行政書士の実務講座は受けるべき?メリット3選と受講者の評判を紹介

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行政書士として開業した方のなかには、「業務の進め方に自信が持てない」「集客がうまくいかない」という悩みを抱えている方が少なくありません。
こうした方におすすめなのが、受験指導校などが開催している「行政書士実務講座」です。
この記事では、実務講座を受けるメリットや、具体的にどんな知識・スキルが身につくのかを解説します。実務講座の受講を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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1. 行政書士の実務講座は受けるべきか

開業後、売上が伸び悩んでいたり、業務を進めるうえで不安を感じていたりするなら、実務講座を受けてみるのがおすすめです。
行政書士が抱える悩みはほぼ共通しています。実務講座は、まさにその共通する悩みの解消に特化したカリキュラムで構成されています。

1-1. 行政書士が開業後に抱える悩みTOP3

まずは、開業後の行政書士がどんな悩みを抱えているのかを見ていきましょう。行政書士が開業後にぶつかる壁は、大きく以下の3つに集約されます。

● 集客・営業が苦手
● 業務に必要な専門知識が不足している
● 実務の進め方(段取り、注意すべきポイントなど)が分からない

伊藤塾が実施したアンケートでも、以下のような結果が出ています。

伊藤塾行政書士アンケート

出典:伊藤塾「行政書士実務講座 受講生アンケート 2026年2月実施(回答者:278名)」

「集客・営業」「業務知識・判断に自信がない」「実務の進め方が分からない」の3つだけで全体の約70%を占めており、大半の行政書士が同じような不安を抱えていることが分かります。

この背景には、行政書士は未経験からでも開業しやすい一方で、弁護士の司法修習のような制度化された実務研修がないという事情があります。

いざ開業しても、何の業務をどう受けて、どう進めればいいのか分からない。すべてを自分で学ぶ必要がある。こうした行政書士特有の業界事情が開業後の不安につながっているのです。

1-2. 開業後の悩みをまとめて解消できるのが実務講座

上記のような多くの行政書士が抱える悩みにアプローチしているのが、受験指導校などが開催している実務講座です。

● 行政書士実務の全体像や基礎となる考え方
● 各ジャンルの専門知識
● 集客に必要なマーケティング戦略

こうした知識やスキルはネット上の断片的な情報だけでは身につきませんし、市販の書籍だけで全体像を掴むのも難しいです。身につけようと思ったら、自分で1件ずつ案件をこなしながら試行錯誤を重ねるしかありませんが、そのためには膨大な時間がかかります。未経験ゆえのミスも避けられません。

行政書士実務講座では、このような現場で必要な生の知識を、最前線で活躍している実務家から直接学ぶことができます。

たとえば、伊藤塾の行政書士実務講座では、第一線で活躍中の現役行政書士に講師を依頼し、実務の知識やノウハウを体系的に整理して伝えています。実際に受講した先輩からも、次のような声が寄せられています。

《実務講座を受講した先輩たちの声》

先輩たちの声

実務講座では、各業務論ごとにしっかりしたテキストがあり、今でも受講時のテキストを横に置いて、当時メモした内容を見ながら実務をやっていることがあります。行政書士登録をする前の段階からこれだけの実務を勉強できる機会はそうそうありません。本当にありがたい機会でした

実務講座のスクーリングで先輩の行政書士に顔を覚えていただき、『支部の部長に挨拶しに行った方がいい』『こういう人がいるから見つけたらご挨拶して』と教えてもらえました。その通りにしたら支部活動にもスムーズに入ることができ、人脈が一気に広がりました。

インターネットやYouTubeで調べても断片的な知識しか得られず、実務のイメージがつかめないままモヤモヤした期間を過ごしていました。実務講座の受講を決めたのは、そのモヤモヤをしっかりした情報に、確信的なものに変えたいと思ったからです。

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2. 行政書士の実務講座を受けるメリット3選

行政書士の実務講座を受けるメリットは、実務知識が身につくことだけではありません。他にも以下のようなメリットがあります。

● かけがえのない人脈を得られる
● 取り扱い領域を拡大できるので単価が上がる
● 資格を失うようなリスクに備えられる

2-1. かけがえのない人脈を得られる

実務講座の最大のメリットは、同期の受講生や先輩行政書士との人脈を築けることです

個人開業が基本の行政書士にとって、人脈はまさに生命線です。業務で行き詰まった時、分からないことがあった時に、気軽に相談できる相手がいるかどうかで、開業後の立ち回りは大きく変わります。

実務講座では、スクーリングや懇親会を通じて、受講生同士・講師とのつながりが自然にできます。たとえば伊藤塾の場合、50人以上のLINEグループが作られて日々情報交換が行われていたり、講座終了後もZoomで定期的に勉強会が実施されたりしています。

こうした横の繋がりが、仕事につながるケースも多いです。行政書士は、人によって専門分野が分かれているため、「建設業許可はこの先生」「相続ならあの先生」と、得意分野の異なる同期や先輩に仕事を紹介する(される)ということも決して珍しくありません。

2-2. 取り扱い領域を拡大できるので客単価が上がる

行政書士の業務は、1つの分野で完結しないことも多くあります。
たとえば、会社設立の依頼を受けたら建設業許可や営業許可の申請が絡んでくる、といったケースは日常的にあります。この時、その分野を知らなければ他の先生を紹介するしかありませんが、自分で受任できれば、その売上もすべて自分のものになります。

つまり、1人のお客様から得られる報酬が増えて、客単価が上がるのです。そのために必要なのが、主要な業務分野の全体像をあらかじめ押さえておくことです。実務講座では行政書士が扱っている分野の専門知識を一気に学べるため、業務拡大の土台を作ることができます

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2-3. 処分などで資格を失うリスクを避けられる

集客や単価アップ以上に大切なのが、守りの部分です。
行政書士として開業する以上、この資格で食べていくことになります。これは、裏を返せば、資格を失えばその仕事はできなくなるということ。決して他人事ではなく、実際に、業務上のミスや手続きの不備が原因で処分を受ける行政書士もいます。

こうしたリスクを防ぐには、1つ1つの案件で事実確認・法令確認を徹底するしかありませんが、未経験の状態では「何を確認すべきか」「どこに注意すべきか」すら分かりません。

実務講座では、現役の行政書士から、自身の経験をもとに、業務の進め方や判断のポイントを学ぶことができます。

● 許認可で大切な事実確認のポイント
● 行政庁とのやり取りで気をつけるべき点
● 申請が不許可になるケース など

実務の現場で実際に起きた事例をベースにした講義を受けることで、思わぬリスクを回避するための「型」を身につけることができます。

3. 伊藤塾の行政書士実務講座で身につく知識・スキル

ここまで実務講座を受けるメリットを紹介してきましたが、試験対策と違って「これをやれば得点が伸びる」という分かりやすい成果指標がないのが実務の世界です。

「具体的に何をやるのか」「どういった力が身につくのか」がいまいちイメージしづらい人も多いと思います。そこで、当コラムを運営する伊藤塾の「行政書士実務講座をベースに、具体的にどんな知識・スキルが身につくのかを紹介します。

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3-1. 6つの主要な行政書士業務の専門知識

まず中心となるのが、行政書士が実際に扱う主要な業務分野の専門知識です。

● 国際業務
● 遺言・相続業務
● 法人設立
● 補助金
● 建設業
● その他の許認可業務(古物・宅建・産廃・薬機法・風営法など)

各分野とも、講義を担当するのは当該業務を専門としている現役の実務家講師陣です。そのため、手引きやテキストだけでは分からない実務の進め方や判断のポイントまで踏み込んだ内容を学ぶことができます。

また、一部の講義ではゼミ形式の学習を取り入れている点も特徴です。一方向の講義で知識をインプットするだけでなく、事例やケースをもとに、より実践的な学習をすることで、「相談時にどのように考え、どのように説明すべきか」という実務感覚が養われていきます

3-2. 開業・経営の実践的なノウハウ

行政書士として食べていくためには、実務の知識だけでは足りません。集客や営業、価格設定、事業計画など、経営者としてのスキルも必要です。

第1章で紹介したアンケートでも、「集客・営業」が悩みの第1位でした。こうした声を受けて、伊藤塾の実務講座では、独立開業準備論や事業経営マーケティング戦略論といった経営面のカリキュラムも設けています

講師を担当するのは、各地の経営・マーケティングセミナーや創業スクールでの講師実績を多数持つ現役行政書士。開業前の方はもちろん、開業したものの集客がうまくいっていないという方にとっても、すぐに役立つ実践的なノウハウが身につきます。

3-3. 未知の案件に対応するための基礎力

伊藤塾の実務講座で身につくのは、個別の業務知識だけではありません。どんな案件が来ても慌てずに対応するための「考え方」と「型」の習得にも力を入れています。

《実務講座で身につく基礎スキル》
 ● 行政書士法の基礎(何ができて、何をしてはいけないのか)
 ● 法令・条文の実務的な読み方
 ● 戸籍の読み方
 ● 職務上請求書の使い方
 ● 事実確認のポイント
 ● 行政庁と調整するためのノウハウ など

行政書士が扱える書類は9,000種類以上あると言われており、全ての手順を事前に覚えることは不可能です。しかし、こうした基本的な知識さえ身につけておけば、初めての案件でも何をどの順番で確認すればいいかが分かり、自力で調べながら対応を進めることができます。

4. 【Q&A】行政書士の実務講座についてよくある質問

実務講座を受けるタイミングは、開業前・開業後のどちらがいいですか?

どちらでも問題ありません。伊藤塾の場合、実務講座を受講している方の約75%はすでに開業している方です。ただ、合格発表後にすぐ受講を始めて、開業準備と並行して学習を進めていくという方も少なくはありません。「このタイミングがベスト」ということはないので、受けようと思ったタイミングで受けるのがおすすめです。

実務講座を受講するのは、どんな業務分野を扱っている方が多いですか?

特定の分野に偏っているわけではなく、幅広い業務に携わっている方が受講されています。以下は、伊藤塾が受講生を対象に実施したアンケートの結果です。

伊藤塾行政書士受講生アンケート2

出典:伊藤塾「行政書士実務講座 受講生アンケート 2026年2月実施(回答者:278名)」

実務講座を受講したことで新しい分野の知識を習得し、受講後に取り扱い領域を広げていく方も多いようです。

実際に受講した人からはどのような評判ですか?

伊藤塾が受講経験のある行政書士に実施したアンケートでは、約65%が「実務講座が役立っている」と回答しています。第1章でも紹介しましたが、受講時のテキストを今でも実務で活用しているという声や、講座をきっかけに人脈が広がったという声が多数寄せられています。

5. 【まとめ】スムーズな行政書士開業のためには実務講座がおすすめ

本記事では、開業後の行政書士が直面する集客や実務への不安を解消するための実務講座について解説しました。
以下にポイントをまとめます。

  • 開業後の悩みをまとめて解消
    行政書士が開業後に抱えがちな「集客・営業」「業務知識の不足」「実務の進め方が分からない」という共通の悩みは、実務講座を受講することでまとめて解消できます。
  • 実務講座を受講する3つのメリット
    受講により、①かけがえのない人脈の構築②取り扱い領域の拡大による客単価の向上③処分等で資格を失うリスクの回避、といった大きなメリットが得られます。
  • 伊藤塾の実務講座で身につく実践力
    伊藤塾では、第一線で活躍する現役の実務家から、主要な行政書士業務の専門知識や、集客に直結する実践的な開業・経営ノウハウを学ぶことができます。
  • 未知の案件に対応する基礎力の習得
    個別の業務知識に留まらず、初めての案件にも自力で対応するための「考え方」や「型」といった基礎力を体系的に身につけることが可能です。

行政書士としての独立開業には不安がつきものですが、実務講座で得られる知識や横の繋がりは、業務拡大の強力な土台となります。

開業後の不安を解消し、自信を持って行政書士としてのスタートを切りたい方は、充実したカリキュラムとサポート体制が整った伊藤塾の「行政書士実務講座へのご参加をぜひご検討ください。

伊藤塾 行政書士試験科

著者:伊藤塾 行政書士試験科

行政書士資格を保有する講師・合格経験者で構成された専門チームが監修・執筆しています。合格率約14%の行政書士試験について、出題傾向・効率的な学習法・他資格とのダブルライセンス戦略まで、法律系資格指導約30年の実績をもとに正確にお届けします。