私が「島」での仕事を選んだ理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!

合格後を考える

2024年04月24日

みなさん、こんにちは!私は東京都庁から内定をいただき、今年の4月から八丈支庁に赴任することが決まりました。島しょ部での勤務を希望していた私は、不安はありつつも八丈支庁での仕事を今から楽しみにしています!

このコラムでは、東京都の島しょ部についての基礎知識や島しょ部での仕事について簡単に説明した上で、私が島しょ部での勤務を希望した理由をお伝えしたいと思います。

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1.東京都「島しょ部」とは

まず、東京都の島しょ部について説明します。

東京都は有人島として伊豆諸島に9島、小笠原諸島に2島を抱えています。世界自然遺産に認定されている小笠原諸島を筆頭に自然環境が豊かな地域であり、観光スポットとして人気の地域です。特産品としては、塩やくさや、焼酎などがあります。また、内地からのアクセスも意外と良く、飛行機を使えば1時間足らずで行ける島も多くあります。

次に、島しょ部での仕事について説明します。
東京都は、大島、三宅島、八丈島、小笠原に支庁という機関を置いています。都庁では28の部局が分担して都全体の行政に関する業務を行っていますが、支庁ではそういった事務を一手に担っており、その業務内容の広範さから「ミニ都庁」と呼ばれることもあります。支庁の管轄範囲が狭い分、より現場と密接な関係で業務に打ち込むことができます。

2.島しょ部での勤務を希望した2つの理由

私がそんな島しょ部での勤務を希望した理由は2つあります。

1つ目は、ゼミでの経験です。私は元々都庁に行きたいと考えていましたが、その時はただ漠然とまちづくりに関わりたいという理由からでした。しかし、3年次に所属したゼミで多摩地域でまちづくりを行っているNPOの方のお話を聞いて、住民との関わり合いを通じたまちづくりに興味を持ちました。そして、特に多摩地域や島しょ部は今後地域の存続のために振興が必要だと考えるようになりました。これが1つ目の理由です。

2つ目は、若いうちに他の人とは違う経験をしてみたいと思ったことです。上述したように、支庁は都の様々な業務を一手に担っています。そのため総務局(島しょ地域を管轄している局)にいながら、本来なら他の局が担うような仕事を任されることもあります。また、仕事でも、日常生活でも都民との距離が近いため、都民との関わり合いを通して、どういった施策をとったら良いか考える機会も多いでしょう。そういった環境で働くことで、より多角的に物事を捉え、仕事ができるようになるのでは、内地に戻った後もその経験が活かせるのではないかと考えて、島しょ部での勤務を希望しました。

3. 不安以上にたくさんの楽しみ!将来に活きる貴重な経験

もちろん不安もたくさんあります。
初めての1人暮らしで全く知らない環境で暮らすこと、職員数が少ないため密接な関係になる分、人間関係がうまく行くかどうか、台風や火山など内地とは違った問題が生じた際に対応できるか…。挙げればキリがありません。
ですが、それ以上に楽しみもたくさんあります。
自分がやりたかった仕事に就けることはもちろんそうですし、プライベートでもいろんな楽しみがあります。綺麗な海でマリンスポーツをすることができますし、山間部から見える景色は絶景とのことです。ご飯もお酒も美味しいとのことなので、地元の魚をつまみに美味しいお酒で晩酌したり…。
島での経験を将来に活かせるように頑張っていきたいと思います!

いかがだったでしょうか。このコラムで東京都の島しょ部について少しでも興味を持っていただければ幸いです。自分のやりたいことのためなら頑張れるはずです。
皆さんも将来やりたいことを思い浮かべながら公務員試験を頑張ってください。応援してます!

伊藤塾 公務員試験科

著者:伊藤塾 公務員試験科

伊藤塾公務員試験科は一人ひとりの学習経験や環境に応じた個別指導で毎年多くの行政官を輩出しています。このコラムでは将来の進路に「公務員」を考えている皆さんへ、仕事の魅力や試験制度、学習法など公務員を目指すための情報を詳しくお伝えしています。