社会人は何を勉強すべき?おすすめジャンル7選と目的別の選び方

キャリア

2026年01月08日

「何か勉強しなきゃと焦るけど、何を勉強すればいいかわからない」
「こんなに忙しいのに、そもそも勉強って必要なの?」

そんな悩みを抱えている社会人の方に、まず知っておいてほしいことがあります。それは「勉強と年収には、はっきりとした相関関係がある」ということ。

グロービス経営大学院大学の調査によると、年収1,000万円以上の人は「1日平均44分」勉強しているのに対し、年収200万円未満の人は「わずか4.7分」しか勉強していませんでした。
勉強している人とそうでない人の差は、今この瞬間も確実に広がっています

とはいえ、「結局、自分は何を勉強すればいいの?」という人も多いはずです。

そこでこの記事では、
 ● 社会人におすすめの勉強ジャンル7選
 ● 目的別の選び方(スキルアップ・転職・副業・独立)
 ● 忙しくても勉強を続けるコツ
などを詳しく解説していきます。

「勉強したら具体的にどうなるの?」と気になる方は、6章から読み進めてみてください。実際に社会人から勉強を始めて人生を変えた人の事例を紹介しています!

【目次】

1. 忙しい社会人こそ勉強をするべき理由3つ

1章では、忙しい社会人こそ勉強をするべき理由を3つにわけてお伝えしていきます。

● 勉強と収入には、はっきりとした相関関係がある
● 勉強をしないと、人生の選択肢は広がらない
● 勉強しないと、自分の市場価値は下がり続ける

1-1. 勉強と収入には、はっきりとした相関関係がある

冒頭でも少し触れましたが、勉強時間と年収には、はっきりとした相関関係が示されています。
以下はグロービス経営大学院大学が行った研究結果です。

年収別の1日あたりの平均勉強時間

(出典:グロービス経営大学院大学「働く社会人における日々の勉強時間と主観的幸福度の関係」|アンケート有効回答数985名)

この調査によると、社会人の1日あたり平均勉強時間は16.3分でした。
一方で、年収1,000万円以上の人の1日あたりの勉強時間は44分で、平均の約3倍も勉強しています。年収200万円未満の人は1日あたりわずか4.7分しか勉強していませんでした。

「年収が高い人ほど勉強時間が長い」…この傾向がはっきりと表れています。

もちろん、「勉強したから年収が上がった」のか「年収が高いから勉強する余裕がある」のかは、このデータだけでは判断できません。このデータからわかることは、勉強時間と年収の「因果関係」ではなく、両者には「相関関係」があるということです。ただ、少なくとも「高収入の人ほど勉強している」ということは確かです。

1-2. 勉強をしないと、人生の選択肢は広がらない

勉強しなければ、スキルも資格も身につきません。そうなると、人生の選択肢も限られたままです。
たとえば、今の会社から転職しようにも、応募できる求人が限られます。独立や副業も、人にはない専門性がなければ難しいでしょう。結果として「今のまま働き続ける」という選択肢しか選べなくなります。
給与や待遇に不満があっても、人間関係がつらくても、他に行き場がなければ我慢するしかありません。勉強しない限り、この状況は変わりません。

1-3. 勉強しないと、自分の市場価値は下がり続ける

勉強しないこと、つまり成長しないことは、実質的に後退しているのと同じです。
自分が変わっていなくても周囲は成長していきますし、毎年入社する若手も力をつけていくからです。同じ能力なら、体力があり給与も抑えられる若手のほうが有利です。
自分だけが止まっていれば、差は開く一方で、相対的に市場価値も下がり続けます。「今のままで大丈夫」という感覚こそが、最大のリスクです。

2. 社会人の平均的な勉強時間はわずか「1日7分」

1章で勉強すべき理由を説明しましたが、実際のところ、ほとんどの社会人は勉強していません。

総務省の「令和3年社会生活基本調査」によると、社会人の1日あたり平均勉強時間はわずか7分でした。しかも、内訳をみると「勉強時間0分」の人が全体の約94.3%を占めています。つまり、平均7分という数字すら、一部の人が引き上げているだけです。
(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」表番号3−1,3−3)

ただ、見方を変えれば、これはチャンスでもあります。毎日30分でも勉強すれば、それだけで上位5%に入れるということだからです。

特別な才能も、高い学歴も必要ありません。「勉強する」という行動を取るだけで、大多数の人と差がつきます

3. 社会人におすすめの勉強ジャンル7選

とはいえ、「何を勉強すればいいかわからない」という人も多いでしょう。そこで3章では、社会人におすすめの勉強ジャンルを7つ紹介します。

● 法律系の資格試験の勉強
● 英語や中国語などの語学
● マーケティングなどの知識
● 会計や経理などのスキル
● お金の知識(金融リテラシー)
● 副業につながるスキル
● ビジネスマナーや教養

3-1. 法律系の資格試験の勉強

まずおすすめなのが、法律系の資格試験の勉強です。
行政書士、司法書士、社会保険労務士、宅建士などがあります。

法律系の資格は、就職や転職、独立開業につながるのはもちろん、勉強内容そのものがビジネスのあらゆる場面でも役立ちます。たとえば、契約書のチェック、労働条件の確認、トラブル対応など、法律が関わる場面は日常的にあります。「知らなかった」では済まされないケースも多いです。
キャリアの幅を広げる手段として、法律系の資格を取る社会人も多いです。

S.Uさん(行政書士試験合格者)

学生時代から勉強は苦手で、運転免許以外にこれといった資格を持っていない平凡な日々をずっと過ごしていましたが、30歳を超えたタイミングである時ふと、このままの人生で良いのかと考えたときに、一生使える自分の肩書となる資格を取得しようと思い、独立開業できる行政書士の資格を取得しようと決意しました。

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3-2. 英語や中国語などの語学

英語や中国語などの語学も、社会人の勉強ジャンルとして定番です。
グローバル化が進む中、外国語ができるだけで仕事の幅は広がります。海外とのやり取りがある部署への異動、外資系企業への転職など、選択肢が増えます。

特に英語は、TOEICのスコアを昇進や採用の条件にしている企業も多いです。まずは目に見える成果としてスコアアップを目指すのも一つの方法でしょう。

3-3. マーケティングなどの知識

マーケティングの知識は、営業や企画だけでなく、あらゆる職種で活きます。
「どうすれば商品が売れるか」「顧客は何を求めているか」を考える力は、どんな仕事にも応用できます。社内での企画提案や、副業・独立を考える際にも必須のスキルです。

本などで学ぶのも良いですが、マーケティングは座学だけで身につくものではありません。SNSを自分で運用してみるなど、実際にやってみるのが上達の近道です。

3-4. 会計や経理などのスキル

会計や経理のスキルは、ビジネスの共通言語ともいえます。
決算書が読めれば、自社の経営状態や取引先の信用度を判断できます。
「どこにお金を使っているのか」
「経営が好調なのか、不調なのか」
などを見極める意味でも、管理職としてキャリアアップしていくなら必ず必要になる知識です。なかでも、会計の基礎を体系的に学べる資格として人気なのが簿記検定です。日商簿記3級なら、独学でも2〜3ヶ月で取得できます。

3-5. お金の知識(金融リテラシー)

資産運用、保険、税金、年金など、お金の知識は生活に直結します。
「なんとなく」でお金を管理していると、知らないうちに損をしていることも少なくありません。正しい知識があれば、無駄な支出を減らし、将来に備えることができます。

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格取得を通じて学ぶのがおすすめです。FP3級は比較的取りやすく、実生活にすぐ役立つ内容が学べます。

3-6. 副業につながるスキル

本業以外の収入源を持ちたいなら、副業につながるスキルを学ぶのも選択肢です。
代表的なものとして、プログラミングや動画編集があります。どちらもオンラインで学べる環境が整っており、スキルが身につけばクラウドソーシングなどで仕事を受注できます。

Webライティングやデザインなども、比較的始めやすい分野です。まずは興味のある分野から試してみるとよいでしょう。

3-7. ビジネスマナーや教養

ビジネスマナーや一般教養も、社会人として押さえておきたい分野です。
名刺交換、メールの書き方、敬語の使い方など、基本的なマナーができていないと、それだけで評価を下げることがあります。特に若手のうちは、マナーの習得が信頼につながります。

目に見える成果は感じづらい分野ですが、できていない人は意外と目立ちます。基礎だからこそ、早めに身につけておきましょう。

4. 目的から選ぶ社会人におすすめの勉強内容

4章では、以下の4タイプ別におすすめの勉強内容を紹介していきます。

● 今の仕事でスキルアップしたい人
● 転職・キャリアチェンジしたい人
● 副業で収入の柱を増やしたい人
● 会社員以外の働き方を目指す人

4-1. 今の仕事でスキルアップしたい人

今の会社でスキルアップしたい方は、以下のジャンルがおすすめです。

● 会計や経理などのスキル
● マーケティングなどの知識

いずれも業務に直結しやすく、成果が見えやすい分野です。数字で成果を示せるようになれば、上司や経営層への提案にも説得力が出ます。

このほか、働いている業界によっては以下のジャンルも直接的に役立つでしょう。

● 法律系の資格試験の勉強(不動産、金融、法務部門など)
● 英語や中国語などの語学(海外取引がある企業、外資系など)

4-2. 転職・キャリアチェンジしたい人

転職やキャリアチェンジを目指すなら、以下のジャンルの勉強がおすすめです。

● 法律系の資格試験の勉強
● 会計や経理などのスキル
● 英語や中国語などの語学

これらを勉強しただけで転職やキャリアチェンジできるわけではありませんが、選択肢は確実に広がります。給与や待遇の良い求人にも応募しやすくなるのもメリットです。

平田 寧さん(司法書士試験合格者)
合格してからあまり日数は経っていませんが、求人情報をみると、給料が高い!やっぱり、特別なことをしてきたのかぁ、と思います。何か余裕が生まれます。
嫁と娘からも認めてもらえたので、ここ最近、毎日ニヤニヤしています。

一方、以下のジャンルは転職には直結しにくい傾向があります。

● ビジネスマナーや教養(できて当然と見なされやすい)
● 副業につながるスキル(転職より副業・独立向け)

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4-3. 副業で収入の柱を増やしたい人

副業で収入を増やしたい場合は、以下のジャンルがおすすめです。

● 副業につながるスキル
● マーケティングの知識

たとえば、プログラミングや動画編集、デザインなどを学べば、クラウドソーシングで案件を受注できます。マーケティングの知識があれば、自分のスキルを売り込むときにも役立ちます。

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4-4. 会社員以外の働き方を目指す人

独立や開業を目指すなら、以下のジャンルがおすすめです。

● 法律の知識や資格
● 副業につながるスキル

なかでもおすすめなのは、行政書士、司法書士、社会保険労務士、宅建士などのように「独占業務」のある国家資格を目指すことです。独占業務があると仕事を獲得しやすく、開業のハードルが下がります。

K.Iさん(行政書士試験合格者)

行政書士を目指したのは、法律の知識をしっかり身につけたかったことと、将来の選択肢を増やしたかったことが大きな理由です。
業務の幅が広く、独立開業という選択肢を持てるのが魅力でした。
就職が難しいという人もいますが、私は「自分の力で仕事をしたい」と思っていたので、むしろ自由度の高さに惹かれました。

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5. 社会人が勉強を継続するための3つのコツ

5章では、社会人が勉強を継続するためのコツを3つ紹介します。

● 勉強する目的をハッキリと決める
● スキマ時間を徹底的に活用する
●「習慣化」の力を利用する

5-1. 勉強する目的をハッキリと決める

まず大切なのが、勉強をする目的をハッキリと決めることです。
「なんとなく勉強しよう」では続きません。目的が曖昧だと、忙しくなったときに真っ先にやめてしまいます。
必ず勉強を始める前に「何のために勉強するのか」を決めておきましょう。

(◯)良い例
 ● 来年の行政書士試験に合格して、独立開業する
 ● 半年でTOEIC700点を取って、海外営業部への異動を希望する

(✕)悪い例
 ● なんとなくスキルアップしたいから勉強する
 ● 何か資格があったほうがいい気がするから勉強する

「いつまでに」「何を達成して」「どうなりたいのか」をできる限り具体的に思い浮かべてみてください。目的が具体的であればあるほど、途中で挫折するリスクが低下します。

5-2. スキマ時間を徹底的に活用する

次に大切なのが、スキマ時間を徹底的に活用することです。
「まとまった時間ができたら勉強しよう」と思っていると、いつまでも始められません。社会人にまとまった時間はほとんどないからです。
通勤電車、昼休み、寝る前の15分。こうしたスキマ時間を積み重ねていくのが、社会人の勉強の基本です。1日30分のスキマ時間を使えば、1ヶ月で15時間、1年で180時間になります。
小さな積み重ねが、後々、大きな差になって現れるのです。

5-3. 「習慣化」の力を利用する

最後に大切なのが、「習慣化」の力を利用することです。
勉強を「やる気」に頼っていると続きません。やる気には波があるからです。
続けるコツは、勉強を習慣にしてしまうこと。歯磨きのように、考えなくても自然にやる状態を目指します。
そのためには、「いつ・どこで・何をするか」を決めてしまうのが効果的です。

● 通勤電車では英語のリスニングをする
● 昼休みに動画教材を1本見る
● 寝る前に本を10ページ読む など

ポイントは、すでにある習慣とセットにすることです。「電車に乗ったら」「昼休みになったら」のように、毎日やっていることに紐づけると定着しやすくなります。

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6. 社会人から勉強をすれば、人生が変わり始める

ここまで「何を勉強すればいいか・どう続ければいいか」という方法論の話を紹介してきました。一方で、

「勉強すれば、収入が上がる」
「勉強をすれば、人生の選択肢が広がる」

と言われても、正直ピンとこない人もいるかもしれません。そこで6章では、実際に社会人から勉強を始めて、人生が変わった人の事例を紹介します。

なお、当コラムを運営する伊藤塾は法律資格をメインとした受験指導校なので、紹介する事例は資格試験に関するものが中心となります。ただし、勉強によって人生が変わるのは資格試験に限った話ではありません。英語、プログラミング、マーケティングなど、どんな分野でも「勉強した人」と「勉強しなかった人」の差は開いていきます

6-1. 【体験談】社会人から勉強をして人生が変わった中瀬さん

まず紹介するのは、実際に社会人から勉強を始めて人生を変えた中瀬さんです。
中瀬さんは、元々はご自身で車屋を経営していました。しかし、事業で騙されて大きな損失を出し、債務整理を経験します。

「騙されるたびに、知らない自分が悪いんじゃないか、法律でも勉強したほうがいいんじゃないかという思いが残っていた。」と振り返ります。

このままではまずい。そう思った中瀬さんは、勉強を始めることを決意。
「小学校6年生の算数から勉強についていけなくなっていた。高校もずっと学年でビリだった」という中瀬さんですが、一念発起して勉強をスタートした結果、行政書士試験、司法書士試験に合格しました。

現在は名古屋で司法書士・行政書士・海事代理士として独立開業されています。

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6-2. 他にも、現状を変えるために社会人から勉強する人は多い

中瀬さんのような例は、決して珍しくありません。ほかにも、現状を変えるために勉強を始めた人は数多くいます。その一部を紹介します。

名前勉強を始めたきっかけ
S.Uさん30歳を超えたタイミングで、「このままの人生で良い
のか」と感じはじめる
 ↓
一生使える自分の肩書となる資格を取得しようと決意
 ↓
行政書士試験に合格
M.Nさん派遣社員として14年半勤務
 ↓
派遣法改正で「あと2年で契約終了」と宣告される
 ↓
開業するために資格取得を決意
 ↓
行政書士試験に合格
Y.Sさん27年間ラウンジ経営するも、腰を手術してうつ病発症
  ↓
最終学歴中卒・勉強経験ほぼなし
  ↓
違う道で復活するために、資格試験の勉強をスタート
  ↓
2年で司法書士試験に合格
M.Kさん体調不良をきっかけに外出困難になり、総合職を退職
 ↓
今後の働き方を変えるために勉強スタート
 ↓
司法書士試験に挑戦して合格


全員に共通しているのは、「このままではいけない」と思い、勉強を始めたことです。学歴も、頭の良さも、年齢も、過去の経験も一切関係ありません。行動した人だけが、新しい選択肢を手にしています。

次の章では、社会人からの勉強として、上記の方々のように法律系の資格試験を目指したいという方に向けて、当コラムを運営する伊藤塾を紹介します。

7. 法律系の資格試験を目指すなら伊藤塾がおすすめ

法律系の資格を目指すなら、ぜひ当コラムを運営する伊藤塾にご相談ください。
伊藤塾は1995年の開塾から約30年にわたり、数多くの法律家を世に送り出してきた法律資格専門の受験指導校です。司法試験や司法書士試験といった最難関資格において、業界トップクラスの合格実績を誇っています。

《伊藤塾の合格実績》
 ● 2025年度 司法試験:合格者1,581名中1,432名が伊藤塾を利用(合格者占有率 90.6%)
 ● 2024年度 予備試験:合格者449名中405名が伊藤塾を利用(合格者占有率 90.2%)
 ● 2025年度 司法書士試験:合格者751名中408名が伊藤塾を利用(合格者占有率 54.3%)

難関資格で培ったノウハウを活かして、行政書士・宅建士・社労士などの講座も開講しています。仕事を続けながらスキマ時間で勉強を進め、合格を勝ち取った社会人受講生も多数いらっしゃいます。
「何か勉強をしたい」、「収入をアップさせたい」、「人生の選択肢を広げたい」という方はぜひ一緒に頑張りましょう。伊藤塾があなたの資格試験合格を力強くサポートいたします。

8. 社会人の勉強に関するよくある質問 Q&A

Q. お金をかけずに独学で進めるべきか、受験指導校などを利用すべきか迷います。

A. 「時間」と「お金」のどちらを優先するかで判断しましょう。
独学のメリットは費用を抑えられることですが、カリキュラムを自分で考える手間や、疑問点を解消するのに時間がかかるというデメリットがあります。 一方、受験指導校や通信講座はお金がかかりますが、体系化されたノウハウを買うことで「時間の節約」ができ、挫折しにくい環境も手に入ります。
趣味や教養なら独学、難関資格やキャリアアップなど「確実に結果を出したいもの」なら受験指導校、というように使い分けるのがおすすめです。

Q. 勉強を始めてみたものの、自分に合わないと感じたらすぐに辞めてもいいのでしょうか?

A. はい、無理に続けず、すぐに別のジャンルに切り替えて問題ありません。 
社会人の勉強において一番の敵は「義務感で嫌々続けること」です。学生時代と違い、何を学ぶかはあなたの自由です。「この分野は自分に合わなかった」と分かったことも一つの成果と言えます。 興味が持てないまま続けても定着率は低いため、「せっかく教材を買ったから」というサンクコスト(埋没費用)は気にせず、自分がワクワクできる次の分野へ軽やかに移動しましょう。

Q. 仕事が激務で、どうしても勉強する気力が起きない日はどうすればいいですか?

A. 「新しいこと」は覚えようとせず、負荷の低い「復習」や「作業」に徹するのがコツです。 
脳が疲れている時に新しい知識を詰め込もうとしても非効率ですし、それがストレスで勉強自体が嫌になってしまっては本末転倒です。 疲れている日は「単語帳をパラパラ見るだけ」「音声を聞き流すだけ」といった、頭を使わないメニューに切り替えましょう。「1分でも触れたらOK」とハードルを極端に下げ、とにかく習慣を途切れさせないことを最優先にしてください。

Q. 40代・50代から全く未経験のジャンルを勉強しても手遅れではありませんか?

A. 決して手遅れではありません。むしろ社会経験との「掛け合わせ」で強みになります。 
確かに暗記力だけの勝負では20代に分があるかもしれませんが、社会人にはこれまでの業務経験という武器があります。 例えば「長年の営業経験×法律知識」「経理経験×英語」のように、既存のスキルと新しい学びを掛け合わせることで、若手には真似できない希少な人材になることができます。人生100年時代、今日が一番若い日ですので、気負わずに始めてみましょう。

Q. 勉強の成果が年収やキャリアに反映されるまで、どれくらいの期間が必要ですか?

A. 分野にもよりますが、目に見える成果が出るまでには「タイムラグ」があると考えてください。 
勉強を始めてすぐに年収が上がるわけではありません。まずは知識が身につき、実務で使えるようになり、周囲からの評価が上がり……というプロセスを経て、最後に収入やキャリアに反映されます。 焦って結果を求めすぎると挫折の原因になります。「昨日の自分より知識が増えたか?」という日々の小さな成長を指標にしながら、長い目で取り組んでいきましょう。

9. 社会人が勉強すべきおすすめジャンルと選び方 まとめ

本記事では、社会人が勉強すべき7つのおすすめジャンルと目的別の選び方について解説しました。
以下にポイントをまとめます。

  • 年収1,000万円以上の層は1日平均44分勉強している一方、200万円未満の層はわずか4.7分にとどまっており、勉強時間と年収には明確な相関関係が見られます。
  • 日本の社会人の約94.3%は、1日あたり平均勉強時間が「0分」であり、毎日30分でも学習を継続するだけで、上位5%の希少な存在になれるチャンスがあります。
  • 社会人におすすめの勉強ジャンルは、「法律系資格」「語学」「マーケティング」「会計」「金融リテラシー」「副業スキル」「教養」の7つです。
  • 目的によって選ぶべきジャンルは異なり、特に転職や独立・開業を見据えるのであれば、行政書士や司法書士などの「独占業務」を持つ法律系の国家資格が非常に有利に働きます。
  • 忙しい社会人が勉強を続けるコツは、「目的を明確にすること」「スキマ時間を活用すること」「習慣化の力を利用すること」の3点です。
  • 独学は費用を抑えられますが、難関資格やキャリアアップなど「確実に結果を出したいもの」については、受験指導校を利用して時間と効率を買うことが推奨されます

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伊藤塾 行政書士試験科

著者:伊藤塾 行政書士試験科

伊藤塾行政書士試験科は1995年の開塾以来、多数の法律家を輩出し、現在も業界トップの行政書士試験合格率を出し続けています。当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、行政書士試験や法曹に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。