CAのセカンドキャリアにおすすめの転職先は?強みを活かした成功例と資格を紹介

キャリア

2026年02月11日

「最近、フライト後の疲れが抜けなくなってきた…」 
「CAを辞めたあと、私には何ができるんだろう…」

フライトの合間にふと、そんな不安がよぎったことはありませんか。 華やかに見えるCA(客室乗務員)ですが、体力的な負担や不規則な生活から、セカンドキャリアを模索する方は少なくありません。しかし、「未経験の職種への転職は厳しそう…」と諦める必要はありません。

CAのセカンドキャリアとしておすすめの職種を挙げてみましょう。

  • 接客・マナー講師/秘書(ホスピタリティを直結)
  • 営業・広報(コミュニケーション能力を活用)
  • 語学関連職(通訳・翻訳・貿易事務)
  • 法律系の士業(司法書士・行政書士など/ホスピタリティ×専門性)

実は、CAで培った「最高レベルのホスピタリティ」と「国家資格」を掛け合わせることで、年齢や環境に左右されない安定したキャリアを築く方が増えています。

本記事では、CAが転職市場で評価される本当の強みと、それを活かせる具体的なキャリアパス、そして実際に未経験から法律家へと転身された成功事例をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】

1. CA(客室乗務員)からの転職・セカンドキャリアで悩む理由

CA(客室乗務員)はセカンドキャリアで悩む方が多いのが現状です。その主な理由は以下の3点です。

● 一般的な事務スキル(PC等)の不足への不安
● 転職しても「働き方」が変わらないジレンマ
● 年齢のハードル

それぞれ具体的に解説します。

1-1. 一般的な事務スキル(PC等)の不足への不安

CAは接客のプロですが、デスクワーク中心の企業が求める「Excel・PowerPointの実務経験」などが不足しがちです。そのため、人気の高い一般事務職では「未経験者」として扱われ、年収ダウンや非正規雇用からのスタートを余儀なくされるケースがあります。

1-2. 転職しても「働き方」が変わらないジレンマ

CAの経験を直接活かそうとすると、グランドスタッフやホテルコンシェルジュなどが候補に挙がります。しかし、これらはCAと同様に「シフト制・体力勝負」であることが多く、「土日休みで規則正しく働きたい」「長く働ける環境が欲しい」という転職の動機を満たせないことが少なくありません。

1-3. 年齢のハードル

セカンドキャリアを考え始める30代〜40代は、一般転職市場では即戦力が求められる年代です。未経験職種への挑戦は、20代と比較して採用ハードルが高くなる傾向にあります。

しかし、視点を変えれば道は開けます。「CA経験そのもの」ではなく、「CAで培った能力」に注目するのです。

2. セカンドキャリアに活かせるCAの4つの能力と適職

CAのセカンドキャリアで大切なのは、「CA経験を活かせる仕事」ではなく「CAで培った能力を活かせる仕事」を探すという視点です。

「CA経験」と「CAで培った能力」は別物です。CA経験を直接活かせる仕事は限られていますが、CAとして働く中で身についた能力は、業界や職種が変わっても通用します。

CAとして働く中で身に付いた以下の能力は、異業種でも高く評価されます。

● 接遇能力やホスピタリティ
● コミュニケーション能力
● 語学力
● マルチタスク能力

それぞれ具体的に見ていきます。

2-1. 接遇能力やホスピタリティ

CAが仕事で何気なく行っている接遇やホスピタリティは、多くの仕事で求められる能力です。

「言われる前に要望を察して動く」
「相手に合わせて柔軟に対応する」

といった高度なホスピタリティは、AIには代替できない人間の強みです。特に、顧客との信頼関係が成果に直結する仕事では強力な武器になります。

《接遇能力やホスピタリティが活きる仕事の例》
 ● 研修講師、マナーコンサルタント
 ● ブライダル(ウェディングプランナーなど)
 ● 一流ブランドの販売職
 ● クライアント対応が必要な士業 など

2-2. コミュニケーション能力

CAは、立場の異なる人と円滑にコミュニケーションを取る力が自然と身についています。

お客様への対応はもちろん、機長、クルー、地上係員など、フライトごとに異なるメンバーと即座にチームを組む調整力は、組織の潤滑油として重宝されます。

《コミュニケーション能力が活きる仕事の例》
 ● 営業事務・営業アシスタント
 ● カスタマーサポート
 ● 社内調整が多い総務系の仕事 など

2-3. 語学力

特に、国際線を経験したCAであれば、語学力も強みになります。語学力を活かす方法は大きく2つあります。
1つは、語学そのものを仕事にする方法。通訳・翻訳や語学講師などがこれにあたります。
もう1つは、語学力を他の専門性と組み合わせる方法です。たとえば、貿易事務や外国人対応が必要な専門職など、語学力があることで選ばれる人材になれます。
ただし、語学力は強力な武器ですが、「◯◯語ができる」だけでなく「◯◯語を使って何ができるか(専門性)」が問われます。

《語学力が活きる仕事の例》
 ● 通訳・翻訳
 ● 語学講師
 ● 貿易事務
 ● 外国人対応が必要な仕事(外国人材紹介会社のスタッフ、ビザ申請を扱う行政書士など)

2-4. マルチタスク能力

CAは、複数の業務を同時並行でこなす力が鍛えられています。
フライト中は、サービス、保安業務、雑務など、やるべきことが次々と発生します。一つひとつ順番にこなす余裕はなく、状況を見ながら複数の業務を並行して進めなければなりません。

保安業務とサービスを同時にこなし、常に優先順位を判断する能力は、業務量の多い現場で即戦力となります。

《マルチタスク能力が活きる仕事の例》
 ● 医療事務・クリニック受付
 ● 飲食店のホールスタッフ
 ● 秘書 など

3. 「ホスピタリティ×専門性」で選ぶなら法律系の士業

ここまで一般的な仕事を紹介してきましたが、実は意外とCA(客室乗務員)からのキャリアチェンジに適しているのが法律系の士業です。

「法律とCA?」と意外に思われるかもしれませんが、実は非常に相性が良いのです。 伊藤塾でも、多くの元CAが法律の勉強経験がゼロの状態から合格し、活躍しています。

以下では、実際にCAからのセカンドキャリアとして、司法書士・行政書士などを選ばれた方々にお話を伺いました。

3-1.【成功事例】CA勤務22年間から、司法書士になった山本さん

YouTube thumbnail

1人目にお話を伺ったのは、CAから司法書士になった山本さんです。
航空会社の客室乗務員として22年間勤務していましたが、30代半ば頃から「客室乗務員として定年退職まで続けるには体力面で不安がある」と感じるようになったそうです。

そこで、一生仕事を続けていきたいという思いから司法書士を目指すことを決意されました。
試験勉強においても、時間内に優先順位をつけて仕事をこなしていたCAの経験が大いに役立ったそうです。

※司法書士の仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

3-2.【成功事例】体力面からCAを退職し、司法書士になった片山さん

YouTube thumbnail

2人目にお話を伺ったのは、同じくCAから司法書士になった片山さんです。
片山さんも国内有数の航空会社のCAとして勤務していましたが、体力面の問題で退職。漠然とした将来の不安から「何か手に職をつけたい」と思い、資格取得を考えるようになったそうです。

同世代の友人が専門職として活躍している様子を見て、「年齢や職歴に関係なく活躍できそうな業界」として司法書士を選ばれました。
現在は、クライアントに寄り添う法律家として活躍されています。

3-3.【成功事例】国際線CAから行政書士になった川股さん

YouTube thumbnail

3人目にお話を伺ったのは、国際線のCAから行政書士になった川股さんです。
川股さんは国際線のCA(客室乗務員)として激務をこなしていましたが、国籍がバラバラの同僚と働く中で、同僚から「日本で働くには?」「日本に移住したい」と聞かれることが多々あり、力になりたいと考えるようになったそうです。

そこで、ビザ・在留資格などについて調べていくうちに、行政書士が入管業務を取り扱えることを知り、自分のキャリアとの親和性を感じて挑戦を決意されました。
過酷な時差や長距離フライトという環境でしたが、フライトのスキマ時間などをうまく使い、見事合格を果たされました。

※行政書士の仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

4. なぜCAのセカンドキャリアに法律系の「士業」が最適なのか

上記のように、意外と多くのCAからセカンドキャリアとして選ばれているのが法律系の士業です。4章では、なぜ多くのCAから士業が選ばれているのか、その理由を解説します。

● CAとして身についたホスピタリティが活きる
● ライフステージに合わせた「自由な働き方」ができる
● 体力や年齢、性別に左右されず活躍できる

4-1. CAとして身についたホスピタリティが活きる

1つ目の理由は、CAとして身についたホスピタリティが活きることです。

士業は「先生」と呼ばれる仕事ですが、実態は「法律知識を持ったサービス業」です。クライアントが抱える悩みに寄り添い、信頼関係を築くことが求められる仕事です。

この点で、CAとして培われたホスピタリティは大きな強みになります。

たとえば、当コラムを運営する伊藤塾で実務講座を担当している岩崎講師は、元々シンガポール航空の客室乗務員として働いていました。そのときに教わった「NOと言わないこと」を行政書士として実践し、「ジェットストリームより速く、ファーストクラスより上質なサービス」をモットーに絶大な信頼を獲得しているそうです。

※こちらで詳しいお話を伺っています。

法律の知識は勉強すれば身につきますが、こういったホスピタリティは一朝一夕で身につくものではありません。CAとして自然と身についたホスピタリティは、士業の仕事でも、そのまま強みになります。

4-2. ライフステージに合わせた「自由な働き方」ができる

2つ目の理由は、出産や育児などライフステージに合わせた「自由な働き方」ができることです。

士業は、独立開業が可能です
「子どもが小さいうちは自宅兼事務所でセーブして働く」「手が離れたらバリバリ働く」といった調整が自分の裁量で可能です。
組織のシフトに縛られず、自分の人生の主導権を握ることができることは、大きな魅力といえるでしょう。

伊藤塾で司法書士を目指した方の中には、3人のお子さんを抱えながら司法書士試験に合格し、その後司法書士事務所に就職、仕事をしながら4人目を出産されたような女性もいます。

出産や育児をきっかけにキャリアの不安を感じ始めた方は、ぜひ以下の動画も確認してみてください。

YouTube thumbnail

4-3. 体力や年齢、性別に左右されず長く活躍できる

3つ目の理由は、体力や年齢、性別に左右されず長く活躍できることです。

40代、50代での転職は一般的に不利とされますが、士業の世界では逆です。人生経験を積んだ落ち着きのある対応は、依頼者からの信頼に繋がります。定年がないため、60代以降も現役で活躍し続けることが可能です。

また、性別による不利などもなく、離婚や相続など、デリケートな問題を抱えるクライアントにとっては、同じ女性であることが強みになる場面もあります。

※こちらの記事も多くの方に読まれています。

5. CAから法律系資格を目指すなら「司法書士」がおすすめ

法律系の資格にはさまざまな種類がありますが、CAのセカンドキャリアとして特におすすめなのが司法書士です。

5-1. 合格者の平均年齢は42歳の「大人のための試験」

司法書士試験の合格者の平均年齢は42歳(令和7年度)です。
CAに限らず、セカンドキャリアとして目指す人が多く、30代・40代からの挑戦がスタンダードな世界です。

「今から勉強なんて遅いのでは?」という心配は無用です。

何歳になっても挑戦ができ、実際に活躍もできる仕事なのです

5-2. 圧倒的な売り手市場!職歴・年齢にかかわらず就職に強い

司法書士業界は深刻な人材不足であり、資格さえあれば40代・50代の未経験者でも就職先が見つかりやすい「超・売り手市場」です。

一般転職のような「書類選考で年齢を理由に落とされる」ということが極めて少ないのが特徴です。

伊藤塾では毎年多くの合格者を送り出していますが、就職に困ったという声はほぼ聞こえてきません。50代未経験など、一般的な転職市場では不利になりがちな条件でも、司法書士事務所などにスムーズに採用されています。

年齢・性別に関わらず就職しやすいのが、司法書士の大きな魅力といえるでしょう。

※こちらの記事も多くの方に読まれています。

5-3. 法律の知識ゼロからでも、1年程度で合格を目指せる

司法書士試験は紛れもない難関資格の1つです。
しかし、難関資格ではありますが、正しい指導法のもとで学べば、法律知識ゼロからでも1年〜1年半程度での合格が十分に可能です。

伊藤塾では、実際に多くの方が仕事や家事、育児と勉強を両立させて、短期合格を実現しています

《司法書士試験に短期合格された方々》

※司法書士試験の内容は、以下で詳しく解説しています。

6. 法律系の国家資格を目指すなら伊藤塾 

CAのセカンドキャリアとして法律家を目指すのなら、ぜひ当コラムを運営する伊藤塾へご相談ください。

伊藤塾は1995年の開塾から約30年にわたり、数多くの法律家を世に送り出してきた法律資格専門の受験指導校です。司法試験や予備試験をはじめとした最難関資格において、圧倒的な合格実績を誇っています。

司法書士試験でも、合格者占有率54.3%(全合格者751名中408名が伊藤塾を利用※令和7年度実績という圧倒的な実績を有しており、最年少合格者、一発合格者、総合成績1位合格者などを含む多数の合格者を輩出しています。

なかでも、「勉強から長く離れている」「家事や仕事と両立できるか不安」 そんな悩みを持つ多くの元CAの方々を、合格へと導いてきたノウハウがあります。

セカンドキャリアに不安を感じている方、新しい一歩を踏み出したいと考えている方は、ぜひ伊藤塾の講座をチェックしてみてください。

7. CAのセカンドキャリアとして法律系士業に興味がある方からのよくある質問

Q. 勉強時間はどのくらい必要ですか?

A. 個人差がありますが、司法書士試験は3,000時間、行政書士試験は800〜1,000時間といわれています。
ただし、これはあくまで目安です。司法書士試験でいえば、1,000時間以下の学習時間で合格する人もいれば、3,000時間かけても受からない人もいます。
ある程度の勉強時間は必要ですが、それ以上に「正しい勉強法」ができているかが合否に影響します。

※こちらの記事も多くの方に読まれています。

Q. 合格するには、仕事を辞めて勉強に専念すべきですか?

A. いいえ。働きながらの合格をおすすめします。
経済的な不安はメンタルに悪影響を及ぼします。伊藤塾には、激務の合間を縫って合格された社会人の受講生がたくさんいます。スキマ時間を活用するノウハウも提供しています。

Q. 大学は法学部ではないのですが、問題ありませんか?

A. まったく問題ありません。司法書士を含むほとんどの法律系資格には受験資格がなく、学歴・学部は問われません。本記事で紹介した方のなかにも、法学部出身ではなく、法律の勉強をゼロからスタートした方がたくさんいます。

8. 【まとめ】CAのセカンドキャリアの成功法則

本記事では、CA(客室乗務員)の経験や能力を活かしたセカンドキャリアの選び方について解説してきました。
以下にポイントをまとめます。

  • CAの転職における課題 
    一般的な事務経験の不足、職種が限定されてしまうことや年齢がハードルとなり、セカンドキャリア選びに悩む方は少なくありません。

  • 「経験」ではなく「能力」に着目する 
    CA経験そのものよりも、業務を通じて培った「接遇・ホスピタリティ」「コミュニケーション能力」「語学力」「マルチタスク能力」を評価してくれる仕事を選ぶことが重要です。

  • 法律系の士業との高い親和性
    意外な選択肢と思われがちですが、司法書士や行政書士といった法律系の士業は、CA特有のホスピタリティが顧客との信頼関係構築に直結するため、非常に相性が良い職種です。

  • ライフステージに合わせた働き方が可能
    士業には定年がなく、年齢や性別に関係なく長く活躍できるほか、独立開業によって育児や出産とキャリアを両立しやすいメリットがあります。

  • 特に「司法書士」がおすすめ
    司法書士試験の合格者平均年齢は42歳と高く、まさに「大人のための試験」です。圧倒的な売り手市場であるため、30代・40代の未経験者であっても就職しやすく、セカンドキャリアとして最適です。

あなたがフライトで培ってきたその笑顔と気配りは、法律家として多くの人を救う力になるはずです。

CAとしてのキャリアで培った素晴らしいホスピタリティを、一生モノの国家資格と掛け合わせて、新たなステージで輝かせてみませんか?

伊藤塾は1995年の開塾以来、数多くの法律家を世に送り出してきました。特に司法書士試験においては、合格者占有率54.3%(全合格者751名中408名が伊藤塾を利用)という業界トップクラスの実績を誇り、法律初学者からの一発合格者も多数輩出しています。

「法律の知識がゼロでも大丈夫か」「働きながら合格できるか」といった不安をお持ちの方もどうぞご安心ください。伊藤塾には、家事や育児、仕事をしながら短期合格を実現した受講生の実績とノウハウが豊富にあります。

セカンドキャリアへの新しい一歩を踏み出したいとお考えの方は、ぜひ伊藤塾の無料体験講義を覗いてみてください。

あなたのセカンドキャリアの実現を、伊藤塾が力強くサポートさせていただきます。

伊藤塾 司法書士試験科

著者:伊藤塾 司法書士試験科

伊藤塾司法書士試験科は1995年の開塾以来、多数の法律家を輩出し、現在も業界トップの司法書士試験合格率を出し続けています。当コラムでは、学生・社会人問わず、法律を学びたいと考えるすべての人のために、司法書士試験に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。