税関の仕事と私の志望理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!

合格後を考える

2023年01月29日

皆さま、はじめまして。
私は2022年度に国家一般職試験に合格し、財務省税関から内定をいただきました。
今回は皆さまに税関についてや、私が進路先として税関を選択した理由などについてご紹介したいと思います。
皆様の進路選択の助けになれば幸いです。

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1.税関の仕事

税関は財務省の地方支分部局にあたる国の行政機関です。

全国には9つの税関があり、主な勤務地は空港や港などで、海外から輸入されてくる不正薬物などを取り締まっています。
最近はコピー商品なども増えてきており、より一層業務の重要性も増しています。皆さんがイメージしやすいであろう、麻薬犬を連れて業務を行っている人も、税関職員です。

また税関は行政区分だけでなく、技術区分や理系学部の採用に力を入れています。

2.税関職員を志望した理由

私が税関を志望した理由は大きく2つあります。

1つ目は仕事の幅が多岐に広がっているからです。
税関の業務は、先ほど紹介した不正薬物の取り締まりをはじめ、空港や海港での取り締まり、捜査や取り締まりを行う審理、通関業務など、数えだすとキリがないです。
(実際総務部長にお話を伺ったところ、総務部長でも何をやっているのか詳しく知らない部門があるそうです。)
私は今後約40年間働く上で、様々な仕事をしたいと考えていたため税関の多岐にわたる業務を非常に魅力に感じました。

2つ目は税関の職員の雰囲気がすごく自分に合っていると感じたからです。
国家一般職試験やその他の公務員試験を受けるにあたって様々な機関の説明会に参加しましたが、その中でも1番税関の雰囲気が良いなと感じました。
税関と言えば体育会系では?とイメージする方も少なくないのですが、私は特別そういったことは感じませんでした。
皆さんハキハキと明るく、話しやすい方が多かったです。

あとこれは余談になるのですが、税関職員の給与面は良い方です。基本給は他の行政機関と変わらないのですが、管理職のポストが多いので昇進しやすく、その分給与も上がっていくそうです。
私はそのことを職員の方に聞くまで知らなかったです。

3.公務員を目指した理由

高校生の時に親戚の人に勧められたことがきっかけです。
将来結婚をして子育てを行ううえで、公務員の方が育休など融通が利くだろうと考え、高校生のうちから公務員を視野に入れて考えていました。
また大学で法律を学んでいたこともあり、公務員の中でも税関や検察庁、法務局、裁判所職員など、実際に法律を使う仕事に興味を持っていました。

4.続けるモチベーション

対面で講義が行われないため、正直自分との戦いでしたが、毎月行われるゼミで他の受講生と顔を合わせることで、周りも頑張っているし自分も負けられないと思いながら、普段の学習を行っていました。
また説明会なども積極的に参加し、自分もここで働きたい!という思いを持ち続けていました。

公務員試験は長丁場で民間の子たちが就活を終えて遊んでいるのを見るたび、何で自分だけこんなことをやっているんだと思っていました。
ですが就活を終えた今、あの時頑張った自分を誇りに思っています。

自分の納得できる進路のためには、民間であっても公務員であっても、諦めないというのがすごく大事です。
今大変な時期かとは思いますが適度に休息をとりながら最後まで頑張ってください!応援しています!

伊藤塾 公務員試験科

著者:伊藤塾 公務員試験科

伊藤塾公務員試験科は一人ひとりの学習経験や環境に応じた個別指導で毎年多くの行政官を輩出しています。このコラムでは将来の進路に「公務員」を考えている皆さんへ、仕事の魅力や試験制度、学習法など公務員を目指すための情報を詳しくお伝えしています。