【2025年最新】宅建の試験日は?申込み・持ち物・合格発表など試験の詳細を解説

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2025年08月27日

「令和7年(2025年)の宅建士試験日はいつ?」
「宅建士試験の具体的なスケジュールは決まっているの?」
という疑問をお持ちではありませんか?

この記事では、
 ◉2025年(令和7年)の宅建士試験日
 ◉宅建士試験の例年のスケジュール
 ◉申込み方法や試験概要

について解説します。

宅建士試験の詳細を知ることは、宅建士試験合格への第一歩です。試験の流れを理解し、余裕をもって受験準備をするために、ぜひ最後までご覧ください。

※こちらの記事も読まれています。

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1.令和7年(2025年)宅建の試験日は2025年10月19日(日)

宅建士試験の日程は、2025年6月6日(金)公告が行われました。

当記事では、宅建士試験の実施機関である「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」のHP内の宅建試験の概要を参考に、令和7年度(2025年度)の宅建士試験の日程について解説していまいります。

宅地建物取引士(宅建士)の試験は、毎年1回、10月の第3日曜日に行われています。令和7年(2025年)の宅建士試験は 、令和7年(2025年) 10月19日(日)に実施されます。

【令和7年(2025年)宅建士試験のスケジュール】

実施日内容
6月6日(金)受験の公告
7月1日(火)試験の申込み受付開始
7月15日(火)試験の申込み受付締切
(郵送)
7月31日(木)試験の申込み受付締切
(インターネット)
8月下旬試験会場の決定
10月1日(水)予定受験票の送付
10月19日(日)試験日
11月26(水)合格発表

宅建士試験は、毎年、ほぼ同じ流れで実施されますが、具体的な日付は年によって異なります。必ず、ご自身でも最新の情報を確認しておきましょう。

2.宅建士試験のスケジュール

この章では、宅建士試験のスケジュールの詳しい流れについて解説します。
順番にみていきましょう。

2-1.【6月】試験の公告

宅建士試験の公告は、例年、6月の第1金曜日に行われます。なお、令和7年(2025年)試験の「実施公告」は、「2025年6月6日(金)」に、「官報」「不動産適正取引推進機構のHP」「協力機関のHP」に掲載されました。

実施公告が掲載された時点で、宅建士試験の試験日や受験申込み期限、受験料などの試験概要が確定していますので、必ずチェックしましょう。

2-2.【7月】試験案内の配布と申し込み

毎年7月頃から、試験案内の配布と申込みが開始されます。なお、令和7年(2025年)の宅建士試験の申込期間は、以下の通りです。

申込方法郵送申込インターネット申込
令和7年度7月1日(火)~7月15日(火)7月1日(火)~7月31日(木)

郵送申込期間は、インターネット申込期間より短くなっています。郵送で申込む予定の方は、申込み期間を間違えないように十分に注意しましょう。

2-3.【8月下旬】試験会場の決定

宅建士試験の申込みが完了すると、8月下旬に試験会場が決定されます。

【試験会場の確認方法】

インターネット申込みの場合 → 「宅建士試験マイページ」に表示される予定
郵送申込みの場合 → 専用の問い合わせダイヤルが用意される予定


試験会場は10月初頭に送付される受験票でも連絡されます。会場までの交通手段や所要時間は、必ず試験当日までにチェックしておきましょう。宅建士試験は一発勝負なので、試験当日に慌てることのないよう、しっかりと準備を整えておくことが大切です。

2-4.【10月初頭】受験票の送付

宅建士試験の受験票は、10月1日(水)に送付される予定です。なお、令和6年(2024年)試験では、10月2日(水)に受験票が発送されました。

受験票には、自分の受験番号や試験会場、試験日時などの重要な情報が記載されています。手元に届いたら、記載内容に誤りがないかを必ず確認しましょう。なお、万が一、郵送申込みの方で受験票が1週間以内に届かない場合は、各都道府県の協力機関又は不動産適正取引推進機構に必ず問合せください。また、インターネット申込みの場合は、マイページを確認してください。

受験票が試験日までに届かなかったり、紛失したりした場合は、試験当日に、会場で再発行の手続きを行うことができます。

受験票の受取は、宅建士試験の本番が近づいてきたことを実感するタイミングです。合格に向けて、最後の追い込みをかけていきましょう。

2-5.【10月】試験日本番

宅建の試験は、毎年10月の第3日曜日に実施されます。

これは、試験の実施機関である「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」によって公表されています。令和7年(2025年)の宅建士試験は「10月19日(日)」です。

【参考情報】令和7年(2025年)宅建士試験当日の試験時間・集合時間
試験日 :2025年10月19日(日)
試験時間:13時から15時まで(2時間)
     ※登録講習修了者は、13時10分から15時まで(1時間50分)
集合時間:12時30分まで
     ※登録講習修了者は、12時40分まで

試験当日の持ち物は、特別な変更がなければ以下となる予定です。

・受験票
・BかHBの黒鉛筆又はシャープペンシル
・プラスチック製の消しゴム
・鉛筆削り(任意)
・腕時計(スマートウォッチ不可)


特に注意が必要なのは、「腕時計」です。会場には、時計が準備されていない場合も多いからです。

宅建士試験では、120分で50問の問題を解く必要があります。1問あたりにかけられる時間は2分程度しかなく、毎年、時間内に全ての問題を解くことができなかったという受験生が散見されます。

万が一、試験当日に腕時計を忘れたり、電池切れ等で時計の進み方が誤っていたりすると、命取りになりかねません。試験当日に使用する腕時計は、故障や不具合がないか念入りに確認しましょう。

2-6.【11月下旬】合格発表

宅建士試験の合格発表は、11月26日(水)です。

合格発表は、不動産適正取引推進機構のHPに掲載されます。加えて、合格者には「簡易書留郵便」で合格証書等も発送されます。なお、試験の合否判定基準や正解番号についても、同じタイミングで発表されるので、確認しておきましょう。

試験当日から合格発表までの1ヶ月間は、とても長く感じられるかもしれません。しかし、取り組んだ勉強時間は嘘をつきません。諦めずに継続的に勉強を進めていけば、努力は必ず実を結びます。笑顔で合格発表を迎えられるように、しっかりと試験対策に取り組んでいきましょう。

※2024年の宅建士試験の結果については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2024年度版】宅建の合格発表の結果は?合格点(合格ライン)や合格率を紹介

2-7.【合格後】資格登録手続き

宅建士試験に合格したら、宅地建物取引士としての登録手続きを行う必要があります。

合格証書に同封されている書類を参考に、各都道府県の登録窓口で登録手続きを行いましょう。なお、宅建士試験に合格したものの、実務経験が2年に満たない場合は、登録実務講習を受講しなければなりません。

登録実務講習の「実施日時」や「受講申込み方法」は、登録実務講習実施機関へ確認する必要があります。(※登録実務講習実施機関の一覧はこちら)。

宅建士試験の合格は、ゴールではなく、宅建士としてのスタート地点に過ぎません。資格登録手続きを速やかに行い、宅地建物取引士としてのキャリアをスタートさせましょう。

※宅建士の登録や実務講習については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 宅建士登録の流れとは?必要書類や費用など宅建士証交付までの手順を全解説!
→ 宅建の登録実務講習とは?落ちた人もいる?登録講習との違いも解説!

3.宅建士試験の申込方法

宅建士試験の申込方法には、
 ◉インターネット申込み
 ◉郵送申込み

の2つの方法があります。

3-1.郵送で申込む場合

郵送で使用する「受験申込書(試験案内)」は、都道府県ごとに異なるので注意が必要です。必ず、受験を希望する都道府県の受験申込書(試験案内)を用意しましょう。

受験申込書は、書店や協力機関の窓口などで配布されているほか、郵送で請求することも可能です(※受験申込書の配布場所はこちら)。

令和7年(2025年)宅建士試験の郵送申込期間:7月1日(火)〜7月15日(火)
※申し込み締切日の消印まで有効

3-2.インターネットで申込む場合

PCやスマートフォンから、インターネットで申込むことも可能です。インターネットで申込む場合は、不動産適正取引推進機構のHPから、インターネット申込み用の「試験案内」を確認する必要があります。

令和7年(2025年)宅建士試験のインターネット申込期間:7月1日(火)〜7月31日(木)


なお、インターネット申込み期間の最終日は、アクセスが集中します。締め切り直前に申込みを行うと、アクセスに失敗し、最悪受験できなくなる可能性もあります。些細なミスで、努力を棒に振らないためにも、必ず余裕を持って申込みを行いましょう。

4.宅建士試験の試験概要

ここでは、宅建士試験の概要について説明します。

(宅建士試験の概要)

受験資格学歴、年齢、性別等による制限なし
試験の方法◉筆記試験
・全50問
・四肢択一のマークシート形式
◉大まかな出題科目
・宅建業法
・権利関係(民法)
・法令上の制限
・税その他
試験の内容・土地の形質、地積、地目及び種別
並びに建物の形質、構造及び種別に
関すること。
・土地及び建物についての権利及び
権利の変動に関する法令に関するこ
と。
・土地及び建物についての法令上の
制限に関すること。
・宅地及び建物についての税に関す
る法令に関すること。
・宅地及び建物の需給に関する法令
及び実務に関すること。
・宅地及び建物の価格の評定に関す
ること。
・宅地建物取引業法及び同法の関係
法令に関すること。
試験時間午後1時~午後3時(2時間)
※登録講習修了者は、午後1時10分
~午後3時(1時間50分)
試験会場申込時に居住している都道府県内の
指定された会場
受験手数料8200円(非課税)

参照:宅建試験の概要|不動産適正取引推進機構

4-1.受験資格

宅建士試験では、特別な受験資格は設けられていません。日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験することができます。

4-2.試験の方法や内容

試験は、50問四肢択一式のマークシート方式で実施されます。なお、登録講習修了者は、一部の問題が免除になるため、全45問となります。

※登録講習修了者とは?
宅地建物取引業法第16条第3項に基づいた講習を修了した受験生のことです。 宅建業の従事者でないと受講できませんが、修了すると
・土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
・宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。 に関する出題(計5問)が免除されます。


なお、試験内容は「 不動産適正取引推進機構」により、4章の冒頭に掲載した表のとおりとされています。ただし、試験対策上は、以下のように出題科目を体系化することが一般的です。

 ◉ 宅建業法
 ◉ 権利関係(民法)
 ◉ 法令上の制限
 ◉ 税その他


市販の参考書や受験指導校においても、これらの体系で学習が進められます。宅建士試験問題は、近年難化傾向です。体系的に、何度も繰り返し対策を行いましょう。

※宅建士の科目については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 宅建の試験科目や内容は?配点や科目別の難易度・5点免除制度を解説

※宅建士試験の合格率や難易度については、以下の記事で詳しく解説しています。
→ 宅建士試験の合格率が低い理由は?合格率を高めるポイントも解説!
→ 宅建士試験はどれくらい難しい?偏差値60相当?合格への道筋を解説
→ 宅建にゼロから独学合格は可能?きつい?一発合格を目指すための戦略

4-3.試験時間

宅建士試験の試験時間は、例年、13時~15時(2時間)となっています。
(※登録講習修了者は、13時10分~午後3時(1時間50分))

2時間で50問の問題を解く必要があるため、スピーディに問題をこなしていく事務処理能力が要求されます。なお、試験の開始時刻は午後1時ですが、集合時刻は12時30分となっています。遅刻しないように注意しましょう。

4-4.試験会場

申込み時に居住している都道府県内にある会場が、試験会場として指定されます。なお、申込み後に転勤等で住所が変更となった場合でも、試験地は変更されないため注意が必要です。

4-5.受験手数料

受験手数料は「8200円(非課税)」です。なお、試験の申し込み方法によって、支払い方法が異なるため注意が必要です。

【受験手数料の支払い方法】

申し込み方法支払い方法
インターネット
による申込み
・クレジットカードによる払込み
・コンビニエンスストアでの払込み
郵送による
申込み
試験案内に綴じ込んである指定の
払込用紙により郵便局(ゆうちょ銀
行)の貯金窓口で支払い

5.宅建の試験日についてよくある質問

Q1.宅建の試験日は年に何回ある?

宅建の試験日は、年1回(10月の第3日曜日)のみです。
例外的に「2020年」と「2021年」の宅建士試験は、10月と12月の2回が実施されましたが、これはあくまでも新型コロナウイルス感染症対策の特例措置なので注意が必要です。

1年に1度のチャンスを掴むために、日頃から計画的に勉強を進めていきましょう。また、試験当日に体調を崩してしまうと、次の機会まで1年間待たなければなりません。体調管理にも十分注意しましょう。

Q2.試験日に遅刻するとどうなる?

30分以上遅れて試験会場に到着した場合、受験することができなくなります。試験当日は何が起こるか分かりません。万が一のトラブルに備えて、会場へは早めに到着することを徹底しましょう。

Q3.宅建の試験勉強で、過去問は何年分くらい解けば良いですか?

A.過去5年分を繰り返し解くことを推奨しています。これにより、出題傾向や頻出論点を把握できます。ただし、古い問題は毎年改正がある法律と異なる回答になる場合があるため注意が必要です。

Q4.2024年宅建の合格率と合格点はどのくらいでしたか?

A.令和6年度(2024年度)の宅建試験の合格率は18.6%でした。合格点は50点満点中37点でした。

Q5. 宅建の資格登録は、試験合格後いつまでに行う必要がありますか?

A.宅建試験の合格自体は生涯有効であり、資格登録を行う期限に定めはありません。ただし、試験合格から1年以上経過して登録申請する場合、指定の法定講習を受講する必要が生じる場合があります。

6.宅建の試験についてまとめ

Q.令和7年(2025年)の宅建士試験日はいつですか?

A.令和7年(2025年)の宅建士試験は、10月19日(日)に実施されます。宅地建物取引士(宅建士)の試験は、毎年1回、10月の第3日曜日に行われることが、試験の実施機関である「不動産適正取引推進機構」によって公表されています。

Q.宅建士試験の申込み期間はいつからいつまでですか?

A.令和7年(2025年)の宅建士試験の申込み期間は、申込方法によって異なります。
インターネットでの申込みは、7月1日(火)から7月31日(木)までです。
郵送申込みは、7月1日(火)から7月15日(火)までで、インターネット申込み期間より短くなっています。郵送申込みの場合、締切日の消印まで有効です。

Q.宅建士試験の受験手数料はいくらですか?支払い方法も教えてください。

A.宅建士試験の受験手数料は8,200円です。支払い方法は申込み方法によって異なります。
インターネット申込みの場合、クレジットカード払いまたはコンビニエンスストアでの払い込みが可能です。
郵送申込みの場合、試験案内に綴じ込んである指定の払込用紙を使用し、郵便局(ゆうちょ銀行)の貯金窓口で支払います。

Q.宅建士試験の試験時間と集合時間は何時ですか?

A.宅建士試験の試験時間は、例年午後1時から午後3時までの2時間です。ただし、登録講習修了者は、午後1時10分から午後3時までの1時間50分となります。試験の開始時刻は午後1時ですが、集合時刻は午後12時30分です。登録講習修了者の集合時刻は午後12時40分です。

Q.宅建士試験の合格発表はいつ行われますか?

A.宅建士試験の合格発表は、11月26日(水)に行われます。合格発表は、一般財団法人 不動産適正取引推進機構のHPに掲載され、合格者には「簡易書留郵便」で合格証書等が発送されます。試験の合否判定基準や正解番号も同じタイミングで発表されます。

Q.宅建士試験の受験資格、当日の持ち物について教えてください。

A.受験資格について宅建士試験には特別な受験資格は設けられておらず、学歴、年齢、性別等による制限はありません。日本国内に居住する方であれば、誰でも受験することができます。
試験当日の持ち物は受験票、BかHBの黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り(任意)、腕時計(スマートウォッチ不可)が必要です。特に腕時計は、会場に時計が準備されていない場合も多いため、故障や不具合がないか事前に確認することが重要です。

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※こちらも併せてお読みください。
→ 宅建の通信講座はなぜ伊藤塾がおすすめなのか?宅建士合格講座の魅力を徹底解説

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伊藤塾 宅建士試験科

著者:伊藤塾 宅建士試験科

伊藤塾宅建士試験科が運営する当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、宅建士試験に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。