労働基準監督官の仕事と私の志望理由。「公務員になるには」を内定者が紹介!

合格後を考える

2023年02月02日

皆様、初めまして。
私は、2023年度に労働基準監督官として内定をいただきました。
そこで、労働基準監督官とはどういう仕事をしているのか、なぜ自分が労働基準監督官を志望したのかについて簡単にですが紹介していこうと思います。
皆様が今後志望先を決める上で少しでも参考になれば嬉しいです。

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1.労働基準監督官とは

労働基準監督官は、労働基準関係法令に基づいてあらゆる職場に立ち入り、法に定める基準を事業主に守らせることにより、労働条件の確保・向上、働く人の安全や健康の確保を図り、また、不幸にして労働災害にあわれた方に対する労災補償の業務を行うことを任務とする厚生労働省の専門職員です。

労働基準監督官の採用試験は、国家専門職試験に分類され、更にA(文系)とB(理系)に分かれます。

2.労働基準監督官の魅力~人を守ることができる仕事

労働基準監督官の魅力は沢山あります。
その中でも、特に私が魅力的だなと感じた点は、自分の知識を活かして、人を守ることができるという点です。
労働基準監督官は、実際に企業に赴き、法令違反の是正や捜査を行ったり、相談窓口でアドバイスをしたりと、直接人と関わりながら支援をする仕事ができることは、とても魅力的だと思います。

3.やりたいことに一番近かった仕事

私が労働基準監督官を目指した理由は、大学で労働法の授業を受けた際、世の中には本当に劣悪な職場環境の中で働く人がおり、そういった方のために何かできることはないかなと思ったことがきっかけになります。
その後、大学で労働法のゼミに入り、労働法の面白さを知ることで、将来、労働法の知識を活かして仕事をしたいとより思い、色々な説明会に行く中で、労働基準監督官の仕事が自分の一番やりたいことに近い仕事だと思い、労働基準監督官を目指しました。

4.将来を思い描けば今の勉強の大切さがわかる

私が、心折れそうになった時に、諦めないモチベーションとなったことは、自分の将来を思い描くことと、熱意ある友人と勉強したことです。
自分が監督官として働く姿を思い浮かべ、こういう仕事をしたいやどんな自分になっているかと考えることで、今やっている試験勉強がどれだけ大事なのかが分かり、勉強を頑張らなければならないなというのが、モチベーションに繋がっていました。

また、自分ひとりではどうしても頑張れないときは、同じ公務員試験を目指している友人と一緒に勉強したりしていました。
コロナ禍で直接会えなくてもzoomを利用したりして誰かと勉強することで、負けてられないという想いから、勉強できる環境をつくり出せ、頑張れていました。

労働基準監督官についてより知りたいと思ってくださった方は、ホームページパンフレット、またYouTubeで厚生労働省が労働基準監督官の業務内容についての動画も出しているのでぜひ見ていただければなと思います。
また、監督官に限らず、業務説明会では、説明者の独自の体験談も聞けたりするので、参加してみてください。

公務員試験は、コツコツ積み重ねれば必ず結果がついてきます。皆様の試験結果がいいものになることを応援しています。頑張ってください。

伊藤塾 公務員試験科

著者:伊藤塾 公務員試験科

伊藤塾公務員試験科は一人ひとりの学習経験や環境に応じた個別指導で毎年多くの行政官を輩出しています。このコラムでは将来の進路に「公務員」を考えている皆さんへ、仕事の魅力や試験制度、学習法など公務員を目指すための情報を詳しくお伝えしています。