私が検察事務官の仕事を選んだ理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!

合格後を考える

2024年04月09日

皆様、はじめまして!
私は、2023年度に検察庁から内定をいただきました。

このコラムでは、検察庁で働く検察事務官がどのような仕事をしているのか、なぜ私が検察事務官を志望したのか、公務員試験を受験するにあたってどのようなことを意識していたのか、について紹介させていただきます。皆様が今後志望先を決めるうえで少しでも参考になればと思います。

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1.「検察事務官」の仕事

検察事務官は検察庁で働く国家公務員であり、国家一般職の採用試験を受験し、各都道府県にある地方検察庁に官庁訪問をして内定を貰うことで就くことができます。

検察事務官の仕事内容は大きく分けて三つに分類されます。

一つ目は、捜査・公判部門です。捜査・公判部門では、検察官と二人一組のペアになって事件の捜査を行ったり、裁判が適切に行われるように動いたりします。事件の捜査や裁判は常に時間との勝負になるため、捜査・公判部門はとても忙しくなることが多いですが、その分やりがいも大きいので、配属を希望する人は多いです。

二つ目は、検務部門です。検務部門では、事件の受理から刑の執行までが法律上定められた手続に則って行われるために必要となる事務処理を行います。具体的には、捜査機関から検察庁に送られてくる事件の受理、事件に関連する重要な証拠品の管理、罰金等の徴収、裁判記録や犯罪歴の管理などを行います。

三つ目は、事務局部門です。事務局部門では、他の行政機関や民間企業でも行っているような人事や会計などの組織運営にとって欠かせない業務を行います。

このように検察事務官の仕事は多種多様であり、特に、捜査・公判部門や検務部門といったような非常に独自性が高いものが多いです。

2.私が「検察事務官」を志望した理由

私が検察事務官を志すようになった理由は三つあります。

一つ目は、社会秩序が維持された安心安全な社会の実現に向けて働きかけを行えるような職業に就きたかったからです。検察事務官は適切な刑事手続の実施によって社会秩序の維持に貢献できる職業であることから魅力を感じました。

二つ目は、地元近辺で働きたかったからです。検察事務官の勤務地は基本的には採用された地方検察庁がある都道府県内となります。そのため、検察事務官は地元近辺で働くことができる職業です。また、地元近辺だけではなく、希望すれば、高等検察庁や最高検察庁、法務省本省で働くことも可能であるため、働く中で仕事に対する考え方やライフスタイルが変化しても対応できます。地元で働きたいから地方公務員と考えている方がいらっしゃれば、検察事務官も自分の地元付近で働くことができる職業であることを知ってもらいたいです。

三つ目は、仕事の独自性に惹かれたからです。上記にあるように検察事務官の仕事は非常に独自性が高いものとなっています。他の行政機関や民間企業ではできないような仕事に携わりたいと考えていた私にとって、検察事務官として働く選択肢は魅力的に思えました。

3. 公務員試験の受験のために意識していたこと

公務員試験を受験するにあたって私が特に意識していたことは毎日継続することです。
筆記試験も面接試験も一日やっただけでは身に付きません。そのため、問題演習や面接対策を可能な限り毎日続けることを心掛けていました。そうすることで最初は全くできなくても、だんだんできるようになり、最終的には公務員試験をやり遂げることができました。
毎日継続することは簡単なようで難しいので、大変かもしれませんが、数か月後の公務員試験をやり遂げた自分のことを想像しながら取り組むことによって、モチベーション維持を図ると頑張れるのではないかなと思います。

以上になります。

検察庁は各検察庁で雰囲気が大きく異なるため、検察庁や検察事務官に興味を持った方は、色々な検察庁に行って、自分に合うと思う検察庁を見つけてみてはいかがでしょうか。

この記事を通して検察庁や検察事務官のことを少しでも多く知ってもらえれば嬉しく思います。ありがとうございました。

伊藤塾 公務員試験科

著者:伊藤塾 公務員試験科

伊藤塾公務員試験科は一人ひとりの学習経験や環境に応じた個別指導で毎年多くの行政官を輩出しています。このコラムでは将来の進路に「公務員」を考えている皆さんへ、仕事の魅力や試験制度、学習法など公務員を目指すための情報を詳しくお伝えしています。