裁判所の仕事の魅力と私の志望理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!
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2023年03月27日

皆様、初めまして!私は、2022年度に裁判所から、裁判所事務官として内定をいただきました。
そこで、皆様が志望官庁を決定する際に参考にしていただければと思い、以下ご紹介していきます。

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【目次】
1.裁判所事務官の仕事
裁判所事務官の配属先は、「裁判部門」と「司法行政部門」の二つに大きく分かれています。
裁判部門では、裁判所書記官とともに各種書類(訴状、呼出状等)の作成や発送を行ったり、開廷の準備や弁護士との打ち合わせ等の業務を行います。
司法行政部門では、総務や人事、会計等の、裁判所が円滑に運営されるために必要な事務的な業務に従事します。
2.志望理由は「裁判所書記官」になりたかったこと
私が裁判所事務官を志望した理由は、少し単純ですが、裁判所書記官になりたかったからです。
裁判所書記官になりたい理由ですが、一つ目は、法律知識を駆使して実際に法廷に立ち会い、裁判の手続面での進行を担当するという業務に非常にやりがいを感じられると思ったからです。二つ目は、直接自分の手で「適正かつ迅速な裁判の実現」という憲法上の重要な利益の実現に向けて働くことができるという点に魅力を感じたからです。
3.裁判所に就職する2つの魅力
数ある公務員の職種の中でも、裁判所に就職する魅力はたくさんあると思いますが、今回は私が考える裁判所に就職する魅力について書いていきます。
一つ目の魅力は、大学や公務員試験勉強で学んだ法律知識を業務においてフルに活用することができる点です。
公務員試験を受験する際には憲法や民法等の法律科目を学習することになりますが、そこで学んだ法律知識が就職後も役に立つと考えると、勉強のモチベーションに大いにつながると思います。
二つ目の魅力は、キャリアステップが明確な点です。最初に裁判所事務官として採用されたのち、内部試験に合格し、所定の研修(埼玉県和光市に研修所があります)を修了すると裁判所書記官に任官されます。そして、裁判所書記官としての勤務経験を長く重ねていくことで、本人の努力次第で副検事や簡易裁判所判事、執行官等になる道もあります。
このように、自分の頑張り次第で明確なキャリアステップを歩めるところも裁判所に就職する魅力です。
4.裁判所事務官試験で一番大切なのは「嘘をつかない」こと
裁判所事務官採用試験も、他の公務員試験と同じように、筆記試験と人物試験の両方で構成されています。
ここで注意しなければならないのは、裁判所事務官採用試験は他の公務員試験よりも人物試験がかなり重視されるという点です。
したがって、以下に人物試験にウェイトをおいてアドバイスを書きます。
裁判所事務官採用試験における面接試験で一番大切なことは「嘘をつかない」ことです。
面接時、面接官は常に、受験者の発言に矛盾した点が無いかを探っていますので、嘘は見破られやすい上に、嘘であると露見した場合は採用されない可能性が高いです。
したがって、話を虚飾したりせず、事実をありのままに話した方が確実であり印象が良いです。
面接中に、ほぼ確実に交通違反歴の有無についても聞かれますが、必ず正直に申告してください。仮に交通違反歴があったとしても、それだけで不採用になるとは考えにくく、むしろ、そこで嘘をつけば不採用の可能性は高いです。
裁判所事務官採用試験は、筆記試験も裁判所独自の問題であり、また、面接試験の時間も長めに設定されているため、これから受験される方はかなり緊張されるかもしれません。
しかしながら、筆記試験は基本的な問題が多く、また、面接も伊藤塾の模擬面接で何回も練習を重ねることで不安は解消されていきます。そして、晴れて裁判所事務官として採用されると、明確なキャリアステップのルートを自分で切り拓いていくことができます。
試験が終わるまで不安と闘う日々だと思いますが、裁判所事務官採用試験も含め、公務員試験は努力の結果が如実に試験結果に現れる試験ですので、日々着実に努力を重ねていってください。応援しています。
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