【2025年度版】合格者数と合格率から見る法科大学院ランキング!法科大学院選びの注意点も解説!
法科大学院
2025年10月31日
法科大学院ルートで司法試験合格を目指すには、自分に合った法科大学院を選ぶのも重要な要素となります。
「合格者数や合格率が上位の法科大学院はどこ?」「何を基準に法科大学院を選ぶのが良いのだろう?」「自分に合った法科大学院って何?」などと気になる方もいらっしゃるでしょう。
法科大学院を選ぶ際に最も重要な基準は、司法試験の合格者数と合格率です。この記事では、合格者数と合格率から見るおすすめの法科大学院ランキングを紹介したうえで、ランキング以外に法科大学院選びで注意すべき点について解説します。法科大学院選びでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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【目次】
1.おすすめの法科大学院(ロースクール)ランキング
法科大学院を選ぶ際に最も重要なのは、最終的な目標である司法試験の合格者数と合格率です。合格者数が少ないと、1人の合否により合格率に大きな影響があるため、合格者数と合格率を兼ね備える法科大学院への進学が、司法試験合格にはおすすめといえます。
通常の大学院と違い、法科大学院進学の一番の目的は、その課程を修了することにより、司法試験の受験資格を取得し、いち早く司法試験に合格することです。
早く実務の世界で活躍したい、司法試験に一発で合格したいと考えるのであれば、司法試験の合格者数が多く、合格率の高い法科大学院を選択すると良いでしょう。
1-1.「合格者数」から見るおすすめランキング
2024年(令和6年)の司法試験における、法科大学院別の合格者数のランキングは、次のとおりです。
| 順位 | 法科大学院名 | 合格者数 |
| 1 | 慶應義塾大学法科大学院 | 146人 |
| 2 | 早稲田大学法科大学院 | 139人 |
| 3 | 東京大学法科大学院 | 121人 |
| 4 | 京都大学法科大学院 | 107人 |
| 5 | 中央大学法科大学院 | 83人 |
| 6 | 大阪大学法科大学院 | 72人 |
| 7 | 一橋大学法科大学院 | 60人 |
| 8 | 神戸大学法科大学院 | 51人 |
| 9 | 同志社大学法科大学院 | 41人 |
| 10 | 九州大法科大学院 | 37人 |
| 11 | 名古屋大法科大学院 | 32人 |
| 12 | 立命館大法科大学院 | 29人 |
| 13 | 明治大法科大学院 | 25人 |
| 14 | 東北大法科大学院 | 21人 |
| 15 | 日本大法科大学院 | 19人 |
| 16 | 北海道大法科大学院 | 17人 |
| 17 | 関西大法科大学院 | 15人 |
| 18 | 筑波大法科大学院 | 14人 |
| 19 | 上智大法科大学院 | 12人 |
| 20 | 千葉大法科大学院 | 11人 |
| 21 | 関西学院大法科大学院 | 10人 |
| 21 | 東京都立大法科大学院 | 10人 |
| 23 | 専修大法科大学院 | 9人 |
| 23 | 広島大法科大学院 | 9人 |
| 23 | 大阪公立大法科大学院 | 9人 |
| 26 | 法政大法科大学院 | 7人 |
| 27 | 創価大法科大学院 | 6人 |
| 28 | 愛知大法科大学院 | 5人 |
| 28 | 南山大法科大学院 | 5人 |
| 28 | 岡山大法科大学院 | 5人 |
| 28 | 琉球大法科大学院 | 5人 |
| 32 | 金沢大法科大学院 | 4人 |
| 32 | 福岡大法科大学院 | 4人 |
| 32 | 学習院大法科大学院 | 4人 |
| 35 | 横浜国立大法科大学院 | 2人 |
| 35 | 駒澤大法科大学院 | 2人 |
| 37 | 近畿大法科大学院 | 1人 |
| 37 | 桐蔭横浜大法科大学院 | 1人 |
| 37 | 甲南大法科大学院 | 1人 |
合格者数が上位の法科大学院は、毎年多くの合格者を輩出しています。合格者数の多い法科大学院に進学すると、多くの合格レベルの同級生と切磋琢磨しながら学習を進められます。
司法試験の合格を目指すうえで、学習環境は重要な要素です。一緒に合格を目指して学習できる仲間を多く見つけられるのは、合格者数が多い法科大学院を選ぶ魅力の1つと言えるでしょう。
合格者数から法科大学院を絞るのであれば、毎年少なくとも30名以上の合格者を出している法科大学院を選択するのがおすすめです。
1-2.「合格率」から見るおすすめランキング
続いて、2024年(令和6年)の司法試験における、法科大学院別の合格率ランキングを見てみましょう。
| 順位 | 法科大学院名 | 合格率 |
| 1 | 慶應義塾大法科大学院 | 59.35% |
| 2 | 愛知大法科大学院 | 55.56% |
| 3 | 京都大法科大学院 | 49.31% |
| 4 | 一橋大法科大学院 | 48.78% |
| 5 | 東京大法科大学院 | 47.45% |
| 6 | 中央大法科大学院 | 45.86% |
| 7 | 早稲田大法科大学院 | 42.12% |
| 8 | 大阪大法科大学院 | 40.68% |
| 9 | 神戸大法科大学院 | 37.50% |
| 10 | 同志社大法科大学院 | 36.94% |
| 11 | 九州大法科大学院 | 34.58% |
| 12 | 名古屋大法科大学院 | 31.07% |
| 13 | 南山大法科大学院 | 27.78% |
| 14 | 上智大法科大学院 | 27.27% |
| 14 | 専修大法科大学院 | 27.27% |
| 16 | 広島大法科大学院 | 26.47% |
| 17 | 北海道大法科大学院 | 26.15% |
| 18 | 大阪公立大法科大学院 | 25.00% |
| 18 | 金沢大法科大学院 | 25.00% |
| 20 | 関西学院大法科大学院 | 24.39% |
| 21 | 筑波大法科大学院 | 23.33% |
| 22 | 東北大法科大学院 | 22.11% |
| 23 | 立命館大法科大学院 | 21.97% |
| 24 | 明治大法科大学院 | 21.74% |
| 25 | 関西大法科大学院 | 21.43% |
| 26 | 千葉大法科大学院 | 21.15% |
| 27 | 岡山大法科大学院 | 20.00% |
| 27 | 近畿大法科大学院 | 20.00% |
| 29 | 日本大法科大学院 | 19.00% |
| 30 | 創価大法科大学院 | 17.65% |
| 31 | 福岡大法科大学院 | 17.39% |
| 32 | 琉球大法科大学院 | 17.24% |
| 33 | 横浜国立大法科大学院 | 15.38% |
| 34 | 桐蔭横浜大法科大学院 | 12.50% |
| 35 | 法政大法科大学院 | 12.07% |
| 36 | 学習院大法科大学院 | 11.11% |
| 37 | 東京都立大法科大学院 | 10.87% |
| 38 | 駒澤大法科大学院 | 6.25% |
| 39 | 甲南大法科大学院 | 5.56% |
令和6年の司法試験における全体の合格率は42.1%でした。全体の合格率を超えているのは上位7校で、合格率から法科大学院を選ぶのであれば、少なくとも30%程度の合格率を確保している法科大学院を選ぶのがおすすめです。
合格率で注意しなければならないのは、合格者数との関係です。合格者数が少ない場合、1人の合否により合格率に大きな影響があるため、合格者数と合格率を兼ね備えているかどうか、また過去数年の合格率についても、必ず確認するようにしましょう。
1-3.「総合成績」から見るおすすめランキング
最後に、合格者数と合格率の総合ランキングを紹介します。総合ランキングは、合格者数ランキングと合格率ランキングの順位を合計して、合計数の少ない順を総合順位としています。
| 順位 | 法科大学院名 | 合格者数 | 合格率 |
| 1 | 慶應義塾大学法科大学院 | 1 | 1 |
| 2 | 京都大学法科大学院 | 4 | 3 |
| 3 | 東京大学法科大学院 | 3 | 5 |
| 4 | 早稲田大学法科大学院 | 2 | 7 |
| 5 | 中央大学法科大学院 | 5 | 6 |
| 6 | 一橋大学法科大学院 | 7 | 4 |
| 7 | 大阪大学法科大学院 | 6 | 8 |
| 8 | 神戸大学法科大学院 | 8 | 9 |
| 9 | 同志社大学法科大学院 | 9 | 10 |
| 10 | 九州大法科大学院 | 10 | 11 |
| 11 | 名古屋大法科大学院 | 11 | 12 |
| 12 | 愛知大法科大学院 | 28 | 2 |
| 13 | 北海道大法科大学院 | 16 | 17 |
| 14 | 上智大法科大学院 | 19 | 14 |
| 15 | 立命館大法科大学院 | 12 | 23 |
| 16 | 東北大法科大学院 | 14 | 22 |
| 17 | 明治大法科大学院 | 13 | 24 |
| 18 | 専修大法科大学院 | 23 | 14 |
| 19 | 筑波大法科大学院 | 18 | 21 |
| 20 | 広島大法科大学院 | 23 | 16 |
| 21 | 大阪公立大法科大学院 | 23 | 18 |
| 22 | 南山大法科大学院 | 28 | 13 |
| 23 | 関西大法科大学院 | 17 | 25 |
| 24 | 日本大法科大学院 | 15 | 29 |
| 25 | 千葉大法科大学院 | 20 | 26 |
| 26 | 関西学院大法科大学院 | 21 | 25 |
| 27 | 金沢大法科大学院 | 32 | 18 |
| 28 | 岡山大法科大学院 | 28 | 27 |
| 29 | 創価大法科大学院 | 27 | 30 |
| 30 | 東京都立大法科大学院 | 21 | 37 |
| 31 | 琉球大法科大学院 | 28 | 32 |
| 32 | 法政大法科大学院 | 26 | 35 |
| 33 | 福岡大法科大学院 | 32 | 31 |
| 34 | 近畿大法科大学院 | 37 | 27 |
| 35 | 学習院大法科大学院 | 32 | 36 |
| 36 | 横浜国立大法科大学院 | 35 | 33 |
| 37 | 桐蔭横浜大法科大学院 | 37 | 34 |
| 38 | 駒澤大法科大学院 | 35 | 38 |
| 39 | 甲南大法科大学院 | 37 | 39 |
総合ランキング1位は、合格者数・合格率ともにトップの慶応義塾大学法科大学院となりました。令和4年度、令和5年度は京都大学法科大学院が総合ランキング1位となっていましたが、入れ替わりました。
合格者数が10位までの法科大学院は、いずれも総合ランキングでも10位以内となっています。合格者数・合格率という重要な数値から法科大学院を選ぶのであれば、上位10校が1つの目標となるでしょう。
司法試験に合格することを第一目標に据えるのであれば、合格者数および合格率がどちらも上位の法科大学院を目指すことをおすすめします。
※各法科大学院の詳細はこちらよりお読みください。
東京大学法科大学院の入試情報は?出身大学や難易度、TOEICの点数についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
京都大学法科大学院の入試情報は?難易度や出身大学・過去問についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
北海道大学法科大学院(ロースクール)の入試日程は?難易度・過去問も解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
東北大学法科大学院(ロースクール)の入試情報は?難易度や出身大学、過去問についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
神戸大学法科大学院の入試情報まとめ|難易度や出身大学についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
大阪大学法科大学院の入試情報は?難易度や募集要項、過去問についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
慶應義塾大学法科大学院の入試情報は?難易度や学費・過去問についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
早稲田大学法科大学院の入試情報は?出身大学や入試日程、ステートメントについても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
同志社大学法科大学院の入試情報は?日程や難易度、過去問についても解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
【2025年度】法科大学院(ロースクール)入試の難易度と対策を解説 | 記事一覧 | 司法試験コラム
1-4.穴場の法科大学院とは?
合格者数や合格率で例年好成績を納めている法科大学院は、その分入試倍率が高いケースが多く、入学前からある程度の法的知識を有していないと、入学試験に合格することはできません。
しかし、入試倍率がそこまで高くないにもかかわらず、司法試験の合格率が高い法科大学院も存在しています。
たとえば、総合ランキング最上位の中央大学法科大学院や早稲田大学法科大学院なども、入試倍率は2倍ほどで、それほど高い数字ではありません。
法科大学院の入試倍率については、下記記事をご覧ください。
【2025年度】法科大学院(ロースクール)入試の難易度と対策を解説
一概には言えませんが、人の集まりやすい都心の法科大学院よりも、地方の法科大学院の方が入学しやすいケースもあるでしょう。
法科大学院を選ぶ際には、入試倍率まで気にしてみると、穴場の法科大学院を見つけることができるかもしれません。
1-5.社会人におすすめの法科大学院は?
社会人で法科大学院への進学を考えている場合、通信制での講義に対応していたり、夜間開講していたりする法科大学院を選択することになるでしょう。
通信専門の法科大学院はありませんが、夜間コースが設置されている法科大学院は全国に4校あります。
● 筑波大学法科大学院
● 日本大学大学院法務研究科
● 福岡大学法科大学院
● 琉球大学法科大学院
ただし、夜間コースだからといって講義数が極端に少なくなる訳ではなく、土曜日や日曜日に集中して講義をこなす必要があります。
講義の時間が全日制の場合よりも限られていることから、通常よりも長い年数をかけて法科大学院を修了することになります。
仕事を終えた後に法科大学院へ通学することを考えると、職場や自宅から近い法科大学院を選択することになるでしょう。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
法科大学院の夜間コースor予備試験?社会人にはどちらのルートがおすすめなのか詳細分析
2.法科大学院を選ぶ際の注意点
法科大学院を選ぶ際に最も重要なのは、自分に合った法科大学院を選ぶことです。ランキングが重要な要素になるのは間違いありませんが、ランキングだけで判断してはいけません。
法科大学院を選ぶ際の注意点は、次のとおりです。
● ランキングだけで法科大学院を選ばない
● 最終的な司法試験合格を見据えて法科大学院を選ぶ
● 大学在学中から司法試験対策を開始する
それぞれの注意点について詳しく解説します。
2-1.ランキングだけで法科大学院を選ばない
合格者数や合格率のランキングが法科大学院を選ぶうえで最も重要であることは間違いありません。しかし、ランキングを参考にするだけでは自分に合った法科大学院を選ぶのは難しいでしょう。
自分に合った法科大学院を選ぶには、ランキング以外にも次のような要素を考慮すべきです。
● 法科大学院の留年率や修了率
● 立地条件
● カリキュラム・サポート体制
● 学費・奨学金制度
法科大学院の中には、留年率が高く修了率の低い大学もあります。修了が難しい法科大学院に入学すると、法科大学院のカリキュラムに時間を割かれて、司法試験の学習に十分な時間を割けない可能性もあるでしょう。
各法科大学院の留年率について、詳しくはこちらの記事も併せてご覧ください。
法科大学院の留年率は意外と高い?その原因と留年回避の対策を徹底解説
各法科大学院は、独自のカリキュラムを提供しており、定員数にも大きな差があります。法科大学院を選ぶ際は、興味のあるカリキュラムが充実しているのか、大人数と少人数制のどちらが合っているのか、なども考慮すべきです。
当然のことながら、学費や生活費のことも考えなければなりません。法科大学院によっては、特待生の学費を免除しているところもあります。また、実家から通える法科大学院や、出身大学の法科大学院など、地理的要因による経済的メリットも一つの要素となるでしょう。経済面での不安が先行するのなら、ランキングを下げてでも特待生での入学を目指すという選択肢も検討すべきでしょう。
学費や経済的支援の制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。
法科大学院の学費が安いランキング2025年版|費用総まとめと奨学金制度完全ガイド
学費免除や奨学金など法科大学院(ロースクール)の経済的支援総まとめ
2-2.最終的な司法試験合格を見据えて法科大学院を選ぶ
法科大学院への入学は、司法試験合格までの通過点に過ぎません。法科大学院を選ぶ際は「この法科大学院なら入学できる」「この法科大学院なら楽に卒業できそう」などと考えるのではなく、あくまで「司法試験に合格するために」ベストな法科大学院を選ぶべきです。
せっかくランキングの高い法科大学院に合格できたとしても、入試で燃え尽きてしまっては司法試験に合格することはできません。司法試験に合格するには、法科大学院の入学前から司法試験に合格するまで、高いモチベーションを保って学習を継続する必要があります。
法科大学院を選ぶ際は、入学後もモチベーションを保って学習を続けられるのか、司法試験合格のために十分なカリキュラムやサポート体制があるのかという視点も忘れてはいけません。
2-3.大学在学中から司法試験対策を開始する
大学生で法科大学院への入学を目指している方は、大学在学中から法科大学院の入試対策だけでなく司法試験対策・予備試験対策を開始してください。
ランキング上位の法科大学院が多くの合格者を輩出し高い合格率を保っているのは、入試の段階から高いレベルでの法的知識と思考力を要求しているためです。実際、ランキング上位の法科大学院であっても、未修者の合格率は決して高いものではありません。司法試験の合格可能性を高めるには、法科大学院に入学するまでの学習が重要なのです。
大学在学中から法科大学院への入学を目指すのであれば、予備試験合格を目指して学習を進めることをおすすめします。仮に予備試験に合格できなかったとしても、予備試験対策は法科大学院入試対策に直結します。法科大学院入試で好成績を出せば、特待生として入学できる可能性も高くなるでしょう。
ここで重要なのは、在学中に予備試験を受験することでなく、在学中に予備試験受験生と同程度の学習を進めることです。司法試験合格者の多くは、大学在学中から司法試験の短答と論文を見据えた対策を進めています。法科大学院に合格できれば良いという程度の学習では、法科大学院入学後に巻き返して司法試験に合格するのは難しいでしょう。
予備試験は難しいという理由で、法科大学院を逃げ道としてはいけません。予備試験を受験しない場合でも、大学在学中から司法試験対策を開始して、法科大学院入学までにはひと通りの学習を終えておくことが重要です。
3.法科大学院(ロースクール)選びのよくある質問(Q&A)
ここでは、法科大学院(ロースクール)選びに関して、よくある質問をまとめました。
3-1.選択する法科大学院によって就活に影響はある?
法科大学院選びの際に、選択する法科大学院によって就職活動に影響があるのか、気になる方も多いかもしれません。
結論としては、選択する法科大学院によって、多少なりとも就活に影響が出てくる可能性があるといえます。
たとえば、5大事務所のような大手の法律事務所であれば、東京大学法科大学院や京都大学法科大学院、慶應義塾大学法科大学院や早稲田大学法科大学院など、司法試験の各ランキング上位の出身者が多くなっています。
もちろん、学歴で全ての合否が判断される訳ではなく、これまでの活動歴や司法試験の順位、法科大学院の成績やサマークラークにおける評価などから、総合的に雇用が判断されることになります。
ただし、難関法科大学院に進学することができれば、それだけで他の人よりもアドバンテージを取れる可能性があることを考えると、初めから難関法科大学院に進学する目的を持って学習計画を立てるのが良いでしょう。
また、司法試験合格後に、企業の法務部で活躍したいと考えるのであれば、学歴以上に、面接で自分の強みをいかにアピールできるかを考えておくのが良いでしょう。
3-2.未修者と既修者でおすすめの法科大学院は変わる?
法学未修者と既修者で、おすすめの法科大学院は変わりません。
法科大学院は、大きく法学未修者を対象にした「3年コース」と、法学既修者を対象にした「2年コース」に分かれています。
たとえ大学の法学部出身であっても、1からしっかりと基礎力を身につけたいと考えるのであれば、未修者コースを選択することも可能です。ただし、未修者コースの司法試験合格率は、どの法科大学院でも既修者コースとは大きく差が開いています。未修者コースの1年目をどういう意識で臨むのかが非常に重要です。
どちらのコースを選ぶかは人それぞれですが、未修コースにおける1年次の留年率が高くなる傾向にあるため、その点にも留意して未修にするか既修にするかを選択してみてください。
4.まとめ
司法試験の合格可能性を高めるには、自分に合った法科大学院を選ぶことが重要です。ランキング上位の法科大学院を目指すのはもちろんのこと、カリキュラムやサポート体制などにも注目して最適な法科大学院を選びましょう。
目標の法科大学院に入学し司法試験に合格するには、早い段階から司法試験対策を開始すべきです。司法試験合格には、法科大学院に入学してからが勝負なのではなく、法科大学院に入学するまでの積み重ねが大きな意味を持ちます。
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