社会人の司法試験は無謀ではない 予備試験を働きながら合格した7人の勉強スケジュール

司法試験

「社会人が働きながら司法試験を目指すなんて、さすがに無謀では?」
「仕事・子育て・家事をこなしながら、本当に合格できるのだろうか」
「30代・40代から始めても、もう遅いのではないか」

こうした不安を抱えているあなたへ。答えを先にお伝えします。無謀ではありません。

本記事では、国家公務員・マスコミ会社員・焼き鳥職人・医師など、職業も年齢も異なる伊藤塾の社会人合格者7人の証言をもとに、「働きながらどう時間を作り、どう合格を勝ち取ったか」を具体的に解説します。週20時間の勉強スケジュール、朝型切り替えの方法、長期間モチベーションを維持する心理戦略まで、すべ合格者自身の言葉から導き出した実録です。

【この記事のポイント】

● 社会人の司法試験挑戦は無謀ではありません。
 30代の国家公務員から51歳の焼き鳥職人まで、7人が働きながら合格しています。
社会人の最適ルートは「予備試験」一択。
 通学・休職不要で、収入を維持しながら受験資格を取得できます。
● 週20時間が現実的な学習量の目安です。
 通勤・昼休みの活用と朝型切り替えが合格の鍵です。

【目次】

1. 社会人の司法試験合格は無謀ではない

「司法試験 社会人」で検索している方、「予備試験 社会人」で合格実績を調べている方、「社会人が働きながら司法試験に合格するなど、無謀に決まっている」と思っていませんか。

実際は、無謀ではありません。

もちろん、楽な道ではありません。仕事終わりの疲れ、限られた可処分時間、長期間にわたるモチベーション管理など社会人受験生が直面する壁は確かに存在します。しかし、その壁を越えた合格者が毎年、伊藤塾から輩出されています。

社会人が「無謀」と感じてしまう主な理由は以下の3つです。

よくある不安事実
時間が足りない週20時間(平日3時間+休日4〜5時間)の確保で
合格した実例あり。通勤・昼休みの活用が鍵。
年齢的に記憶力が落ちた30代以降の合格者多数。「理解による定着」に切り
替えることで学習効率は補える。
試験が難しすぎる予備試験合格者の司法試験合格率は90.68%
(2025年度)。正しい方法論で準備すれば突破できる。

出典:法務省「令和7年司法試験の結果について」

以下では、実際に司法試験・予備試験を働きながら突破した30代・40代・50代の合格者たちのエピソードを紹介します。一人一人のリアルな言葉から、「自分にも合格できるかもしれない」という確信を得ていただければと思います。

「司法試験 働きながら合格したい」「予備試験 社会人として挑戦したい」そんな疑問に、次の章で実名の合格者データをもとに答えていきます。

2. 30代合格者の実例(司法試験・予備試験を働きながら突破)

「司法試験 社会人」「予備試験 社会人」で検索する30代の多くは、仕事の責任が重くなり家庭も動き始める時期に、これまでのキャリアとは異なる挑戦を模索しています。「今さら司法試験なんて」と思ってしまう気持ちは理解できます。しかし、30代だからこそ持てる「目的意識」と「社会経験」が、合格の原動力になります。

2-1. 大木さん(国家公務員・33歳で学習開始→2025年度司法試験合格)

大木さんは33歳のとき、2人目のお子さんがお腹にいる状況で学習を開始しました。決断の背景には明確な危機感がありました。

合格者の声 大木さん

「33歳という年齢を迎えて、何か大きな挑戦をするなら今後できなくはないけどどんどん難しくなってくるだろうなと思いました」仕事後の疲れで最初は夜型学習を試みましたが、効率の悪さを感じて朝型に転換。
「朝勉強すると、出勤前の勉強は効率が全然違うなと感じましたし、社会人の方と話してみても朝型の勉強をしている人はすごく多いなと思いますね」 
出典:伊藤塾「司法試験合格者に聞く 大木さん」(対談企画)

2017年に学習開始し、予備試験最終合格(2025年2月)、司法試験合格(2025年11月)という約8年の歩みです。予備試験の論文試験では「1年目は記念受験、2年目は一番勉強したが不合格、3年目に理解重視に切り替えて合格」という試行錯誤も経ています。長期戦を覚悟しながらも諦めずに戦略を修正し続けた点が、合格を手繰り寄せた要因です。

2-2. C.Sさん(会社員・30代・非法学部・学習開始1年余りで予備試験論文合格)

C.Sさんは30代のフルタイム会社員であり、法学部の出身でもありません。社会人として約10年働く中で「法曹の仕事に強い魅力を感じ」、予備試験に挑戦しました。

合格者の声 C.Sさん

「非法学部卒で全く法律の知識がないという『真正の』初学者で、さらに30代でフルタイム勤務の社会人というハンデもある私が、学習開始から1年余りという短期間で臨んだ予備試験論文式試験に合格できたことに非常に驚いています」
短い隙間時間で行う勉強(短答演習・論証確認)と、まとまった時間が必要な勉強(論文起案)を意識的に分類し、手持ち時間に効率的にはめ込む戦術を実践しました。支えになったのは、呉明植講師の言葉です。「やる気のあるときも無いときも、淡々とやる」この「継続の哲学」が、仕事の疲れがある日でも学習を途切れさせなかった基盤です。
出典:伊藤塾「2025年度予備試験合格者の声 C.Sさん」

2-3. Y.Uさん(会社員・若手から中堅への転換期に志望→2024年度司法試験合格)

Y.Uさんは「若手から中堅に差し掛かるころ」に弁護士と仕事で関わる機会が増えたことを契機に、司法試験を志望しました。地方勤務から本社勤務への異動で自由時間が増えたタイミングでもあり、「空いた時間を使って挑戦しよう」と決断。

Y.Uさんが実践した学習管理の核心は「勉強の細分化」です。

合格者の声 Y.Uさん

「隙間時間の活用を心がけました。その前提として、暗記のような隙間時間でできる勉強と、答案の起案のような隙間時間にはできない勉強が、それぞれどの程度必要なのか、中長期的に把握するようにしました」
出典:伊藤塾「2024年度司法試験合格者の声 Y.Uさん」

「なんとなく勉強する」ではなく、自分の時間資源を棚卸しして戦略的に配分する、これは社会人として培われたビジネス的思考が、受験勉強に転用された好例です。

3. 40代・50代合格者の実例「予備試験 社会人」に年齢の壁はない

「40代からでは遅い」という思い込みは、現実によって覆されています。ここで紹介する合格者たちは、40代・50代という年齢を言い訳にせず、自分なりの戦略を見つけて合格を勝ち取りました。

3-1. A.Sさん(国家公務員・週20時間の学習で予備試験突破→2025年度司法試験合格)

A.Sさんは国家公務員として、立法過程に直接関わる部署に異動したことをきっかけに、「法律を一から勉強してみたい」と司法試験の受験を思い立ちました。

多忙な公務員として確保できた学習時間は、週20時間程度。しかし、その限られた時間の使い方に工夫がありました。

合格者の声 A.Sさん

「1週間に取れる勉強時間は20時間程度でしたが、行き帰りの電車(往復1時間弱)では、必ず論証カードを回していたため、全く勉強しない日はほとんどなかったです。毎日回した論証カードがベースとなり知識が安定し、論文でも大崩れしにくくなりました」
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 A.Sさん」

恒常的に残業が多く、精神的プレッシャーの大きい職場環境ながら、予備試験合格まで4年。そして翌年、司法試験に合格しました。

注目すべきは時間の逆算です。A.Sさんは「4年で予備試験に合格したが、法科大学院ルートで大学入学から合格するよりも早い」と総括しています。社会人には予備試験ルートこそが最効率の選択である、という具体的な証左です。

3-2. A.Gさん(会社員・マスコミ系営業職→2025年度司法試験合格)

A.Gさんはマスコミ系の会社で営業職として勤務しながら、司法試験の学習を続けました。その動機は明快でした。

合格者の声 A.Gさん

「会社員、組織の一員として働くことに対する、不安や物足りなさを感じ、自分の力で仕事ができるライセンスを取得して、仕事がしたいと思うようになりました」
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 A.Gさん」

A.Gさんが語る「仕事と学習の両立」は、一般的な「息抜き論」とは異なる正直なものです。仕事の大変さが自己肯定感を揺るがす時期でも、司法試験の学習が精神的な支えになったと言います。「父親としては不合格でも、できることをやる」という姿勢は、子育てをしながら試験を受け続けた現実的な覚悟の表れです。

3-3. 杉原英一さん(51歳・焼き鳥職人18年・8回受験→2024年度司法試験合格)

本記事で最も劇的な事例が、2024年度に51歳で司法試験に合格した杉原英一さんです。

杉原さんは名古屋の焼き鳥店「住鳥金星」で18年間焼き鳥を焼きながら、2016年に伊藤塾入門講座を受講開始。予備試験・司法試験合わせて8年・8回の受験を経て合格しました。3人の娘を育てながら、立ち仕事の疲れの中で学習を積み重ねた道のりです。

合格者の声 杉原さん

「包丁の柄にもコピーしたやつを巻いて、仕込みしながら勉強したぐらいで。本当に隙間時間を見つけようというのに死に物狂いになりましたね」「子育てと家事と仕事の中に勉強を『共存させてもらう』という感覚に切り替えました」
出典:伊藤塾「司法試験合格者に聞く 杉原英一さん」(対談企画)

複数回の不合格を経験しても立ち上がれた理由を、杉原さんは「人のつながり」に求めます。不合格の翌年、答案を見てくれた弁護士の先生方と出会い、妻が黙って支え続けてくれていることに気づいたとき、「これはもう1回やるしかない」と決意を新たにしました。

そして杉原さんが独自に辿り着いた時間管理の哲学が印象的です。

「時間を確保する」という発想をやめ、日常生活と学習を共存させる。この視点の転換が、過酷な労働環境でも学習を継続させた精神的な鍵でした。

51歳の合格は、「何歳からでも遅すぎない」という最も雄弁な証拠です。

4. 社会人受験生が直面する3大壁と突破法

社会人受験生が共通して直面する障壁は3つです。合格者たちはそれぞれ独自の方法でこの壁を突破しています。

3大壁合格者の突破策具体的な実践例
①仕事後の疲れで
勉強できない
朝型学習への切り替え大木さん: 朝型に転換し効率向上を実感
②まとまった時間が
作れない
勉強の「細分化」と
時間の棚卸し
Y.Uさん:隙間時間向き/まとまった時間向き
の学習に分類
A.Sさん:通勤往復60分を論証カードに充当
③長期間のモチベー
ション維持
「共存」の発想と
人のつながり
杉原さん:時間を「確保」せず「共存」へ
支えてくれる人の存在を合格の原動力に

また、「無理をしない量の設定」も重要な突破法です。シングルマザーとして子育てをしながら2025年度司法試験に合格した鈴木さんは、最初から「1日1講義、論文は1日1問」は必ず最後までやり遂げるというルールを自分に課しました。

合格者の声 鈴木さん

「子育てか仕事か勉強に悪影響が及んでしまうことを心配していたので、無理をせずゆっくり時間をかけてでも最後までやり遂げると決めて、時間をかけて全ての範囲を網羅しました」
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 鈴木さん」

「できる範囲から始めて継続する」この原則は、社会人受験生全員に共通する合格への第一歩です。

5. 合格者が語る「時間の使い方」

社会人受験生にとって最大の課題は時間の確保です。合格者自身の言葉から、実際にどう時間を作ったかを見ていきます。

5-1. 朝型への切り替え(大木さん)

大木さんは当初夜型で学習していましたが、仕事終わりの疲れによる非効率を感じ、出勤前の時間帯にシフトしました。

合格者の声 大木さん

「私も最初は夜型だったんですけど、やっぱり疲れがあるな、眠いなというところがあったので、徐々に朝型の勉強に切り替わっていきました。やはり朝勉強すると、出勤前の勉強は効率が全然違うなと感じましたし、社会人の方と話してみても朝型の勉強をしている人はすごく多いなと思いますね」 
出典:伊藤塾「司法試験合格者に聞く 大木さん」(対談企画)

また、伊藤塾の講義はスマートフォンで倍速再生・場所を問わず受講できる点も、社会人の学習継続を支えました。

「場所を選ばずスマートフォンで勉強することもできましたので、ボリューム自体は社会人でも問題なく受け切ることができたかなと思います」 
出典:伊藤塾「司法試験合格者に聞く 大木さん」(対談企画)

5-2. 通勤時間の徹底活用(A.Sさん)

A.Sさんは残業の多い職場環境の中で、通勤電車の往復時間を学習の核心に据えました。

合格者の声 A.Sさん

「1週間に取れる勉強時間は20時間程度でしたが、行き帰りの電車(往復1時間弱)では、必ず論証カードを回していたため、全く勉強しない日はほとんどなかったです。毎日回した論証カードがベースとなり知識が安定し、論文でも大崩れしにくくなりました」 
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 A.Sさん」

5-3. 無理をしない量の設定(鈴木さん)

シングルマザーとして子育てをしながら合格した鈴木桂子さんは、最初から「1日1講義、論文は1日1問」というルールを自分に課しました。

合格者の声 鈴木さん

「子育てか仕事か勉強に悪影響が及んでしまうことを心配していたので、無理をせずゆっくり時間をかけてでも最後までやり遂げると決めて、時間をかけて全ての範囲を網羅しました」
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 鈴木さん」

「完璧な環境を整えてから始める」ではなく、「今の生活の中に学習を共存させる」

この発想の転換が、社会人受験生共通の突破口です。

※司法試験の勉強時間ついて詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

6. 社会人に予備試験ルートが最適な理由

社会人が司法試験を目指す場合、ルートの選択は実質的に「予備試験ルート一択」です。その理由を整理します。

比較項目予備試験ルート法科大学院ルート
費用目安約100〜150万円(予備校
費用のみ)
約300〜600万円(学費+予備校費用)
通学の必要性なし。フルオンライン
で完結
あり。2〜3年間の通学が原則
学習ペース自分の仕事スケジュール
に合わせて調整可能
法科大学院のカリキュラム・期末試験
に縛られる
収入の継続仕事を続けながら受験
可能
基本的に休職または退職が必要
就職へのインパクト社会人経験が弁護士就活
でアドバンテージに
社会人経験のブランクがある場合も

公務員として合格した佐野さんは、就職活動を終えてこう振り返っています。

合格者の声 佐野さん

学生の方と同じスタートラインに立って就活をしなければならないので、就活を開始した当初はかなり不安がありました。但し、働きながら予備試験に合格したことはかなり大きなアドバンテージになりました。また公務員として培った経験は、弁護士としてのキャリアを彩るものとしてアピールすることにも繋がりました。
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 佐野さん」

社会人として培った対人能力・経験・責任感は、弁護士就活においてむしろ強みになります。「社会人受験生は不利」という通説は、現実には当てはまらないのです。

また、Y.Iさん(2024年度司法試験合格・62〜63歳で受験再開)は次のように述べています。

合格者の声 Y.Iさん

「法律の勉強をすることによって、会社での抽象度の高い重要事項に関する判断力が格段に向上したと思っています。仮に司法試験を果たすことができなくても、法律の勉強をこつこつ行うことは意義のあることだと思っています」
出典:伊藤塾「2024年度司法試験合格者の声 Y.Iさん」

※司法試験の勉強時間ついて詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

7. 予備試験・司法試験 社会人受験の「現実」

「予備試験 社会人 現実」という検索をされている方の多くは、「本当に合格できるのか」「どれほど険しいのか」という正直な答えを求めているのではないでしょうか。。「予備試験 働きながら」で合格した実例と数字を正直に提示します。

7-1. 社会人受験生が直面するリアルな数字

項目現実的な数値・目安
予備試験合格に必要な
勉強時間
3,000〜5,000時間(個人差あり)
社会人が週に確保できる
学習時間の目安
週15〜25時間(通勤活用含む)
社会人受験生の予備試験
合格までの期間
3〜6年が現実的(1年合格の事例も存在)
予備試験合格者の
司法試験合格率
90.68%(2025年度・法務省データ)
合格後に社会人経験が
就活に活きるか
佐野さん(公務員)の事例では「アドバンテージになった」

出典:法務省「令和7年司法試験の結果について」

7-2. 働きながら予備試験を目指すのは難しいが不可能ではない

率直に言えば、社会人が司法試験・予備試験を働きながら突破することは「簡単ではない」。しかし「不可能ではない」というのが現実の答えです。

本記事の合格者たちが示す事実を整理すると:

まず、C.Sさん(30代・会社員・非法学部)のように学習開始1年余りで予備試験論文合格を果たしたケースがある一方で、大木さんや杉原さんのように約8年かけた事例もあります。「平均的な社会人受験生」の合格年数は3〜5年であり、これを「長い」と見るか「投資に値する」と見るかは、弁護士という資格の価値をどう評価するかによります。

また、予備試験・司法試験の学習は、社会人として働きながらでも「業務の法的判断力が上がる」「自己投資として業務に直結する」という副次効果があります。Y.Iさんが「仮に合格できなくても法律の勉強は意義がある」と述べたように、学習プロセス自体がキャリアに価値をもたらします。

働きながら予備試験に合格した社会人合格者たちに共通するのは、「完璧な環境を待たずに始めた」という点です。子育て中でも、残業が多くても、非法学部でも始めた人だけが合格できます。

8. 働きながら司法試験に合格することについてよくある質問(FAQ)

社会人が司法試験に合格するまで、平均何年かかりますか?

個人差が大きいですが、予備試験ルートで3〜5年が現実的な目安です。本記事で紹介したC.Sさんのように学習開始から1年余りで予備試験論文合格に至った例もありますが、大木さん・杉原さん(約8年)のように長期にわたる場合もあります。重要なのは「何年かかっても続ける意志」と「戦略の修正を繰り返すこと」です。

何歳からでも合格できますか?

はい。2024年度司法試験では51歳の杉原さん、62歳以上で受験を再開したY.Iさんの事例があります。司法試験・予備試験に年齢上限はなく、「何歳からでも遅すぎない」ことが実例で証明されています。

法学部以外の出身でも働きながら合格できますか?

できます。本記事のC.Sさん・鈴木さんはいずれも非法学部出身の社会人で合格しています。伊藤塾の入門講座は「高校生にも理解できる」を設計基準としており、法律ゼロからスタートできます。

社会人合格者は就職で不利ではないですか?

むしろアドバンテージになるケースがあります。佐野さん(公務員経験)は、社会人として培った対人能力が面接で活き、「思ったより面接の通過率が高かった」と述べています。社会人経験は弁護士としての実務にも直結するスキルです。

1日何時間、週何時間勉強すれば合格できますか?

週20時間(通勤・昼休み活用を含む)が現実的な最低ラインです。A.Sさんの実例がまさにこの水準で合格を達成しています。学習時間は「毎日ゼロの日を作らない継続」が質より重要です。

法科大学院に行かなくても合格できますか?

はい。社会人の場合は予備試験ルートが最適です。予備試験に働きながら合格した事例が本記事だけで複数あります。法科大学院への通学は事実上困難なケースがほとんどですが、予備試験合格者の司法試験合格率は90.68%(2025年度)と、法科大学院修了者の21.91%を大幅に上回ります。

9. 伊藤塾の社会人向けサポート体制

1995年の創立以来、伊藤塾は「合格後を考える」という理念のもと、社会人受験生の合格を支え続けています。

9-1. 社会人に特化した学習環境

伊藤塾の入門講座はすべてオンライン受講に対応しており、通学が不要です。スマートフォン・タブレットで0.5〜2.0倍速の速度調整が可能で、通勤電車・昼休み・深夜など、生活リズムに合わせて学習できます。

A.Sさんが活用した「論証カード」、C.Sさんが重宝した「学習支援システム」など、これらはすべて、場所と時間を選ばない社会人学習のために設計された仕組みです。

大木さんも、入門講座について次のように語っています。

合格者の声 大木さん

「場所を選ばずスマートフォンで勉強することもできましたので、ボリューム自体は社会人でも問題なく受け切ることができたかなと思います」
出典:働きながら、それでも司法試験へ 公務員が語る合格までの軌跡【大木さん×塾長part2】(2025年度司法試験合格))

9-2. 入塾前の受講相談・カウンセリング制度

「何から始めればいいかわからない」という社会人のために、伊藤塾では入塾前の受講相談を実施しています。

佐野さん(2025年度合格)は「入塾を迷って相談に伺った際、働きながら合格を目指す私の目線に立って最適なプランを提示してくださった」と述べており、合格祝賀会でそのスタッフに直接合格を報告できたと振り返っています。
出典:伊藤塾「2025年度司法試験合格者の声 佐野さん」

司法試験入門講座受講相談

司法試験初学者向け受講相談

9-3. 2025年度(令和7年度)実績

■ 2025年度予備試験 最終合格者452名中406人が伊藤塾有料講座受講生(89.8%)
■ 2025年度司法試験 合格占有率90.6%(合格者1,581名中1,432名)
■ 社会人合格者を毎年継続輩出(30代・40代・50代を含む)

出典:伊藤塾の合格実績

10. 社会人の司法試験は無謀ではないことに関するまとめ

この記事では、社会人が働きながら司法試験に合格することは、決して無謀ではないことについて解説しました。まとめると以下になります。

  • 社会人が働きながら司法試験に合格することは無謀ではない
  • 社会人の最適ルートは予備試験一択。通学・休職不要で収入を維持しながら挑戦できる
  • 週20時間(通勤・昼休み活用)が現実的な学習量の目安
  • 朝型切り替え・勉強の細分化・「共存」の発想が長期継続の鍵
  • 30代〜51歳、国家公務員・会社員・医師・焼き鳥職人と職業・年齢を問わず合格実績あり
  • 社会人経験は弁護士就活でむしろアドバンテージになる
  • まず伊藤塾の無料受講相談から始めることが第一歩

「遅すぎる」も「忙しすぎる」も、合格の障壁にはなりませんでした。彼らに共通するのは、正しいルートを選び(予備試験ルート)、正しい方法論を採用し(伊藤塾の教材と講義)、そして諦めなかったことです。

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2025年 予備試験合格者 452名中 406名(89.8%)※2
伊藤塾有料講座の受講生でした。
※1(講座内訳:入門講座640名、講座・答練321名、模試471名)
※2(講座内訳:入門講座228名、講座・答練131名、模試47名)

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25年司法試験合格祝賀会

著者:伊藤塾 司法試験科

1995年の創立以来、司法試験・予備試験指導の専門機関として約30年の実績を持つ伊藤塾の司法試験科が監修・執筆しています。2025年度の司法試験合格者占有率は業界トップクラスの90.6%。現役弁護士を含む専門講師陣が、予備試験ルート・法科大学院ルートの両方に精通した正確な情報をお届けします。