【2025年度】中小企業診断士第2次試験の合格発表!合格率は17.6%

試験詳細

2026年2月4日、令和7年度 中小企業診断士 第2次試験の合格発表が行われました。

2025年度(令和7年度)の第2次試験(筆記・口述)の最終合格率は17.6%でした。これは、2次試験の4科目すべてを受験した方の中から、約5.7人に1人が合格した計算になります。

この記事では、公式の統計資料をもとに、合格者数・合格率などの試験結果データを詳しく紹介します。合格後に必要な手続きの流れもあわせてお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回見事合格を勝ち取った皆さまへ、中小企業診断士担当の別所講師からのお祝いのメッセージも動画で掲載していますので、ぜひご覧ください。

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1. 2025年度(令和7年度) 中小企業診断士の第2次試験の合格発表

2026年2月4日(水)、一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会より、2025年度(令和7年度)中小企業診断士「第2次試験」の合格発表が行われました。

発表された結果をもとに、2025年度試験の全体像をお伝えしていきます。
(出典:令和7年度中小企業診断士第2次試験の結果発表

1-1. 2025年度(令和7年度) 中小企業診断士第2次試験の結果

まず、今年度の試験結果から見ていきましょう。

① 最終合格者数は1,240人・合格率は17.6%

2025年度 中小企業診断士 第2次試験の結果は、以下のとおりです。

項目人数
申込者数7,355人
受験者数
(1科目でも受験した方)
7,070人
受験者数
(欠席した科目がひとつもない方)
7,044人
口述試験を受験する資格を得た方1,241人
最終合格者数1,240人
合格率17.6%

※合格率は「筆記試験の受験者数(欠席した科目がひとつもない方)」に対する割合です。

過去5年間の第2次試験合格率の推移は、下記の通りです。

● 2021年度:18.3%
● 2022年度:18.7%
● 2023年度:18.9%
● 2024年度:18.7%
2025年度:17.6%

2025年度は過去5年で最も低い数値でした。

2025年度の口述試験は、1,241人が受験資格を得て、最終合格者は1,240人でした。
口述試験の合格率は例年99%を超えており、受験さえすれば不合格となることはほとんどありません。

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② 男女別の人数

合格者の約93%が男性で、例年と同様の傾向です。

性別申込者数合格者数
男性6,852人1,155人
女性503人85人
合計7,355人1,240人

③ 年齢別の人数

合格者数が最も多いのは30代(455人)で、40代(348人)、20代(198人)と続きます。

最年長は68歳、最年少は20歳でした。

年齢区分申込者数合格者数
20歳未満5人0人
20〜29歳791人198人
30〜39歳2,077人455人
40〜49歳2,125人348人
50〜59歳1,734人196人
60〜69歳583人43人
70歳以上40人0人
合計7,355人1,240人

④ 地区別の人数

合格者の過半数は東京地区(689人)で、大阪(235人)、名古屋(137人)と続いています。

地区申込者数合格者数
札幌125人15人
仙台226人30人
東京4,341人689人
名古屋690人137人
大阪1,286人235人
広島256人36人
福岡431人98人
合計7,355人1,240人

⑤ 勤務先区分別の人数

合格者の約7割は民間企業に勤務している方です。金融機関や公務員、士業、学生など、幅広い職種の方が合格しています。

勤務先区分申込者数合格者数
民間企業勤務4,875人853人
政府系以外の
金融機関勤務
533人85人
公務員328人53人
税理士・
公認会計士等自営業
231人45人
その他(無職を含む)431人39人
経営コンサルタント
事業所等勤務
212人38人
政府系金融機関勤務134人30人
上記以外の自営業165人28人
学生105人25人
中小企業支援機関88人14人
独立行政法人・
公益法人等勤務
81人14人
経営コンサルタント
自営業
122人12人
研究・教育50人4人
合計7,355人1,240人

1-2. 【講師が解説】第2次試験(筆記)問題の振り返り

2025年度第2次試験(筆記)の問題については、講師が動画でポイントを解説しています。
今回の試験を振り返りたい方も、これから中小企業診断士試験を目指す方も、ぜひ参考にしてみてください。

事例Ⅰ「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」

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事例Ⅱ「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」

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事例Ⅲ「生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」

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事例Ⅳ「財務・会計を中心とした経営の分析および管理に関する事例」

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2. 第2次試験に合格した後の流れ

第2次試験に合格された方、本当におめでとうございます。
ただ、試験に合格しただけでは、まだ「中小企業診断士」を名乗ることはできません。ここからは、合格後に診断士として活動を始めるまでの流れを紹介していきます。

2-1. まずは実務補習または実務従事が必要

中小企業診断士として登録するには、合格後、3年以内に実務要件を満たす必要があります。

実務要件を満たすには、

 ①実務補習を受講した日数
 ②実務に従事した日数
 の合計が15日以上であることが必要です。

① 実務補習

実務補習は、日本中小企業診断士協会連合会が主催する実習制度です。
5〜6人のグループで指導員と共に実在の中小企業を訪問し、経営課題の特定から改善策の提言、診断報告書の作成まで、実践的なコンサルティング実務を一通り経験できます。

実務補習には「8日間コース」と「15日間コース」があり、15日間コースを1回受講するか、8日間コースを2回受講すれば登録要件を満たすことができます。

申込は先着順です。合格発表後はすぐに枠が埋まることもあるため、早めに日程を確認しておきましょう。

※こちらの記事で詳しく解説しています。

② 実務従事

実務従事とは、中小企業に対する経営の診断助言業務や、公的機関での経営に関する窓口相談業務に従事することをいいます。

たとえば、コンサルティング会社に勤務している方や、すでに経営支援に関わる仕事をしている方は、本業の実務が要件に該当する場合があります。

なお、実務補習と実務従事は組み合わせることも可能です。「実務補習8日+実務従事7日」のように、合計で15日以上になれば実務要件を満たします。

※こちらの記事で詳しく解説しています。

2-2. 5年後の更新手続きも忘れずに

中小企業診断士の登録には5年間の有効期限があります。登録後も資格を維持するためには、更新手続きが必要です。

更新の要件は、5年間で以下2つの要件をどちらも満たすことです。

1.専門知識補充要件
 以下のいずれかを合計して5回以上の実績を有すること。
  ● 理論政策更新(理論政策)研修を修了したこと。
  ● 論文審査に合格したこと。
  ● 理論政策更新(理論政策)研修講師を務め指導したこと。
2.実務要件
 以下のいずれかを合計して30日以上行ったこと。
  ● 診断助言業務等に従事したこと。
  ● 実務補習を受講したこと。
  ● 実習、実務補習を指導したこと。

出典:申請・届出の引き(更新登録申請)

特に、2つ目の「実務要件」は、すぐに診断士として働く予定がない方は意識的に機会をつくる必要があります。各都道府県にある中小企業診断士協会では、更新に必要な実務要件を満たすための実務補習なども開催されているので、積極的に活用してみてください。

なお、更新手続きを行わなかった場合は登録が削除され、中小企業診断士の資格が失効します。登録証に記載されている有効期限は、必ず確認しておきましょう。

更新の要件を満たせないときは「休止」という選択肢もある

どうしても更新要件を満たせない場合は、最長15年間、経営診断業務の休止を申請することができます。休止申請をすると、更新登録の有効期間の時間経過を一定期間停止できます。
休止期間中も、経営診断の業務を休止している旨を伝えれば、中小企業診断士と名乗ることは可能です。
参考:中小企業庁「中小企業診断士制度のQ&A集

※こちらの記事で詳しく解説しています。

2-3. 人と人との繋がりをつくろう

最後に、これから中小企業診断士として活動していく予定の方は、ぜひ人と人との繋がり(人脈)を積極的に築いていきましょう。
診断士の仕事は、人と人との繋がりから舞い込んでくることが多いといわれています。

実務補習で知り合った仲間、協会の先輩診断士、他の士業の方々など、様々なつながりをきっかけに口コミで仕事が広がっていくケースも珍しくありません。じっとしていれば誰かが仕事を持ってきてくれる、という資格ではありませんが、自分から動いて繋がりをつくっていけば、活躍の場はどんどん広がっていきます。

資格の取得はゴールではなく、あくまでスタートです。
まずは実務補習の仲間や、各地域の診断士協会、研究会・勉強会など、身近なところから繋がりをつくっていくことをおすすめします。

3. 第2次試験(筆記)で残念な結果に終わった方へ

今回、残念ながら合格に届かなかった方。本当に悔しい気持ちでいっぱいだと思います。
当コラムを運営する伊藤塾の別所講師も、初めての第2次試験では不合格でした。手応えはあったのに、いくら探しても自分の番号が見つからない。1か月以上は前を向けなかったそうです。

それでも「絶対に諦めてたまるか」と再チャレンジを決意し、2度目の挑戦で合格。別所講師は「あの経験があるからこそ、今自信を持って皆さんの前に立てている」と語っています。

再チャレンジの過程で得られる学びや出会いは、診断士として活動していく上で必ず財産になります。今回の結果を糧に、ぜひもう一度挑戦してみてください。

伊藤塾では、2026年度合格目標の講座がスタートしています。伊藤塾独自の指導法、「伊藤塾メソッド」を凝縮した講座で次こそ合格を勝ち取りましょう。

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4. 中小企業診断士 第2次試験の合格発表に関するよくある質問

Q:合格発表後、合格証書はいつどのように届きますか?

A: 2025年度試験より、合格証書等の郵送による送付は廃止されました。合格者には、合格発表日に「中小企業診断士試験マイページ」を通じてデジタル合格証書(PDFデータ)が交付されます。ご自身でマイページにログインし、ダウンロードおよび保存を行う必要があります。紙の証書は届きませんのでご注意ください。なお、試験結果の確認と合格証データについては、当該試験が実施された年度の末日(3月31日)を過ぎますと確認やダウンロードが行えなくなりますので、期間中にダウンロードなどを行ってください。

Q:口述試験対策は、合格発表を待ってから始めても間に合いますか?

A: はい、合格発表当日からのスタートで十分に間に合います。ただし、口述試験は合格発表から約1〜2週間後と非常にタイトなスケジュールで行われます。発表後は速やかに、筆記試験の「再現答案」を見直し、与件文の内容を頭に叩き込み直す作業に取り掛かりましょう。

Q:合格後、診断士として登録するための期限はありますか?

A: 第2次試験合格の有効期限は、合格した日から「3年以内」です。この期間内に実務補習(15日以上)を修了するか、実務従事によるポイントを獲得して登録申請を行う必要があります。3年を経過すると合格の効力が失われ、再度試験を受け直す必要があるため、計画的な実務補習の受講をおすすめします。

Q:不合格だった場合、自分の得点を知ることはできますか?

A: はい、可能です。筆記試験の結果(科目別得点および判定)は、「中小企業診断士試験マイページ」にて公開されます。以前のようなハガキによる通知はありませんので、必ずマイページにログインして確認してください。不合格の要因を客観的に分析することは、次年度に向けた最も重要なステップとなります。なお、当該試験が実施された年度の末日(3月31日)を過ぎますと試験結果の確認ができなくなりますので、期間中に照会を行ってください。

Q:科目合格制度は第2次試験にもありますか?

A: 第2次試験には、第1次試験のような「科目合格」の制度はありません。4科目合計で一定以上の点数(総点数の60%以上かつ、40%未満の科目が一つもないこと)を獲得し、さらに口述試験をクリアすることで「最終合格」となります。残念ながら不合格となった場合は、翌年また4科目すべての筆記試験を受験することになります。

5. 【まとめ】2025年度 中小企業診断士第2次試験の合格発表と結果について

本記事では、2025年度(令和7年度) の中小企業診断士試験の結果データや、合格後の手続きについて解説しました。
以下にポイントをまとめます。

  • 合格率は過去5年で最低水準
    2025年度の第2次試験最終合格率(筆記・口述)は17.6%(合格者数1,240人)となり、昨年度までの18%台から低下し、過去5年間で最も厳しい結果となりました。

  • 合格後の登録要件
    試験合格だけでは「中小企業診断士」を名乗れません。合格後3年以内に「実務補習」または「実務従事」を合計15日以上行い、登録申請をする必要があります。

  • 資格の維持と更新
    中小企業診断士の登録有効期間は5年間です。更新のためには専門知識の補充や実務要件を満たす必要があり、計画的な活動が求められます。

  • 人脈づくりの重要性
    診断士としての仕事は、人との繋がりから広がることが多いため、実務補習や協会活動などを通じて積極的にネットワークを築くことが推奨されます。

  • 結果の振り返り
    不合格だった場合でも、マイページで成績(ランク判定など)を確認できます。客観的な敗因分析を行うことが、次回の合格へ向けた最も重要なステップです。

今回、惜しくも合格に届かなかった方も、ここで歩みを止める必要はありません。伊藤塾の担当講師である別所講師も、かつては不合格の悔しさを味わい、そこから這い上がって合格を掴み取りました。

現在、伊藤塾では2026年度合格目標 中小企業診断士合格講座がすでに始動しています。再チャレンジにおいて最も大切なのは、がむしゃらな努力ではなく「正しい戦略」と「揺るぎない指導」です。

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伊藤塾 中小企業診断士試験科

著者:伊藤塾 中小企業診断士試験科

中小企業診断士資格を保有する講師・合格経験者で構成された専門チームが監修・執筆しています。1次試験7科目・2次試験4事例という複合構造を持つ本試験について、ストレート合格率約4〜8%の難関資格を突破するための学習戦略・独立開業の実態・他資格との相性まで、実務経験豊富な専門チームが正確にお届けします。