前を当たり前のままで維持していくことであり、国民から感謝されないことが一番いいこと」とおっしゃっていました。
その話を聞いて、私も、人々の生活の中にある当たり前を作っていくことに誇りを持てるような人間になりたいと考え、公務員を志望するようになりました。
一度司法試験を諦めてしまった手前、また公務員試験の勉強も途中で投げ出すようなことがあれば、無理して伊藤塾に入れてくれた親に申し訳ないという気持ちが強かったので、公務員試験では絶対に最後までやりきる、と自分の中で決心して勉強を始めました。
今振り返ってみると、最初の強い決心があったからこそ、充実した公務員試験対策ができたのだと思っています。
4.勉強=なりたい自分になること
公務員試験は非常に長い道のりです。私は大学3年生の2月ごろから勉強を始めましたが、途中で何度も挫折しかけていました。
それでも最後まで諦めずに対策を続けられた理由や、モチベーションの維持についてお話ししようと思います。
それは、公務員として自分が働いている姿を頭の中で思い浮かべ続けていたからです。
実際に職員の方から仕事のやりがいや今後のキャリアプランなどの話を聞くことで、「どの部署で一番働いてみたいか」「どのような社会人になりたいか」から「理想の退勤後の過ごし方」「どのような服を着て働こうか」など細かい部分まで、勉強しながらずっと妄想していました笑
そして、社会人として働いている自分を想像していると、「勉強=つらいもの、大変なもの」と考えるのではなく、「勉強=なりたい自分になること」と考えるようになっていました。
試験勉強に対する気持ちの変化が生じたことによって、私は最後まで走り抜けることができました。
試験勉強が大変で、もうやめてしまいたいと思っている方も多いと思います。そういった時には、どうして自分は公務員になりたいのか、どんな公務員になりたいのか、これからどういう人生を歩んで行きたいのかをもう一度考えてみていただけると嬉しいです。
