私が家庭裁判所調査官を選んだ理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!
合格後を考える
2023年04月27日

こんにちは、はじめまして。2022年、家庭裁判所調査官補の内定を頂いたものです。
今回は、私が家庭裁判所調査官を志望した理由や仕事の魅力についてご紹介します。
志望先を考えるうえで、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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【目次】
1.「家庭裁判所調査官」の仕事の魅力
家庭裁判所調査官の仕事の魅力は、デスクワークのみならず、当事者の方の家や学校、少年院など様々なフィールドで働くことができる点です。
家庭裁判所調査官補は裁判所職員総合職ですので、ケースワーカーとしての仕事以外にも司法行政部門で組織運営に携わることもできます。
また研修期間が2年間と長く、しっかりと育成してくださる点も魅力かと思います。
Webだけの情報ではわからない点を申しますと、現在家裁では少年事件の件数が減少している一方、家事事件(離婚調停や相続トラブルなど)の件数が増加しているそうです。少年事件に魅力を感じて志望する方が多いかと思われますが、家事事件についてもしっかり志望動機や知識を深めておくことが必要なのではないでしょうか。
2.立ち直りの根幹に携わる「家庭裁判所調査官」の仕事
更生保護施設でのボランティア経験から、人の立ち直りに携わりたいと考えたことが志望の理由です。
家庭裁判所調査官は、実際に処遇を行う訳ではなく、どういった処遇が適切であるかを調査し、判断する仕事ですので、より立ち直りの根幹に携わることができるのではないかと考えました。
また、説明会での職員の方の雰囲気がとても暖かく、こういった方々と一緒に働きたいと強く感じました。
複数内定があったうち、家庭裁判所調査官を進路先として決断する決め手となったのは、面接の最後に「今日はあなたの人生について、沢山お話を聞かせてくださってありがとうございました。」と面接官の方が言ってくださったことが忘れられなかったからです。
3.人生を懸けてやりたいと思えた仕事
本当に興味があること、人生を懸けてもやりたいと思えることは、人の立ち直りに携わることしか無かったからです。
民間就活も少ししてみましたが、全くピンと来なかったため頑張れませんでした。
志望先やその仕事のことを考えると目が潤むような、と言えば大袈裟ですが、そんな志望先を見つけられたことが諦めなかった理由だと考えます。
4.心が折れそうな時にモチベーションとなったこと
モチベーションとなったことは、ボランティア先に行くことでした。私は更生保護施設でボランティアをしていたのですが、そこでは社会復帰のために地道に努力を重ねている入所者の方が沢山いらっしゃいました。そんな姿を見て、私もこの人たちのために頑張ろうと自分を奮い立たせていました。
また、ボランティア先の方が仕事に関する本(私の場合、更生施設や非行少年に関する書籍)を沢山貸してくださったので、それを読むことも凄くモチベーションになりました。
公務員試験は長期戦で、何でこんなに苦しい思いをしなければならないのだろうと感じることが多々あるかと存じます。そんな時、目指した理由が自分の中にしっかりあれば、最後まで踏ん張ることができるのではないでしょうか。
