中小企業診断士試験の過去問を完全攻略!無料入手方法と効果的な活用法を徹底解説
試験詳細
2025年11月24日
中小企業診断士試験の合格を目指すなら、過去問の活用は避けて通れません。過去問は試験の出題傾向を把握し、自分の実力を客観的に測定できる最も重要な学習ツールです。
この記事では中小企業診断士試験の過去問について、無料での入手方法から効果的な活用法まで、合格に直結する情報を詳しく解説します。初学者から再受験生まで、すべての受験生必見の内容です。
【目次】
1.中小企業診断士試験の過去問を無料で入手する方法
1-1.公式サイトからのダウンロード
中小企業診断協会連合会の公式ホームページでは、過去問題と正解を無料でダウンロードできます。PDFファイル形式で提供されており、印刷して使用することも可能です。下記にはダウンロードリンクをまとめて載せておきます。
公式サイト: 一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会
1-2.令和6年度(2024年度)中小企業診断士試験の過去問
※1 第13問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
※2 第19問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-3.令和5年度(2023年度)中小企業診断士試験の過去問
| 1次試験(再試験) |
| 経済学・経済政策 |
| 財務・会計 |
| 企業経営理論 |
| 運営管理 |
| 経営法務 |
| 経営情報システム |
| 中小企業経営・政策 |
| 正解と配点 |
| 1次試験 |
| 経済学・経済政策 |
| 財務・会計 |
| 企業経営理論 |
| 運営管理 ※ |
| 経営法務 |
| 経営情報システム |
| 中小企業経営・政策 |
| 正解と配点 |
| 2次試験 |
| 事例Ⅰ |
| 事例Ⅱ |
| 事例Ⅲ |
| 事例Ⅳ |
| 出題の趣旨 |
※第14問と第31問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-4.令和4年度(2022年度)中小企業診断士試験の過去問
※1 第3問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
※2 第6問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-5.令和3年度(2021年度)中小企業診断士試験の過去問
※第22問(設問1と設問2)については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-6.令和2年度(2020年度)中小企業診断士試験の過去問
1-7.令和元年度(2019年度)中小企業診断士試験の過去問
1-8.平成30年度(2018年度)中小企業診断士試験の過去問
1-9.平成29年度(2017年度)中小企業診断士試験の過去問
1-10.平成28年度(2016年度)中小企業診断士試験の過去問
1-11.平成27年度(2015年度)中小企業診断士試験の過去問
1-12.平成26年度(2014年度)中小企業診断士試験の過去問
※第11問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-13.平成25年度(2013年度)中小企業診断士試験の過去問
1-14.平成24年度(2012年度)中小企業診断士試験の過去問
※1 第10問については、選択肢の「ア」と「ウ」を正解としました。
※2 第3問の設問2については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-15.平成23年度(2011年度)中小企業診断士試験の過去問
※第20問については、選択肢の「ア」と「エ」を正解としました。
1-16.平成22年度(2010年度)中小企業診断士試験の過去問
※第18問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-17.平成21年度(2009年度)中小企業診断士試験の過去問
※第24問については、すべての受験者の方の解答を正解としました。
1-18.平成20年度(2008年度)中小企業診断士試験の過去問
※第9問については、選択肢の「ア」と「ウ」を正解としました。
1-19.平成19年度(2007年度)中小企業診断士試験の過去問
2.中小企業診断士試験の過去問が重要な3つの理由
2-1.出題傾向と問題形式の把握
中小企業診断士試験の1次試験は、科目ごとに明確な出題傾向があります。過去問を分析することで、どの分野から何問程度出題されるか、どのような形式で問われるかを理解できます。
特に企業経営理論や財務・会計などの主要科目では、過去5年間の出題パターンを把握することで、効率的な学習計画を立てることができます。
2-2.実力の客観的な測定
テキストや参考書を読んで「理解した」と感じても、実際に問題を解いてみると思うように得点できないことがよくあります。過去問演習により、本当に理解できている分野と、知識が曖昧な分野を明確に区別できます。
2-3.時間配分の体得
中小企業診断士1次試験は、限られた時間内で多くの問題を解く必要があります。過去問を本番と同じ時間制限で解くことで、各問題にかける時間配分を身につけることができます。
3.効果的な過去問活用法の5つのステップ
ステップ1:基礎学習完了後に1年分で実力チェック
まず、各科目のテキスト学習を一通り終えた段階で、1年分の過去問に挑戦しましょう。この段階では点数を気にするより、どの分野の理解が不足しているかを把握すること(弱点の洗い出し)が重要です。
ステップ2:弱点分野の集中対策
過去問で明らかになった弱点分野について、テキストに戻って重点的に学習し直します。同じ分野の過去問題を複数年分解いて克服します。
ステップ3:複数年分の傾向分析
最低でも過去5年分の問題を解き、出題傾向を分析します。頻出分野、出題形式、難易度の変化などを把握し、学習の優先順位を決めましょう。
ステップ4:本番形式での模擬演習
試験3ヶ月前からは、本番と同じ時間制限で過去問を解く練習を始めます。1科目ずつではなく、1日で複数科目を解く本番形式での演習が効果的です。
ステップ5:間違い問題の徹底復習
過去問で間違えた問題は、必ず解説を読み、なぜ間違えたのかを分析します。知識不足、理解不足、ケアレスミスなど、間違いの原因を明確にして対策を講じましょう。曖昧な知識を放置しないことが重要です。
4.1次試験科目別の過去問活用ポイント
各科目の特性を理解した過去問活用が効率的な学習につながります。科目ごとの出題パターンと対策方法を把握しておくことが重要です。
企業経営理論では経営戦略論と組織論が出題の中心となります。過去問では理論の名称と内容の正確な記憶が問われることが多く、各理論の特徴や適用場面を整理した学習が効果的です。特に新しい経営理論や組織運営手法については最新の動向も併せて確認することが必要です。
財務・会計は計算問題が多く、時間配分が合否を分ける科目です。過去問演習では問題文を見た瞬間にどの公式や手法を使うかを判断できるレベルまで習熟度を高める必要があります。反復練習により計算スピードと正確性の向上を図ることが重要です。
運営管理では生産管理とマーケティング・流通が主要分野となります。過去問では理論的知識と実務的知識の両方が問われるため、事例問題への対応力も必要です。特に最新の生産技術やマーケティング手法については現実のビジネス動向も意識した学習が効果的です。
経済学・経済政策はグラフや数式を使った問題が特徴的です。過去問演習ではグラフの読み取り能力と経済理論の理解度を同時に向上させる必要があります。抽象的な経済理論を具体的な事例と結びつけて理解することが重要です。
経営法務は会社法と知的財産権の出題比重が高いため、優先的に対策をすることが必要です。内容は法学の専門試験とは異なり、経営判断としての法知識が問われます。条文暗記ではなく、過去問を通じて問われ方に慣れ、誤りの根拠を説明できるようにすることが必要です。
経営情報システムはIT用語やセキュリティ、開発手法など、専門外の人にはとっつきにくい科目です。出題分野は安定しているため、過去問を用語集と割り切って繰り返し取り組むことで、選択肢の言い回しに慣れ、得点力が上がります。
中小企業経営は中小企業白書をベースに時事性が高く、中小企業の課題・特徴といったテーマが出題されます。中小企業政策は、施策の目的、対象、支援内容に分けて整理、暗記すると効果的です。暗記色の強い科目ですが、過去問をテーマ別に分類して学ぶことで理解が深まります。
5.2次試験の過去問対策の特殊性
2次試験は論述形式で公式の模範解答が存在しないため、1次試験とは全く異なるアプローチが必要です。単純な暗記や計算練習では対応できない特殊性があります。
複数の解答例の比較検討が特に重要です。受験指導校や専門書籍で提供される解答例を複数比較し、共通する要素や評価ポイントを見つけ出すことで、出題者が求める解答の方向性を理解できます。一つの解答例だけでは偏った理解になる可能性があるため、必ず複数の視点から検討することが必要です。
添削指導の積極的活用も不可欠です。独学だけでは自分の解答の客観的評価が困難なため、専門講師による添削を受けることで具体的な改善点を把握できます。特に論理構成や表現方法については第三者の視点が欠かせません。
事例企業の徹底分析も重要な対策の一つです。過去問の事例企業について業界特性や経営課題を深く分析することで、実際の中小企業診断士業務に近い思考プロセスを身につけられます。単なる問題解答ではなく、経営コンサルタントとしての視点を養うことが合格への道筋となります。
6.過去問学習でよくある失敗パターンと対策
失敗パターン1:難問に時間をかけすぎる
中小企業診断士試験では、受験生の大半が解けない超難問が含まれています。これらの問題に固執せず、確実に得点できる中程度の問題に集中しましょう。過去問の正答率データを参考に、正答率50-70%の問題を重点的に学習するとよいでしょう。
失敗パターン2:解くだけで満足してしまう
過去問は解くことが目的ではなく、本番で類似問題が出た時に正解することが目的です。解いた後の復習こそが最も重要です。間違えた原因を分析し、理解を深めるプロセスを徹底しましょう。
失敗パターン3:年度による難易度差を考慮しない
同じ60点でも、その年の平均点が40点の場合と70点の場合では、相対的な実力が大きく異なります。点数だけでなく、その年度の平均点や難易度も確認してください。
7.中小企業診断士に最短で合格するなら受験指導校がおすすめ
中小企業診断士の合格者の多くが、独学ではなく受験指導校を利用している理由は「効率良く勉強して短期間で合格したいから」です。受験指導校は、独学より費用はかかりますが、時間を効率的に使える点に大きな価値を見出す人が多いです。
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②安心と充実のフォロー制度:「伊藤塾」では、「カウンセリング」「質問制度」「オンライン勉強会」など、不安を取り除ける/疑問を解消できる場を複数ご用意しております。
③スキマ時間の有効活用に問題演習アプリ:1次試験で必要な大量のアウトプットを実現する問題演習アプリを提供。一問一答形式で通勤時間などのスキマ時間を有効活用して学習効率を高めます。
④充実した2次試験対策:伊藤塾が司法試験で圧倒的に実績を出してきた論文試験のノウハウを中小企業診断士試験に落とし込みました。演習ゼミでは担当講師による添削やZoomを活用した指導など充実した2次試験対策を提供します。
⑤合格後の人脈形成も支援:合格後の活躍を後押しするために、伊藤塾の同窓会があります。診断士同士だけでなく、司法書士や行政書士などの他士業との繋がりも提供します。
8.中小企業診断士試験の過去問に関するまとめ
中小企業診断士試験の合格には、過去問の徹底活用が不可欠です。過去問を制する者が中小企業診断士試験を制するとも言われています。ただし、過去問だけで合格できるほど簡単な試験ではありません。基礎学習と組み合わせて、戦略的に過去問を活用することで、合格の可能性を大幅に高めることができます。
成功のポイントをまとめると、
◉最低5年分の過去問を複数回解く
◉解説の熟読と弱点分野の重点学習
◉本番を想定した時間管理の練習
◉2次試験では添削指導の積極的な活用
◉最短で合格を目指すなら受験指導校がおすすめ
過去問を味方につけて、中小企業診断士試験合格を勝ち取りましょう。継続的な学習と適切な過去問活用により、必ず目標を達成できるはずです。