
司法書士は20代・若手こそおすすめ!圧倒的に不足する今がチャンス
キャリア
2025年10月02日


「司法書士は、社会人経験が長い大人が受ける資格」
こんなイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし、司法書士は20代・若手と呼ばれる年齢の方々にこそ挑戦して欲しい資格です。
なぜなら、20代・若手の人たちにとって、今の司法書士は千載一遇のチャンスだからです。
まずは、次のデータをご覧ください。

20代・若手司法書士の数は想像以上に少なく、20代〜30代を合わせても全体の14%しかいないのです。
一方で、20代の司法書士に対するニーズは高く、若手に相談したいというクライアントはたくさんいます。
さらに司法書士は専門職なので、年齢に関わらず活躍しやすい環境が整っています。
つまり、若手の司法書士が不足している今こそ、20代にとって絶好の受験チャンスなのです。
そこで、本記事では次の点を取り上げました。
・20代の若手にこそ司法書士がおすすめな理由
・司法書士試験に20代で合格した人の体験談
・20代で合格した若手司法書士のキャリア
司法書士に興味がある方は、是非ご一読ください。
【目次】
1.今が大チャンス!20代・若手の司法書士が不足しています!
20代が司法書士を目指すなら今がチャンスです。
2023年の司法書士白書によれば、全ての司法書士のうち、20代の割合はわずか0.9%に過ぎません。30代を足しても14%に満たず、若手の司法書士が圧倒的に不足しているのです。
一方で、20代〜30代の若手司法書士は、多くのクライアントから強く求められています。
その理由として聞こえてくるのは、次のような意見です。
・自分より年上だと敷居が高く感じられる
・若い司法書士の方が相談しやすい
・分かりやすく説明してくれるイメージがある
・最新の法律やIT・デジタルなどのトレンドも踏まえて相談できる
・柔軟に対応してもらえる
最近は、20代・30代で起業する人が増えているため、同年代の方が話しやすいと感じる経営者も多いようです。
年齢層が高めの司法書士業界で、20代・若手であることは、それだけで競合との差別化になります。今こそ大きなチャンスが広がっているのです。
2.20代の若手にこそ司法書士がオススメな5つの理由
司法書士が、20代の若手にこそオススメな理由は希少価値だけではありません。
他にも様々な理由があります。
・若手でも高年収を目指せる(平均年収は1000万超え)
・就職先に困らなくなる
・将来性が高い
・独立開業して自由に働ける
・専門職なので若手でも関係なく活躍できる
それぞれ見ていきましょう。
2-1.高年収を目指せる|平均年収は1000万超え
司法書士は、年齢に関係なく高年収を目指せる職業です。
厚生労働省の職業情報提供サイトによれば、司法書士の平均年収は1121万円です。
(出典:職業情報提供サイト「jobtag」司法書士|厚生労働省)
平均年収は1000万円を大幅に超えており、他の仕事と比較してもかなりの高水準にあります。
もちろん、この中には独立開業して軌道に乗った人も含まれています。
企業に勤務する場合はこれより低くなるでしょう。しかし、それでもサラリーマンの平均以上の収入は得られるケースが多いです。
※司法書士の年収は、次の記事で詳しく解説しています。
2-2.就職先に困らなくなる
司法書士になれば、就職先に困ることはまずありません。
司法書士の仕事は、不動産登記や商業登記、相続、成年後見など、社会に必要不可欠なものばかりで、常に一定の求人数があるからです。
一方で司法書士の数は、他の士業と比べても格段に少なく、弁護士や行政書士の半分程度しかいません。
【2024年時点の登録者数】
司法書士 | 弁護士 | 行政書士 | |
人数 | 22,907人 | 45,727人 | 52,770人 |
毎年の合格者もわずか600人程度しかおらず、売り手市場の状況が続いています。
「合格したのに就職先が見つからない」といった声を聞くことはほぼありません。
将来的に職に困らないのは、20代にとって大きな安心材料となるはずです。
※司法書士の就職については、次の記事で詳しく解説しています。
2-3.将来性が高い|AIに代替されるリスクが低い
司法書士は、将来性も抜群に高い仕事です。
相続や成年後見など、社会の高齢化に伴って、司法書士の扱う仕事は増え続けています。
一部では、AIに仕事を奪われると思っている人もいるようですが、その心配もありません。なぜなら、司法書士の仕事は人と人とのコミュニケーションが不可欠だからです。AIだけでは対応できません。
むしろAIを活用することで、簡単な書類作成はAIに任せて、司法書士はより高度な業務に集中できるようになるでしょう。
つまりAIは、司法書士の仕事を代替する存在ではなく、業務の幅を広げるための武器なのです。20代のうちからAIを活用して仕事を行っておけば、AIが苦手な司法書士との差別化にもつながります。
※AI時代の司法書士の将来性は、次の記事で詳しく解説しています。
2-4.独立開業して自由に働ける
司法書士は、独立開業がしやすい仕事です。
在庫を持つ必要がなく、大掛かりな設備も不要なため、開業費用が比較的安く抑えられるからです。
自宅で開業する場合は、数十万円程度の初期費用で開業できる場合もあります。
まとまった開業費を貯めるのが難しい20代にとって、これは大きなメリットです。
加えて、司法書士は合格率わずか5%の難関資格です。ハードルが高いため、参入者が限られており、他の業界ほどの過当競争にもなりにくいです。
廃業のリスクが低く、一度軌道に乗れば、安定した経営が期待できるでしょう。
リスクが低い一方で、独立開業して得られるリターンは大きいです。
・年収が大幅にアップする
・自分で仕事を選べるようになる
・場所や時間に左右されず、自由に働ける
・自分の裁量で仕事を進められる など
就職を修行期間と割り切って、最初から独立開業を見据えて司法書士になる人も珍しくはありません。
自由な働き方を望む20代にこそ、司法書士はうってつけの仕事だと言えるでしょう。
※司法書士の独立開業は、次の記事で詳しく解説しています。
2-5.専門職なので若手でも活躍できる
司法書士は、年齢に関係なく活躍できる専門職です。
「司法書士試験」合格者の平均年齢は41歳。つまり、40代の司法書士でも、20代の司法書士でも、司法書士としてのキャリアは変わらないケースが多いのです。
一方で、合格者は皆同じ難関試験をクリアしています。
そのため、知識のレベルに大きな差はありません。それどころか、合格したての若手の方が、最新の法律改正に詳しいことも多く、ベテランから意見を求められることもあります。
つまり司法書士の世界では、社会人1年目から即戦力として通用するのです。
もちろん経験を重ねることは大切ですが、若くても専門性の高さを身に付けることで、一目置かれる存在になれるのです。
年齢に縛られず、実力を存分に発揮できることは、司法書士という専門職の醍醐味でしょう。若手のうちから、ベテランに負けずに活躍したい人にとって、司法書士は非常に魅力的な仕事です。
3.実際どうなの?20代で司法書士試験に挑戦した合格者の声
「20代で司法書士を目指す」と聞くと、ハードルの高さを感じる人も多いのではないでしょうか?
確かに簡単な道のりではありません。しかし、チャレンジする価値は十分にあるはずです。
ここでは、将来への不安や、現状を変えたいという強い思いから、20代で司法書士試験に挑戦した人の体験談を紹介します。
合格者の生の声から、若手で司法書士を目指す面白さと難しさ、そしてその先に待つ未来の可能性を感じ取っていただければと思います。
3-1.時間に余裕のある大学時代に一生の資格を!女子大生の体験談
最初に紹介するのは、伊藤塾受講生の大槻涼さんです。
大槻さんは、大学在学中に司法書士試験に挑戦して、見事合格されました。
「やらなきゃモッタイナイ!時間に余裕のある大学在学中に一生つかえる資格がとれたよ」
3-1-1.司法書士を目指そうと思った理由を教えてください
私が司法書士を目指そうと思ったのは、大学1回生の終わり頃です。
ちょうど就職活動に悩んでいて、将来どのような働き方をしたいのかを考えていました。
その時に私が思ったのが、次の2つのことでした。
・勤務地は自分で選びたい!
・何か失敗して仕事を辞めることになったとしても、自分でやり直せる環境を作りたい
そこで、資格を取得するのが良いと思って色々と探していたところ、司法書士を見つけました。
調べていくと、受験資格がなくて、最短で1年で合格できることを知って、在学中に合格できるかもと思って受験することを決めました。
3-1-2.大学在学中に受験して良かったなと思う点はありますか?
勉強できる時間が、社会人の方と比べて全く違うことです。
社会人の方は、仕事で疲れた後に勉強をされていたのですが、私はゆとりを持って勉強できたと思います。
大学生ってすごく時間があるんですが、ボーっとしていたらすぐに過ぎちゃいます。
私は、その時間を一生使える資格の取得に使うことができて、すごく有意義な大学生活を過ごせたなと思います。
3-1-3.最後にメッセージをお願いします!
私は、正直合格してからやっと司法書士がどのような仕事か分かり始めてきました。
知れば知るほど、身近な人を助けることができる素晴らしい資格だと感じます。
司法書士試験は、勉強すれば必ず成果が出る試験なので頑張ってください!
3-2.一生使える強力な資格が欲しい!20代女性の体験談
2人目に紹介するのは、伊藤塾受講生の石井美優さんです。
石井さんは、女性として一生使える強力な資格が欲しいと考えて司法書士試験に挑戦し、見事合格されました。
3-2-1.司法書士を目指した理由を教えてください。
女性として、一生かけて突き詰めていける強力な資格が欲しかったからです。
個人的な意見ですが、女性は出産で一時的に仕事を休んだりなど、男性と比べると1つの仕事をずっと続けていくのが難しいと感じています。
その中で、自分の仕事として誇りを持って続けていける職業を手に入れるために、司法書士に挑戦しようと考えました。
3-2-2.資格は色々ありますが、なぜ司法書士だったのですか?
登記業務などの安定した仕事で一定の収入を確保しつつ、後見業務や簡裁代理業務など、一歩踏み込んだ仕事もできる点に魅力を感じました。
大学で法律を学んでいて、法律の勉強が楽しいと感じていたことも理由です。
3-2-3.勉強中の方へメッセージをお願いします!
私は、現在司法書士事務所で補助者として働いています。
その中で感じるのが、思った以上に試験勉強が実務に直結しているということです。
努力して身につけた知識が、お客様のために活かせていると実感できて、本当に司法書士の勉強をして良かったなと思っています。
みなさんが思っている以上に司法書士ができる仕事は多いので、前向きに粘り強く頑張ってください!
4.20代で合格した若手司法書士はどんなキャリアを歩んでいる?
20代で司法書士試験に合格したら、その後はどんなキャリアが待っているのでしょうか。伊藤塾で勉強し、見事20代で合格した方々の現在を紹介します。
※こちらもご覧ください。
伊藤塾出身 三井由利 先生
(司法書士法人勤務)
大学卒業後すぐに司法書士業界へ飛び込み早9年。
現在も、司法書士法人の社員として勤務していますが、環境に恵まれ、営業・受託から終了まで、自由に仕事をさせてもらっています。 9年の間にたくさんの仲間もできました。仲間から刺激を受けることが、自分の仕事の姿勢にも影響していると思います。 これから増える後輩にも熱い志を持ってもらいたいし、司法書士として一緒に生きていきたいと思っています。
伊藤塾出身 稲田勇也 先生
(あべの司法書士事務所代表)
大学卒業後、司法書士事務所で数年間勤務して、伊藤塾の仲間と一緒に独立しました。 独立して数年。まだまだ小さな取引ですが、銀行など金融機関の方からもご相談をいただいています。 金融機関の方から、「弁護士にも不可能だといわれていた案件でした。相談してみてよかったです。」と言われたことが、大変印象に残っています。 司法書士の仕事は非常に面白いです。 不動産登記、商業登記業務に加えて、様々な案件を担当することができますし、業務を遂行していく中で、たくさんの方々と関わることもできます。 是非皆さんにチャレンジしていただきたいです。
司法書士試験合格後のキャリアは、実に様々です。
・司法書士法人に勤務して、たくさんの仲間から刺激を受けながら成長する人
・20代で独立開業して、活躍の場を広げていく若手司法書士 など
合格者に共通して言えるのは、皆さん司法書士資格を最大限に活用して、自分の人生を突き進んでいることです。
20代で合格し、若くして司法書士としてのキャリアをスタートさせたことが、結果的に人生の選択肢を大きく広げています。
5.こんな20代・若手にこそオススメ!司法書士に向いている人の特徴
司法書士は、どんな人に向いているのでしょうか。
司法書士が向いている20代・若手の特徴を紹介します。
・一生使えるスキルが欲しい人
・学歴、職歴コンプレックスを抱える人
それぞれ見ていきましょう。
5-1.一生使えるスキルを身につけたい人
時代の変化に負けない、一生使える専門スキルを身につけたい人にとって、司法書士はぴったりの仕事です。
技術の進歩によって「自分のスキルが将来役に立たなくなるのでは?」と不安を感じる20代は少なくありません。
しかし、司法書士の学ぶ法律知識は、一度身につければ生涯にわたって使える普遍的なスキルです。登記、相続、成年後見など、法律は、社会が変化しても人々の生活に深く関わり続けるからです。
司法書士試験で身に付ける専門スキルは、激動の時代を生き抜く20代の強い味方になるでしょう。AIにはできない、人間ならではの専門性を武器にすることで、長期的なキャリアを築いていくことができます。
5-2.学歴・職歴コンプレックスがある人
学歴や職歴にコンプレックスを抱えている人に、司法書士はおすすめです。
「一流の大学」を出ていないと、または「一流企業」で働いていないと、自分の価値に自信が持てない…そんな風に感じている20代は多いです。
しかし、司法書士の世界では、学歴も職歴も関係ありません。試験に受験資格はなく、学歴や職歴も合否に全く影響しないからです。
一流大学出身でなくても、現在のキャリアに不安を感じていても、努力次第で誰にでもチャンスがあるのです。中には、事業に失敗したどん底状態から司法書士試験に挑戦して、人生の新たなスタートを切った受講生もいます。
過去にとらわれず、新しい自分になりたい人にとって、司法書士はぴったりの資格だと言えるでしょう。
※こちらの記事もご覧ください。
6.若手の司法書士を目指そう!20代の挑戦を伊藤塾が全力でサポートします!
20代から司法書士試験に挑戦するなら、法律資格専門の指導校である伊藤塾にお任せください。
私たちが、伊藤塾を強くおすすめする理由は次の3つです。
・合格者の60%が利用している圧倒的な合格実績がある
・経験豊富なプロ講師(全員が合格者)が揃っている
・スキマ時間を活用して、どこでも勉強できる
それぞれの理由について、さらに詳しく説明していきます。
6-1.合格者の60%が伊藤塾を利用|圧倒的な合格実績がある
当校は、法律資格専門の指導校として、圧倒的な合格実績を誇っています。
・2023年度「司法書士試験」最終合格者695名のうち、419名(60%)が伊藤塾の有料講座を利用
・大学在学中、フルタイムで働きながら、60歳を超えてからなど、受講生の状況に関わらず多数の合格者を輩出
私たちが高い合格実績を維持できているのは、確固たる指導スタンスがあるからです。
過去の膨大な合格者データから弾き出されたノウハウと、徹底的にこだわったカリキュラム、効果的に指導するプロ講師陣の力で、あなたを最短距離で合格へと導きます。
6-2.講師は全員合格者|経験豊富なプロの講師陣
当校の講師陣は、全員が司法書士試験の合格者です。
豊富な受験指導の経験を持っており、合格者からも感謝の声を多数頂いています。
「私は高橋講師にカウンセリングをしていただいてから、本当に成績が伸びました。」 「独学で進んできた私に、山村講師の講義は「へぇ~」「なるほどー」「そう読むんだ」など、驚きの連続でした。」 「関講師の絶妙な語り口についつい惹かれて受講した「思考力」完成講座がとにかく強烈でした。」 「最初に講義を選ぶとき、直感で宇津木講師の講座を選択してよかったと心から思っています。」 「高橋講師の完璧な講義には毎回脱帽していました。多分すごく下準備をされているんだと思います。」 「どの講師の方からも司法書士試験に対する熱意を感じました。そして受講者全員を合格させたいという思いで講義をしていたと思いました。」 「とにかく講師の方々の教え方が素晴らしいと思いました。」
実績豊富な講師陣が、合格に必要なレベルまであなたを徹底指導します。
6-3.どこでも学習できる|スキマ時間を活用した受講形態
当校は、スキマ時間を活用して、どこでも学習できるWEB(通信)の受講スタイルを採用しています。
20代の受験生が最も感じやすい悩みの1つが「仕事との両立」です。
仕事もプライベートも忙しい20代にとって、勉強を継続していくこと自体を難しいと感じるケースは少なくありません。
そこで、当校では時間・場所を選ばずどこでも受講できるフレキシブルな受講形態を用意しています。
隙間時間を有効活用できるため、ライフスタイルを変えることなく、合格まで継続して学習できます。
7.まとめ
最後に、今回の記事のポイントを整理します。
◉ 司法書士は、20代にも非常にオススメの仕事
◉ 平均年収は1000万超え
◉ 就職先に困ることはまずない
◉ 将来性が高く、AIにも代替されづらい
◉ 独立開業もできる
◉ 若手でも、ベテランに負けずに活躍できる
20代の方々にとって、今は司法書士を目指す絶好のチャンスです。
是非、将来のために一歩を踏み出してみてください。
その挑戦が、あなたの人生を変える大きな転機になるかもしれません。
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