
【2025年度】司法書士試験の合格発表はいつ?試験内容を講師が徹底分析!
試験詳細
2025年10月02日


令和7年度(2025年度)の司法書士試験を受験された方、本当にお疲れ様でした。
筆記試験後の主な流れは、次のとおりです。
令和7年 8月12日(火) | 正解と基準点の発表 |
令和7年10月 2日(木) | 合格発表(筆記試験) |
令和7年10月14日(火) | 口述試験 |
令和7年11月 4日(火) | 最終合格発表 |
本記事では、
・合格発表の日程や流れ
・令和7年度(2025年度)試験の分析(難易度など)
・合格後の手続き
について取り上げました。
司法書士試験受験生の方は、是非ご一読ください。
【目次】
1.「筆記試験」の合格発表は「10月2日(木)午後4時」
令和7年度(2025年度)の「筆記試験」の合格発表日は、10月2日(木)午後4時です。
「筆記試験」から合格発表までの流れを見ていきましょう。
1-1.【8月12日(火)午後4時】正解と基準点の発表
試験から約1ヶ月後の8月12日(火)午後4時に、択一式問題の正解と基準点が発表されます。
法務省ホームページ上の令和7年度司法書士試験内に掲載されますので、自己採点を行い、口述試験に備えましょう。
1-2.【10月2日(木)午後4時】「筆記試験」の合格者の受験番号が掲示
令和7年(2025年)10月2日(木)午後4時に、「筆記試験」の合格者が発表されます。
合格発表の方法は、
・法務局または地方法務局での掲示
・法務省ホームページへの掲載
の2種類です。
1-2-1.法務局または地方法務局での掲示
令和7年(2025年)10月2日(木)に、筆記試験を実施した法務局または地方法務局で、筆記試験合格者の受験番号が掲示されます。
1-2-2.法務省ホームページに掲載
令和7年(2025年)10月2日(木)午後4時に、法務省のホームページにも掲載されます。
アクセスが集中して、つながりにくくなる場合もありますが、焦らず確認しましょう。
1-3.【10月3日(金)】成績通知の発送
筆記試験の成績通知は、希望者のみ、10月3日(金)(筆記試験合格発表日の翌日)に法務省から発送されます。
通知を希望する場合は、筆記試験の試験場で配布される成績通知用の封筒に、郵便番号や住所、氏名を記載して提出しましょう。
1-4.【10月9日(木)】口述試験受験票が送付
筆記試験に合格すると、10月9日(木)までに、口述試験受験票が送付されます。
(口述試験の実施日は、10月14日(火)です。)
なお、筆記試験の合格は、口述試験受験票によって通知されます。合格証は届きません。
10月9日(木)までに口述試験受験票が届かない場合は、口述試験を実施する法務局の総務課に問い合わせましょう。
※ 司法書士試験の口述試験については、こちらの記事で詳しく解説しています。
2.司法書士試験の最終合格発表は「11月4日(火)午後4時」
令和7年度(2025年度)司法書士試験の最終合格発表日は、11月4日(火)午後4時です。
最終合格発表は、
・法務局または地方法務局での掲示
・法務省ホームページへの掲載
・官報への公告
の3つの方法で行われます。
2-1.法務局または地方法務局での掲示
令和7年(2025年)11月4日(火)午後4時に、筆記試験を実施した法務局または地方法務局に、合格者の番号が掲示されます。
2-2.法務省ホームページへの掲載
令和7年(2025年)11月4日(火)午後4時に、法務省ホームページ上の令和7年度司法書士試験内に最終合格者番号のPDFが掲載される予定です。
なお、発表直後はアクセスが集中するため、つながりにくくなる場合があります。
2-3.官報への公告
令和7年(2025年)11月28日(金)の官報に、最終合格者の「受験番号」と「氏名」が掲載されます。
官報は、全国各地の官報販売所やオンラインで購入できます。
ただし、号によってはすぐに売り切れてしまいます。確実に入手したい場合は、事前予約を利用しましょう。
3.令和7年度(2025年度)司法書士試験の難易度は?
令和7年度(2025年度)司法書士試験は、7月6日(日)に実施されました。
試験の難易度はどうだったのでしょうか。
・出願の状況
・択一式問題の総評
・記述式問題の総評
などについて確認してみましょう。
3-1.出願状況の推移
令和7年度(2025年度)度司法書士試験の出願状況は、表のとおりです。
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 | |
出願者数 | 14,431人 | 14,988人 | 15,693人 | 16,133人 | 16,837人 | 17,365人 |
受験者数 | 11,494人 | 11,925人 | 12,727人 | 13,372人 | 13,960人 | |
合格者数 | 595人 | 613人 | 660人 | 695人 | 737人 | |
合格点 (筆記試験) | 205.5点 | 208.5点 | 216.5点 | 211点 | 267点 | |
基準点 (択一式午前) | 75点 | 81点 | 81点 | 78点 | 78点 | |
基準点 (択一式午後) | 72点 | 66点 | 75点 | 75点 | 72点 | |
基準点 (記述式) | 32点 | 34点 | 35点 | 30.5点 | 83点 |
※令和7年度(2025年度)の受験者数・合格者数・合格点・基準点については、発表があり次第、記載いたします。
出願者数は、令和6年度(2024年度)試験から「528人」増加しており、直近5年間で最高人数となっています。受験者数は、現時点で公表されていませんが、例年の傾向からすると増加している可能性が高いでしょう。
3-2.令和7年度(2025年度)択一式問題の分析講義
令和7年度(2025年度)司法書士試験(択一式)の総評については、動画で詳しく解説しています。
伊藤塾講師陣の総力を挙げた本試験の徹底解析により、本試験の出題傾向やポイントから、自己分析の方法、今後の対策まで明確にしていますので、是非ご確認ください。
3-3.令和7年度(2025年度)記述式問題の分析講義
令和7年度(2025年度)司法書士試験(記述式)の総評についても、動画で詳しく解説しています。
記述式は、令和6年度(2024年度)から配点が大幅に変更となりました。
(変更点):「2問で70点満点」→「2問で140点満点」
戸惑いがちな記述式のポイントについても、徹底的に分析していますので、是非ご確認ください。
4.司法書士試験に合格した後の流れ
司法書士試験合格後の流れについても、確認しておきましょう。
最終合格後の流れは、次のとおりです。
① 合格発表(11月4日(火))
↓
② 新人研修(12月中旬から開始)
↓
③ 就職活動(または開業準備)
↓
④ 司法書士会への登録
↓
⑤ 業務開始
最終合格後、まずは「新人研修」が始まります。
申込受付の期間は、「合格発表から2週間程度」なので、早めに申し込みを行いましょう。
新人研修では「中央新人研修」「ブロック新人研修」「司法書士会研修(配属研修)」の3種類が行われます。この期間に就職活動も開始して、研修修了前に勤務先を見つける人も多いです。
その後、司法書士会・司法書士会連合会への登録手続きを行い、司法書士としてのキャリアがスタートします。
※司法書士試験合格後の流れについては、次の記事で詳しく解説しています。
また、司法書士の「79%」が取得している認定司法書士になるための特別研修が新人研修後の5月下旬から7月上旬頃に行われます。
認定司法書士になるためには、9月上旬に行われる認定考査という試験に合格しなければなりません。
認定司法書士を希望されている方は、行政書士試験で勉強したことを忘れないうちに、できるだけ早いタイミングで特別講習や認定考査を受けることをおすすめします。
※認定司法書士・特別研修・認定考査については以下の記事で詳しく解説しています。
→司法書士の認定考査の対策は?いつ受ける?日程や合格率を徹底解説!
5.残念な結果に終わってしまった場合は?
残念ながら不合格になってしまった場合、落ち込んでしまうのは当然のことです。
しかし、諦めないでください。あなたの努力は決して無駄ではありません。
不合格は「成長のチャンス」です。多くの合格者も「不合格を糧にして成長」し、最終合格を掴みとっています。
まずは、本試験の結果を元に、自分の弱点を分析してみましょう。
「択一式試験」と「記述式試験」それぞれの得点を確認し、どの分野が苦手だったのかを把握することが必要です。
「正答率の高い問題を落としていないか」「足を引っ張っている科目が無いか」など、自分の理解度を確認してみましょう。
次に、勉強方法を見直すことも大切です。
自分に合った勉強方法を見つけることが、合格への近道となるからです。
・独学で勉強していた方は、受験指導校も検討してみる
・予備校の講座を利用していた方は、他に良い講座がないか探してみる
など、自分に合ったスタイルを探してみましょう。
司法書士試験に不合格になったからといって、人生が終わる訳ではありません。
不合格を糧として努力すれば、大きく成長できるはずです。
諦めずに前を向いて行動していけば、必ず合格の日は訪れます。
※「2026年合格目標 司法書士中上級講座」はこちら
6.まとめ
この記事では、令和7年度(2025年度)司法書士試験の合格発表について取り上げました。
見事に最終合格を勝ち取った方は、本当におめでとうございます。
これから、司法書士としてのキャリアがスタートします。「新人研修」に備えつつ、認定司法書士になるための「認定考査」対策をできる限り早めに開始しましょう。
残念ながら不合格となってしまった方も本当にお疲れさまでした。
まずは自分をいたわってあげましょう。そして気持ちの切り替えができたら、次のステップに向けて行動を開始しましょう。
最終合格に向けて、もう一度足元から固め直したいという方は、ぜひ伊藤塾へご相談ください。
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