裁判所事務官の仕事の魅力と受験生時代の話。「公務員になるには」を内定者が紹介!
公務員の基本情報
2023年01月26日

はじめまして!
私は、大学3年生の4月から伊藤塾で学習を始め、大学4年生の10月に裁判所事務官として内定を頂きました。
私の経験を踏まえながら、皆さんに公務員の仕事の魅力や私の受験生時代の話をご紹介させていただきます。今後、皆さんが進路先を決定される中で、少しでも参考になれば嬉しいです。

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【目次】
1.裁判所事務官の仕事、3つの魅力
裁判所事務官とは、裁判の書類の受付や開廷準備、来庁された方の対応、事件関係者の方の案内など、裁判の円滑な運営を支える仕事です。裁判所事務官になるためには、裁判所職員採用試験に合格し、内定を得る必要があります。
魅力1 スキルアップが目指せる
裁判所事務官として採用されると、一定期間勤務後に裁判所書記官になるための試験を受けることができます。その試験に合格し研修を受けると、裁判所書記官として任官されます。
この試験に合格するために、裁判官が論文の添削をしてくださったり、同じ目標を持つ仲間と支え合ったりするなど、一人の成長をみんなで支え、スキルアップを目指せるところに魅力を感じました。
最短で裁判所書記官になる方や、裁判所書記官にならずに事務官として働き続けている方、書記官を経験した後に事務官として仕事をされている方など様々な職員の方がいらっしゃいます。このように、それぞれの将来像を持ちながら働き続けられるところも魅力だと思います。
魅力2 働く人たちの雰囲気・あたたかい職場環境
私は何度か裁判所の業務説明会に参加しました。その時に、説明をしてくださった職員の方の人柄や困っているときにはチームで解決を目指そうとするあたたかい職場環境に魅力を感じました。また、面接でも、面接官が笑顔で話を聞いてくださったり、部屋まで案内してくださった職員の方に緊張がほぐれるお話をしていただいたりして、裁判所で働きたい、とますます強く思いました。
魅力3 仕事もプライベートも充実
民間企業に比べると公務員は有給が取りやすいところが魅力です。有給が取りやすいと旅行や趣味の時間ができ、仕事もプライベートも充実させることができます。
また裁判所は温かい職場環境から、産休や育休制度を利用しやすい環境だということを職員の方に伺いました。男女を問わず制度を利用できるため、各々のライフスタイルに合った働き方をすることができます。
2.裁判所を進路先として決定した理由
上記の魅力に加え、私が裁判所を進路先として決定した理由は、国民一人ひとりの権利を守る使命のある裁判所で、公平中立な立場で紛争の解決を支えることで、より良い社会を作ることに貢献したいと考えたからです。
また、何度か訪れた裁判傍聴では、裁判所という場所で働くことへの憧れや、裁判の進行に裁判所職員として携われることの魅力を感じたことも、私が裁判所を進路先として決定した理由です。
もし、裁判所を迷われている方がいらっしゃったら、一度裁判傍聴に行ってみてください。そこで何をどう感じるかは人それぞれだと思いますが、進路先を決めるためだけではなく、自分自身を見つめ直すきっかけにもなるので、非常に価値があると思います。
3.公務員を目指した理由
次に、私が公務員を目指した理由をお伝えします。
理由1 民間の業界でやりたい仕事を探せなかった
3年生の4月に、周りがインターンシップを申し込んだり行きたい業界を絞り始めていたりする中で、私はまだ行きたい業界を決められず、インターンなどの準備を何もしていませんでした。その時に漠然と興味があったのは、大学1年生の時に訪れた裁判傍聴の時に見た裁判所職員の仕事でした。そこで裁判所について調べる中で公務員の仕事を知るとともに、公務員講座のカリキュラムを見ると始まったばかりの講座が多く、今から始められることを知り、本格的に公務員を目指し始めました。
理由2 分け隔てなく国民の生活の安定に貢献する仕事がしたかった
会社の利益を追求することが基本となる民間企業よりも、国民に奉仕し、国や地域をより発展することに貢献できる公務員の仕事の方が自分に向いていると思いました。
理由3 定年まで働き続けやすい仕事がしたかった
公務員は今回の新型コロナウイルスによっても、業績悪化で職員が解雇されたりボーナスがほとんど出なかったり、ということはありませんでした。このように、公務員は景気の影響を受けにくいだけでなく、産休や育休制度を利用しやすいことから、ライフスタイルの変化に対応しながら定年まで働き続けられる仕事だと思いました。
公務員になるには長い道のりですが、それを経て得られる公務員の仕事の魅力はそれ以上のものだと思います。そのため私は公務員を志望しました。
4.公務員試験勉強のモチベーションの保ち方
何事も取り組み続けるためには、安定したやる気を持つことが大切ですよね。そこで最後に、私なりのモチベーションの保ち方をご紹介します。
私はモチベーションを維持するために使用した勉強用のノートを捨てずに置いておきました。そうすることで、こんなにも頑張った!という達成感を得ることができました。勉強開始初期の頃のできない問題の多いノートを見返して、日々の積み重ねによってできるようになった自分を褒めていました。
また、旅行が好きなので、気分転換をするためにも毎月1回は旅行をしていました。旅行中は旅行を全力で楽しみ、旅行前と旅行後はいつもよりもしっかり勉強をしました。
以上が私のモチベーションの保ち方です。勉強の成果を目に見えるようにしたり、たまに好きなことをしてメリハリをつけたりするなど、自分なりのモチベーションの保ち方を探すことがオススメです!
私の記事を読んで、少しでも公務員の仕事に興味を持っていただけたら幸いです。
どのような進路でも、皆さんが悔いの残らないように取り組めるといいですね!
頑張ってください、応援しています。
