「記述対策」を制するものは行政書士試験を制する?得点アップの秘訣を解説
試験詳細
【記事のポイント】
- 攻略法: 記述式は択一の知識を土台に、40字の型と必須キーワードの抽出を訓練すれば、得点源に変えられる。
- 配点: 2025年度(令和7年度)試験で記述式は3問60点。法令等244点の約4分の1を占め、1問20点は択一5問分に匹敵する。
- 目標点: 満点ではなく部分点の積み重ねで、40点前後を現実的な目安に置く。
- 採点ルール: 記述式だけの足切りはないが、択一式問題の採点を完了した段階で合格基準を満たしていないと認められる場合には、記述式問題の採点を行わないことがある。
- 進め方: まず行政法と民法の択一過去問で土台を固め、そのうえで40字で書く演習へ移る。
・「行政書士試験の記述対策が不安」
・「いくら勉強しても記述式問題の点数が伸びない」
こんな悩みを抱えている受験生も多いのではないでしょうか。
行政書士試験の記述対策は、受験生の不安要素「トップ3」に入ると言われています。苦手意識を持つ人も多く、毎年「過去問は解けるのに、本番で失敗した」という受験生は後を絶ちません。
実は、その原因の多くは、対策方法の誤りにあるのです。過去問をやり込むだけでは、記述式問題の苦手意識を克服することはできません。
そこで、本記事では、
・記述対策で有効な2つの方法
・記述式問題を解くために必要な3つの手順
・行政書士試験で記述対策が重要な理由
について取り上げました。行政書士試験の記述対策に苦手意識がある方は、是非ご一読ください。
【目次】
1. 行政書士試験の記述式とは?
行政書士試験の記述式とは、問いに対して「40文字」程度の文章で解答する形式の設問を指します。
行政書士試験では、「択一式」「多肢選択式」「記述式」の3種類が出題されます。「択一式」や「多肢選択式」は、与えられた選択肢から正解を選ぶ形式です。
しかし記述式問題では、設問に対して自分の言葉で文章を書いて解答する必要があるため、多くの受験生が苦手意識を持っています。
2. 行政書士試験で記述対策が重要な理由
行政書士試験で記述対策が重要な理由は、大きく3つあります。
・理由1 配点が高いから
・理由2 部分点がもらえるから
・理由3 苦手とする受験生が多いから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1. 記述式の配点が高いから
行政書士試験の配点を見ると、記述式問題の配点が高いことが分かります。
| 択一式 | 多肢 選択式 | 記述式 | ||
| 出題数 | 基礎法学 | 2問 | ||
| 憲法 | 5問 | 1問 | ||
| 民法 | 9問 | 2問 | ||
| 行政法 | 19問 | 2問 | 1問 | |
| 商法 | 5問 | |||
| 出題数 | 40問 | 3問 | 3問 | |
| 1問あたりの配点 | 4点 | 8点 | 20点 | |
| 出題形式別の配点 | 160点 | 24点 | 60点 | |
法令科目の配点「244点」のうち、記述式問題は「60点」を占めています。わずか「3問」しか出題されない記述式問題が、法令科目全体の「4分の1」もの配点を占めているのです。1問あたりの配点も非常に高く、記述式1問あたりの配点は、択一式の「5問分」に匹敵します。
記述式問題の対策は、合格するために必要不可欠だと言えるでしょう。しかし、これは逆に言えば、記述式問題を得意にすることができれば、非常に効率よく点数を伸ばすことができるとも考えられます。
記述式問題は、1問あたりの配点が高いからこそ、一定のコツを掴むだけで、心強い得点源となる可能性を秘めているのです。
行政書士試験では、効果的な記述対策によって合格に大きく近づくことができます。記述式問題の重要性を理解し、しっかりと対策を立てることが合格への近道となるでしょう。
2-2. 部分点がもらえるから
記述式問題では、部分点がもらえることも重要なポイントです。例えば、択一式問題の場合、結果は「正解か不正解」の2択しかありません。
しかし記述式問題では、設問の意図を理解し、一定の基準さえ満たしていれば部分点がもらえます。完璧な解答を作成できなくても、重要な「キーワード」さえ含まれていれば、一定の点数が与えられるのです。
これは、記述式問題ならではのメリットです。実際、行政書士試験の合格者に話を聞くと、「記述式が苦手で、本番でも完璧には解答できなかった」と答える合格者が珍しくありません。
合格者ですら、記述式には苦手意識を持ちつつも、部分点を積み重ねることで、合格点に達しているのです。
記述式問題では、完璧を目指さなくても、点数が取れるチャンスがあります。確実に部分点を積み重ねることができるよう、対策を講じておきましょう。
2-3. 苦手とする受験生が多いから
記述式問題は、多くの受験生が苦手としている分野です。その理由は、択一式問題と記述式問題の性質の違いにあります。択一式問題では、選択肢から答えを選べばよいため、たとえ知識が曖昧でも、正解にたどり着くことができます。
一方、記述式問題では、自分の知識を言葉にして表現しなければなりません。そのため、確実な正答を導き出すことが難しく、苦手意識を持つ受験生が多いのです。
しかし、この状況は、見方を変えればチャンスともいえます。苦手な人が多い記述式問題に対策を講じることで、他の受験生との差別化を図ることができるからです。
苦手を克服し、得意分野に変えることができれば、本番での得点力を大きく上げることができるでしょう。苦手意識を感じやすい記述式問題に向き合い、しっかりと対策を講じることが、行政書士試験合格のカギを握っています。
3. 行政書士試験の記述式が難しいのはなぜ?
前述のとおり、記述式問題が難しいと感じている受験生は多いです。しかし、記述式問題の難易度は、確かに低くはありませんが、決して「難易度が高くて太刀打ちできない」と言う程ではありません。
択一式対策で、十分な知識を身につけている受験生であれば、きちんと得点できるはずです。実は、多くの場合、苦手意識の原因は「記述式の対策方法を間違えていること」なのです。例えば、次のような理由から、いくら勉強しても得点につながらず、記述式問題が難しいと感じてしまいます。
記述式を難しく感じる理由
・記述式の「型」を知らない
・得点につながるキーワードが分かっていない
・勉強が解答の暗記になっている
これらはいずれも、正しい記述対策を学ぶことで改善できます。
記述式問題への苦手意識は、対策方法の誤りが原因であることが多いのです。正しい対策を実践することが、記述式問題の難しさを乗り越えるための近道だと言えるでしょう。
4. 行政書士試験で記述式を捨てるのはアリ?
「記述式は捨てて、択一式だけ勉強すればいいのでは?」と考える受験生もいるかもしれません。しかし、記述式を捨ててしまうのは、賢明な選択とは言えません。例えば、行政書士試験に合格するためには、少なくとも「180点」の得点が必要です。
一方で、記述式では「60点」分の配点が設けられており、行政書士試験全体の5分の1を占めています。記述式の得点が期待できない状況で、「180点」の合格ラインを突破することは、かなり難しいと言わざるを得ないでしょう。
そもそも、行政書士試験合格後の実務では、法律を文章で説明したり、書類を作成したりする能力が求められます。記述式の勉強を疎かにしてしまうと、行政書士としての実務能力を磨くチャンスを逃すことにもなりかねないのです。
行政書士試験で記述式を捨ててしまうのは、決してオススメできる選択肢ではありません。
択一式問題の対策と並行して、記述対策もしっかりと進めていきましょう。
5. 記述式問題を解くための基本的な3つの手順
記述式の問題を解くためには、基本的な考え方を理解しておくことが必要です。
ここでは、記述式問題に取り組む際の基本的な流れを説明します。
① 事案を正確に把握する
② あてはめる「知識」を検討する
③ 問いの内容に沿って解答を作成する
それぞれ解説します。
【ステップ①】 事案を正確に把握する
1つ目のステップは、「事案を正確に把握する」ことです。多くの場合、記述式問題では、最初に一定の事案が示されます。まずは、この事案を正確に読み取ることが必要です。
例えば、
・当事者がどのような状況に置かれているのか
・争点となっているポイントは何なのか
など、法律的にどこが問題となっているのかを、正確に読み取りましょう。
事案の内容を正しく理解できていないと、適切な解答を導くことはできません。
【ステップ②】 あてはめる「知識」を検討する
2つ目のステップは、「あてはめる「知識」を検討する」ことです。
事案の内容を正確に把握したら、次は、その事案にどのような法律知識を当てはめればよいのかを考えます。
論点となっているポイントに応じて、「法律の条文」や「判例」など、あてはめるべき規範を検討しましょう。日々の勉強によってインプットした法律知識を思い出し、適切な規範を導き出すことが大切です。
【ステップ③】 問いの内容に沿って解答を作成する
事案を正確に把握し、あてはめるべき知識が分かったら、いよいよ解答を作成します。問われている内容を正確に理解し、求められていることに沿って、的確な解答を作成することが重要です。
設問の趣旨を正しく理解し、必要なキーワードさえ記載できていれば、完璧な解答を作成できなくても、一定の部分点を取得することができます。
6. 行政書士試験の記述対策で有効な2つの方法
行政書士試験の記述式問題の得点力を上げるためには、正しい対策方法を実践することが重要です。ここでは、記述対策の具体的な方法を2つ説明します。
6-1. まずは択一式問題を解けるようにする
まずは、択一式問題を確実に解けるようになりましょう。
実は、記述式問題で問われる知識の多くは、択一式の過去問と関連する知識から出題されています。例えば、次の表は、過去の出題テーマを元に「択一式の過去問と本試験の記述式の関係性」を示したものです。
| 行政法 | 民法 | |
| 過去問の択一式と 同じ知識 | 13問 | 3問 |
| 過去問の択一式の 関連知識 | 1問 | 12問 |
| 過去問の択一式では 未出のテーマ | 1問 | 15問 |
(平成18年度〜令和2年度 行政書士試験より)
特に行政法では、記述式の「9割」が、過去に択一式で「出題された知識」又は「その関連知識」から出題されています。択一式問題を確実に解けるようになることが、行政法の記述式対策でも、非常に有効だといえるでしょう。一方民法では、以前は、択一式の過去問で「問われていない知識」からの出題が大半でした。
しかし、直近の数年間に絞って見ると、多くが択一式の過去問と「同じ知識」又は「関連知識」から出題されています。つまり、民法についても、択一式問題の知識を身につけることが、記述式対策の土台になると考えられるのです。
行政法、民法、いずれのケースでも、まずは択一式の過去問を解けるようにすることが大切です。過去問や演習を繰り返し解き、知識の定着を図りましょう。択一式問題の知識が深まれば、記述式問題の論点を見抜く力も自然と養われるはずです。
6-2.「40文字」で解答する訓練をする
行政書士試験の記述式問題では、設問に対する解答を、「40字」以内で端的に説明することが求められます。そのため、日頃から40字以内で解答する訓練をしておくことが必要です。例えば、過去問を活用して、繰り返し演習することが効果的でしょう。
まずは問題文を正確に理解し、設問が求めている論点を的確に把握する力を養うことが重要です。その上で、必ず触れるべきキーワードを見極め、簡潔な文章で表現する練習を積み重ねましょう。日々の学習を怠らず、地道に力をつけていくことが本番での得点力アップにつながります。継続的な訓練を通じて、着実に感覚を磨いていきましょう。
7. 行政書士試験の記述式の得点目標は?
行政書士試験の記述式問題では、「40点程度」を目標に対策を進めることをおすすめします。
記述式問題の配点は、行政法が20点、民法が40点の合計60点です。合格を目指すなら、できる限り高得点を狙いたいところですが、満点を取ることは現実的ではありません。そこで、約7割弱にあたる「40点」を目安として設定するのが良いでしょう。
この目標点に到達するためには、完璧な解答を目指すよりも、部分点を積み重ねる戦略が有効です。1点でも多くの部分点を獲得することで、着実に得点を重ねていくことができます。なお、問題の難易度にかかわらず、最低でも「30点」以上は確保できるように対策しておきましょう。30点を下回ると、択一式・多肢選択式で、かなりの高得点を取得できないと、合格ラインに届かない可能性が出てきます。
記述式では、日頃の学習でインプットした知識を最大限に活用することが重要です。問題文を丁寧に読み解き、必要な知識を的確に示しながら、細かな部分点を積み上げていきましょう。記述式問題に苦手意識を持つ受験生も多いですが、一定のコツを掴むことができれば、心強い得点源に変えることができます。
8.「書けない」が「書ける」に変わる?記述対策には受験指導校がおすすめ
行政書士試験の記述式問題で、なかなか得点が伸びないと悩んでいる受験生は少なくありません。過去問は解けるのに、本試験で失敗してしまったという声も、毎年多くの受験生から聞こえてきます。その原因の大半は、対策の方法が間違っていることにあります。
例えば、択一式の過去問を解く際に、正誤の判断だけを行っていたり、単に解答を覚えているだけだったりする等、誤った対策を行っているケースが非常に多いのです。
誤った対策をいくら続けても、効果的な記述対策を行うことはできません。このような状況を打開するには、受験指導校の活用がおすすめです。
受験指導校を活用すれば、経験豊富な講師陣のもとで、問題演習の正しい思考過程を身につけることができるでしょう。なぜ記述式の得点が伸びないのか、自分では気づけなかったポイントを発見し、最適な学習方法を知ることができます。
記述式問題の「書けない」を「書ける」に変えるには、正しい対策法を身につけることが何よりも大切です。受験指導校を活用して、合格への道を歩んでいきましょう。
9. 行政書士試験の記述対策に関するよくある質問(FAQ)
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行政書士試験の記述式は何点満点ですか。配点の内訳も教えてください。
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記述式は3問で60点満点です。記述式は1問につき20点で、法令等科目244点の約4分の1を占めます。近年は行政法から1問、民法から2問が出題され、配点は行政法20点・民法40点が目安です。
択一式は5肢択一が1問4点、多肢選択式が1問8点です。わずか3問の記述式が、5肢択一15問分に相当する得点を持つ計算になります。
出典:行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」
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行政書士試験の記述式の平均点や採点基準は公表されていますか。
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行政書士試験研究センターは、記述式問題の平均点や詳細な採点基準(部分点の付与基準を含む)を公表していません。公表されるのは正答や出題の趣旨等であり、採点方法の詳細は明らかにされていません。
受験者は合否通知や成績照会により自身の得点を確認できますが、記述式各設問の部分点の内訳は公表されません。予備校などが示す部分点の配分は、過去の受験データや正答例から推測したものであり、公式な採点基準ではありません。そのため、配点予想に依存しすぎず、キーワードの正確な記述や論点理解を重視して学習することが重要です。
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記述式と多肢選択式は何が違いますか。
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多肢選択式は20個の語群から空欄に当てはまる語を選ぶ形式で、3問24点(空欄1つ2点)です。記述式は設問に対し自分の言葉で40字程度を書く形式で、3問60点です。
多肢選択式は知識があれば消去法で対応できますが、記述式は知識を文章に再構成する力が必要です。同じ「選択肢のない問題」でも、求められる力が異なります。
出典:行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」
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記述対策では民法と行政法のどちらを優先すべきですか。
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配点では民法が2問40点と大きく、行政法は1問20点です。一方で行政法の記述は択一式で問われる知識との重なりが大きく、択一対策がそのまま得点に直結しやすい特徴があります。
そのため、まず行政法で択一知識を確実に得点に変え、配点の大きい民法で上積みを狙う順序が現実的です。どちらか一方に絞るのは避けたほうが安全です。
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行政書士試験の記述式に単独の足切り(基準点)はありますか。
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記述式だけに設けられた基準点はありません。合格要件は法令等科目122点以上、基礎知識科目24点以上、全体180点以上の3つで、記述式の点数はこのうち法令等科目の合計に含まれます。ただし記述式を軽視してよいわけではありません。60点分を取りこぼすと、択一式と多肢選択式だけで180点に届かせる負担が大きくなります。
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記述式はどの科目から何問出題されますか。
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記述式は法令等科目から3問出題され、近年は行政法1問・民法2問という構成が続いています。いずれも2025年度(令和7年度)試験まで、設問に対する解答を40字程度で記述する形式です。
基礎知識科目(旧一般知識)は択一式のみで、記述式は出題されません。記述対策は行政法と民法に集中させるのが効率的です。
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行政書士試験は記述式が0点でも合格できますか。
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理論上は可能です。行政書士試験の合格要件は、法令等科目122点以上、基礎知識科目24点以上、総得点180点以上であり、記述式に独自の基準点はありません。そのため、択一式と多肢選択式だけでこれらの基準を満たせば、記述式が0点でも合格できます。ただし、記述式は60点分を占めるため、実際に記述式0点で合格基準を満たすのは容易ではありません。なお、行政書士試験研究センターは、択一式問題の採点結果から、記述式を採点しても合格基準を満たさないと認められる場合には、記述式問題を採点しないことがあるとしています。
出典:行政書士試験研究センター「試験のご案内」
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記述式を捨てて択一式だけで合格を目指せますか。
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おすすめできません。記述式は60点と全体300点の5分の1を占め、これを放棄すると残り240点中180点という高い正答率が求められます。
記述式は1問あたりの配点が20点と高く、部分点の積み重ねが効きます。完答できなくても要点を押さえれば得点源になるため、捨てるよりも部分点を狙う戦略が合理的です。
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行政書士試験の記述対策はいつから始めるのがよいですか。
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択一式である程度の知識が固まった段階からの着手が効率的です。記述式で問われる論点の多くは択一式と共通するため、土台がないまま記述演習に入っても、知識不足で書けず手が止まりやすくなります。
目安として、行政法・民法の択一過去問が一定の正答率に達してから記述演習を本格化させると、論点を見抜く力が記述にも生きてきます。
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記述式は過去問演習だけで対策できますか。
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過去問は土台として有効ですが、それだけでは不十分です。正解を覚えるだけの演習では、初見の事案に対応する力が育ちません。事案を読み取り、当てはめる条文や判例を選び、40字に収める一連の手順を身につける必要があります。
過去問は「解けたか」ではなく「なぜその解答になるか」を言語化しながら使うと、本番での再現性が高まります。
10.「記述対策」における得点アップ秘訣のまとめ
最後に、今回の記事の要点をまとめます。
- 記述式が苦手な受験生は多い
- 苦手の原因は、対策の方法が間違っているから
- 記述対策では、正しい思考プロセスを身につけることが大切
- やり方さえ間違わなければ、記述式で大きく得点を伸ばせる
毎年、受験生の不安要素“トップ3”に入る記述式対策ですが、正しいアプローチ方法を身につければ、苦手を克服することは十分に可能です。
むしろ積極的に取り組み、演習を重ねることで、心強い得点源にすることができるでしょう。
記述対策の苦手意識を払拭したい方は、ぜひ法律資格専門指導校である伊藤塾へご相談ください。
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直前期に慌てることがないよう、今のうちに正しい記述対策を学び直しましょう。