世田谷区の仕事の魅力と私の志望理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!

勉強法

2023年03月07日

私は2022年度に世田谷区役所から内々定をいただくことができました。
そこで、世田谷区役所をはじめとした特別区の仕事の魅力や、特別区に大した縁がない私がなぜ世田谷区を志望したのか、などをお話しさせていただければと思います。

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1.特別区が他の基礎自治体と違う点

特別区と市町村は同じ基礎自治体ですが、東京都に位置していることもあり、他の基礎自治体を先導してより先進的な行政サービスを提供することができるという点が魅力の一つとして考えられます。

また、特別区の中でも世田谷区ならではの魅力をWEB上だけで見つけることはなかなか難しかったので、私は実際に世田谷区役所やいくつかの総合支所に行ってみました。そこでは、窓口にいる職員の方が、来庁されている区民の方に目を配っていて「何かお手伝いすることはあるか」と積極的に声をかけている姿が見られました。そうした、職員の方々のきめ細やかさ、区民と職員の距離感が近いところも魅力として感じられました。

2.地元でない世田谷区を志望した理由

次に、私が特別区、その中でも世田谷区役所を志望した理由をご紹介させていただきたいと思います。

私は地元で学習支援関係のボランティアをしていたのですが、活動場所の確保や広報活動などにおける市役所からの支援が欠かせませんでした。実際に市役所の職員の方と一緒に活動を進める中で、地域に住んでいる人による自主的な地域活動を振興していく行政の立場で働いてみたいと考えるようになりました。

最初は地元の市役所で働こうと思っていたのですが、市の予算編成や重要政策などを調べてみると、観光や産業の振興に力を入れていて、地域活動の発展などにはそこまで力を入れていないということがわかり、自分のやりたいことができる環境でないかもしれないと思いました。

一方、特別区はどうだろうと見てみると、区によって異なるのですが、特に世田谷区では、区民協働型の実証事業やNPO法人によるアフタースクール事業の積極的な支援など、地域活動の支援に特に力を入れていることがわかりました。

地元に貢献したいという気持ちが全くなかったわけではないのですが、世田谷区の地域活動以外にもたくさんの斬新な政策に心惹かれ、世田谷区のような多様性あふれる行政機関で働いてみたいと思って特別区、世田谷区を志望することにしました。

3.自分が「頑張った量」を可視化しモチベーションに

公務員試験は長丁場な試験であり、途中で挫折してしまう人も私の周りにいました。そんな大変な試験でも、無事に乗り越えることができた理由、モチベーションの保ち方についてお話ししたいと思います。

それは、勉強スケジュールをしっかり組み、自分がどれぐらい勉強したのかを目に見える形で残しておくことだと私は思います。

私は、約1ヶ月単位で科目ごとに、問題集の半分まで進める!講義動画を○回分視聴する!のように大まかなスケジュールを組みます。
次に、組んだスケジュール通りに勉強するために、科目ごとに1日あたり問題集の問題を何問解くのかをすべて箇条書きにして書き出していました。
そして、その一つひとつの学習・演習が終わったら、線を引いて消していました。

そうすることで、毎日自分がどれだけ勉強しないといけないのかがしっかりわかるようになり、1日の終わりに自分がどれくらい勉強したのかを振り返ることもできます。私は毎日勉強して、箇条書きのリストを消していくことによって、自分はここまで頑張っていると、達成感を感じていました。

公務員試験を途中で諦めてしまう人の中には、どれだけ勉強しても結果に現れず勉強に意味があるのかわからなくなってしまうと考える人もいると思います。
実際、勉強の成果は試験の直前期になるまで現れません。
そのため、成績にモチベーションを求めるよりも、自分で頑張った量を可視化したほうが手っ取り早く達成感を感じることができます(笑)

勉強スケジュールを組むほかに、日記をつけるなども効果的だと思います。自分が続けやすいと思う方法を実践してみてください!

伊藤塾 公務員試験科

著者:伊藤塾 公務員試験科

伊藤塾公務員試験科は一人ひとりの学習経験や環境に応じた個別指導で毎年多くの行政官を輩出しています。このコラムでは将来の進路に「公務員」を考えている皆さんへ、仕事の魅力や試験制度、学習法など公務員を目指すための情報を詳しくお伝えしています。