宅建士資格を活かしたオススメ副業4選!在宅・土日のみ・未経験もOK

キャリア

2025年08月29日

「宅建士の資格は副業でも活かせる?」
「おすすめの副業は何?」
「土日だけ宅建士として働くことはできる?」
「宅建士になりたいけど、本業は退職したくない」

最近、宅建士の「副業」について、こんなご相談をいただく機会が増えています。

副業解禁の流れが本格化しているため、場所や時間を選ばずに働ける「宅建士」の副業に、注目が集まっているのです。

この記事の結論からお伝えすると、宅建士資格を活かしたおすすめ副業4選は下記になります。

 ◉パートタイム宅建士
 ◉WEBライター
 ◉宅建士試験の講師
 ◉YouTube

その他に、本記事では

 ◉ 副業の求人を見つける方法
 ◉ 知らないとマズい注意点

について解説します。

宅建士資格を活かした副業を見つけるために、是非ご一読ください。

※宅建士の資格の詳細については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【完全版】宅建とは?試験の詳細や宅建士の仕事内容など資格のすべてを徹底解説!

1.宅建士は副業にも役立つ資格?

宅建士の資格を取得すると、資格を活かして、副業やアルバイトでも収入を得ることができます。不動産取引の専門知識を有する宅建士は、副業市場でも高く評価されているのです。例えば、不動産ポータルサイトや情報サイトで記事を執筆するライターとして活躍することができます。宅建士の専門的な視点から書かれた信頼できる記事は、読者にとって価値の高い情報となるでしょう。

また、宅建士試験の受験指導や、不動産に関するセミナーの講師など、教育の分野でも需要があります。宅建士としての知識を副業に活用すれば、本業と別の収入源を確保することは難しくありません。副業で得た収入は、投資に回したり、趣味や旅行に使ったりと、自由に活用できます。

さらに、副業を通じて身につけた知識やスキルが、本業に活きるケースも少なくありません。副業で得た知識や経験は、営業職や事務職など、様々な職種で役立つことでしょう。宅建士の資格を活かした副業は、あなたの収入アップやキャリアアップに直結します。

2.宅建士資格を活かしたおすすめ副業4選

宅建士の資格を活かせる副業は、様々なジャンルに及びます。ここでは、宅建士におすすめの副業を4つ紹介します。

宅建士資格を活かしたおすすめ副業4選
 ① パートタイム宅建士
 ② WEBライター
 ③ 宅建士試験の講師
 ④ YouTube

2-1.おすすめ副業① パートタイム宅建士

宅建士の副業として最も代表的なものは、業務委託やアルバイトなどの形態で「週末だけ」「週に1日だけ」宅建士業務を行うパートタイム宅建士です。

例えば、

 ・重要事項の説明
 ・重要事項説明書(35条書面)への記名押印
 ・契約書(37条書面)への記名押印

などは法律によって、宅建士にしかできない業務と決められています。

しかし一方で、引っ越しシーズン(9月、1月〜3月)を中心に、多くの不動産業者では宅建士の数が不足しています。宅建士不足が原因で、取引に時間がかかってしまうケースも珍しくありません。そこで、これらの独占業務を担当することで、副業収入を得ることができるのです。パートタイム宅建士には、次のようなメリットがあります。

◉求人が見つかりやすい
◉宅建士としてのスキルが上がりやすい
◉副業収入を得るまでのハードルが低い
◉実務未経験でもOK


独占業務の代行の時給は、「1000円〜1800円」程度が目安です。求人も見つけやすく、実務未経験からでも収入を得やすい副業だといえるでしょう。

パートタイム宅建士の多くは、「週末宅建士」と呼ばれる働き方をしています。土日は特に宅建士が不足しやすいため、「土日のみ」しか働けない場合でも、問題なく求人を見つけることができます。また、最近は法改正によって「IT重説(オンラインによる重要事項説明)」も可能となりました。そのため、ビデオ通話などを活用することで、在宅で働けるケースも増えてきています。

2-2.おすすめ副業② WEBライター

WEBライターは、インターネット上に掲載される記事を作成する仕事です。

不動産ポータルサイトや情報サイトなどから、記事の執筆を請け負うことで、副業収入を得ることが出来ます。WEBライターの副業には、次のようなメリットがあります。

◉宅建士の専門知識を活かせる
◉文章力などのスキルが身につく
◉時間や場所を選ばずに働ける
◉費用がかからない


WEBライターに対して、単価が安いというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし「宅建士資格保有者」という専門性をアピールすれば、高単価の案件を獲得することができます。

さらに、自分で記事を書く以外にも、他のライターが書いた記事を、「宅建士」として監修する仕事もあります。「宅建士」資格を活かせば、WEBライターとして様々な方面で活躍することができるでしょう。

2-3.おすすめ副業③ 宅建士試験の講師

予備校や受験指導校などの「宅建士試験講座」で、講師として働くこともできます。宅建士試験の受験者数は、例年「20万人」を超えており、多くの人が資格取得を目指しています。

一方で合格率は「16%前後」程度と低く、宅建士試験に独学で合格できる受験生は、決して多くありません。そのため、宅建士試験対策の講師には、高い需要があるのです。宅建士試験の講師の副業には、次のようなメリットがあります。

◉様々な働き方が選べる(オンラインで在宅で講義する、週1回だけ講義する等)
◉時給が高くなりやすい
◉受験生時代の経験が活かせる
◉受講生から感謝されるため、やりがいを感じやすい


受験生からの信頼を獲得し、口コミで評判が広がれば、多くの生徒を集めることができるでしょう。人気講師になれば、本業を軽く上回る収入を得ることも、難しくありません。人に教えることが得意な方には、特におすすめしたい副業です。

2-4.おすすめ副業④ YouTube

不動産に関する動画コンテンツを作成して、YouTubeで発信するのも、宅建士資格を活かした副業の1つです。

YouTubeでは、自分が運営するチャンネルが一定の条件を満たした場合に、広告収益が発生します。YouTubeの特徴は次のとおりです。

◉収益の幅が大きい
◉収益化までに時間がかかる
◉人気が出ると、継続的な収入につながる
◉自分のブランディング効果が大きい


顔出しする方が、自分のブランディングには繋がりますが、顔出しせずに配信して、大きな収益を得ているYouTuberもいます。

3.宅建士資格を活かせる副業の求人を見つける方法

副業の求人を見つける方法
◉求人情報サイトを活用する
◉クラウドソーシングサイト
◉SNSで仕事を探す

宅建士資格を活かした副業の求人を見つけるには、様々な方法があります。例えば、一般的なアルバイトの求人情報サイトを活用することもできます。「宅建士」や「不動産」などのキーワードで検索すれば、宅建士の資格を活かせる求人が見つかるでしょう。

クラウドソーシングサイトを活用するのもおすすめの方法です。クラウドソーシングサイトには、ライティングや講師など、宅建士の知識を活かせる様々な仕事が掲載されています。スキルや経験に合った仕事を選び、応募することで、仕事を獲得できるでしょう。

最近では、SNS等で募集が見つかるケースも多いようです。日頃から、SNSで宅建士に関する情報を発信したり、関連するグループに参加したりしておけば、自分が求める仕事に出会える可能性が高くなるかもしれません。

求める条件に合った仕事を見つけるためには、様々な方法を併用することが大切です。自分のスキルや条件に合った仕事を探し、積極的にアプローチすることで、理想の副業を見つけられるはずです。

4.宅建士が副業で働くための注意点

宅建士資格を活かして副業で働く場合、いくつか注意したいポイントもあります。ここでは、副業を始める前に確認しておきたい4つのポイントを解説します。

4-1.宅建士として登録してから働く

宅建士試験に合格しただけでは、宅建士を名乗ることはできません。

宅建士として仕事を行う場合は、都道府県知事に資格登録をして、宅建士証の交付を受けることが必要です。必ず、宅建士としての登録手続きを済ませてから、副業を始めるようにしましょう。

※宅建士の登録手続きについては、次の記事で詳しく解説しています。
→ 宅建士登録の流れとは?必要書類や費用など宅建士証交付までの手順を全解説!

4-2.本業が副業禁止でないか確認する

副業を始める前に、会社で副業が禁止されていないか確認することも必要です。

会社によっては、社内規則で副業が禁止されている場合や、事前に許可が必要な場合があります。また、公務員のように、法律によって副業が禁止されている場合もあります。トラブルを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。

4-3.名義貸しに当たらないか注意する

「名義貸し」とは、在籍していない会社に対して、「宅建士」として自分の名義のみを貸すことをいいます。不動産会社には、従業員数に応じた「宅建士の設置義務」が定められているため、宅建士が不足している会社から、「宅建士の名義だけを貸して欲しい」といった依頼が来るケースがあるのです。

しかし、これは絶対に断りましょう。宅建士の名義貸しは、宅建業法に違反しており、明確な違法行為です。宅建士の免許が取り消されるだけでなく、最悪の場合「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金」に科せられてしまいます。
(宅建業法13条1項、宅建業法79条3号)

4-4.収入が20万円を超えると確定申告が必要

副業による収入が年間20万円を超える場合には、確定申告が必要になります。

会社員の場合、自分で確定申告を行った経験が無い場合も多いため、手続きに戸惑うかもしれません。ただし、税務署では無料相談なども実施されています。電話等で質問もできるため、あまり心配する必要はありません。

5.【Q&A】宅建士の副業について知りたい3つの質問

5-1.Q,在宅(リモートワーク)で働くことはできる?

A.宅建士の副業の多くは、在宅で働くことができます。

特にライターなどの副業では、場所を選ばずに仕事ができるでしょう。自宅で働くことはもちろん、気分転換にカフェなどで作業をするのも良いかもしれません。

また、週末宅建士として、宅建士の独占業務を引き受ける場合も、在宅OKの求人が増えています。法改正によって、「重要事項説明」がオンラインで行えるようになったため、フルリモートで働ける環境が整いつつあるのです。

5-2.Q,土日のみ・週1だけといった働き方はできる?

A.宅建士の副業の多くは、空いた時間を活用して、自分のタイミングで働くことができます。本業が忙しい時期は少なめに、それ以外の時期は多めに働くといった調整も可能です。

また、アルバイトや業務委託として不動産会社で働く場合も、「休日のみも歓迎」となっていることが多いです。ライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で働けるのも、宅建士の副業の魅力だといえます。

5-3.Q,未経験でも働ける?

A.未経験者の可否は、仕事の内容によって異なります。

ただし、本文で紹介した4つの副業であれば、どれも未経験から始めることができるでしょう。例えば、ライターやYouTubeであれば、宅建士の知識を活かしながら、徐々にスキルを磨いていくことができます。宅建士試験の講師も、自身の合格経験を活かすことで、実務未経験でも挑戦できる仕事です。

6.宅建士の副業に関するQ&Aまとめ

Q1.宅建士資格は副業で活かせますか? 

A.はい、宅建士の資格は副業やアルバイトでも収入を得るために活かすことができます。不動産取引の専門知識を持つ宅建士は、副業市場でも高く評価されています。

Q2.宅建士におすすめの副業は何ですか? 

A.宅建士におすすめの副業は多岐にわたりますが、特に「独占業務の代行(パートタイム宅建士)」、「WEBライター」、「宅建士試験の講師」、「YouTube」の4つがおすすめです。

Q3.宅建士の副業は在宅(リモートワーク)で働けますか? 

A.はい、宅建士の副業の多くは在宅で働くことができます。特にWEBライターのような仕事は場所を選ばず、また法改正により「重要事項説明」がオンラインで行えるようになったため、独占業務の代行でもフルリモートの求人が増えています。

Q4.宅建士の副業は土日のみや週1でも可能ですか? 

A.はい、宅建士の副業の多くは、空いた時間を活用して自分のタイミングで働くことが可能です。「週末宅建士」として土日のみ働くことや、「休日のみも歓迎」のアルバイト・業務委託求人も多く、ライフスタイルに合わせて調整しやすいのが魅力です。

Q5.宅建士の副業は実務未経験でも始められますか? 

A.はい、本文で紹介された4つの副業(独占業務の代行、WEBライター、宅建士試験の講師、YouTube)は、どれも未経験から始めることができます。特に宅建士試験の講師は、自身の合格経験を活かして挑戦可能です。

Q6.宅建士資格を活かせる副業の求人はどうやって見つけられますか? 

A.副業の求人を見つけるには、「求人情報サイト」、「クラウドソーシングサイト」、「SNS」の活用が有効です。これらの方法を併用し、自身のスキルや条件に合った仕事を探すことが大切です。

Q7.宅建士として副業を始める前に必要な手続きは何ですか? 

A.宅建士として仕事を行う場合、都道府県知事に資格登録を行い、宅建士証の交付を受けることが必須です。宅建士試験に合格しただけでは、宅建士を名乗ることはできません。

Q8.宅建士の「名義貸し」はできますか? 

A.いいえ、「名義貸し」は宅建業法に違反する明確な違法行為であり、絶対に断るべきです。名義貸しを行うと、宅建士の免許取り消しや「3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金」に科せられる可能性があります。

Q9.宅建士の副業で確定申告が必要になるのはどのような場合ですか? 

A.副業による収入が年間20万円を超える場合には、確定申告が必要になります。税務署での無料相談なども利用できます。

Q10.宅建士が副業で働く際の主な注意点は何ですか? 

A: 宅建士が副業で働く際の主な注意点は、「宅建士として登録してから働くこと」、「本業が副業禁止でないか確認すること」、「名義貸しに当たらないか注意すること」、そして「収入が20万円を超えた場合の確定申告が必要なこと」です。

不動産取引のスペシャリスト「宅建士」は、「副業市場」でも需要がある資格です。

宅建士資格を活かし、自分のライフスタイルに合わせた副業を見つけることができれば、安定した副業収入を得ることができるでしょう。

宅建士になりたいという強い想いがある方は、ぜひ法律資格専門指導校である伊藤塾をご活用ください。

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伊藤塾 宅建士試験科

著者:伊藤塾 宅建士試験科

伊藤塾宅建士試験科が運営する当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、宅建士試験に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。