社労士は難しい?無理ゲー?働きながら1年で合格する秘訣を講師が伝授!

難易度・合格率

2025年11月27日

「社労士試験は難しすぎる」
「働きながら合格するなんて無理ゲーだ」
こんな噂を耳にして、社労士への挑戦を諦めようとしていませんか?

確かに、社労士試験の合格率は6〜7%と極めて低いです。いわゆる難関資格であることは間違いありません。しかし一方で、合格者の8割は、皆さんと同じように仕事をしながら勉強している社会人です。つまり、正しいアプローチさえ取れば、限られた時間でも十分に合格できる試験なのです。

この記事では、実際に社会人として働きながら、たった1年で社労士試験に合格した伊藤塾講師の体験談も交えつつ

  • 社労士試験が「難しい」「無理ゲー」と言われる理由
  • 働きながら1年で合格するために必要な心構えと勉強法
  • 最新の試験傾向を踏まえた6つの具体的なアドバイス

などをお伝えしていきます。この記事を読んで、社労士試験への不安をすべて解消し、合格への第一歩を踏み出してください。

【目次】

1. 社労士試験が「難しい・無理ゲー」と言われる理由は?

社労士試験が、「難しい」「無理ゲー」といわれる背景には、単なるイメージだけでなく、客観的なデータの裏付けがあります。まずは、合格率や勉強時間、偏差値といった具体的な数字から、その難易度をみていきましょう。

1−1. 合格率が6〜7%と極めて低い

社労士試験の合格率は、例年6〜7%台で推移しています。100人が受験しても、そのうちの6人から7人しか合格できない計算になり、非常に狭き門です。

 合格率受験者数合格者数
2025年(令和7年)5.5%43,421人2,376人
2024年(令和6年)6.9%43,174人2,974人
2023年(令和5年)6.4%42,741人2,720人
2022年(令和4年)5.3%40,633人2,134人
2021年(令和3年)7.9%37,306人2,937人


年度によってはさらに難しくなることもあり、2015年度には過去最低の2.6%を記録しています。常に一桁台という合格率が、多くの受験生に「自分には無理かもしれない」と感じさせてしまう最大の要因となっています。

※社労士試験の合格率は、以下の記事で詳しく解説しています。

1−2. 大学受験にすると偏差値66に相当する

あくまでも目安ですが、「合格率6%=上位6%」を偏差値に換算すると、約65.5となります。
大学受験でいえば、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)などの法学系学部と同等か、それ以上の難易度です。
「大学受験でMARCHに合格するくらいの努力が必要」と考えると、社労士試験の難しさがより具体的にイメージできるでしょう。

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1−3. 合格に必要な勉強時間は800〜1000時間

社労士試験では、労働基準法や健康保険法といった法律だけでなく、関連する細かい法令・規則まで学ばなければなりません。さらに、毎年のように行われる法改正にも対応する必要があります。

一般的に、これらの知識を独学で身につけるには、約800〜1000時間の勉強が必要とされています。もし1年で合格を目指すのであれば、平日は2〜3時間、休日は5時間程度の学習を毎日続けることが必要です。

※社労士試験の勉強時間は、以下の記事で詳しく解説しています。

1−4. 他の国家資格と比べても難易度はかなり高め

社労士試験の合格率や勉強時間を、他の国家資格と比べると以下のようになります。

資格名合格率(目安)勉強時間(目安)
司法試験(予備試験)3〜4%3000〜8000時間
司法書士3〜5%3000時間〜
社会保険労務士6〜7%800〜1000時間
中小企業診断士4〜6%1000時間〜
行政書士10〜14%600〜1000時間
宅建士15〜18%200〜400時間


司法試験や司法書士と比べると受験しやすい面はありますが、行政書士と比較しても合格率は半分以下、宅建士試験と比べると勉強時間は約2倍です。社労士試験は、紛れもなく難関資格の一つだといえるでしょう。

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2. 社労士試験のここが難しい!「無理ゲー」と感じさせる5つの要因

ここまで、合格率や勉強時間から、社労士試験の難しさを数字として解説してきました。
2章では、実際に受験生が「無理ゲー」と感じやすい点に触れつつ、社労士試験特有の難しさを5つの要因から見ていきます。

● 試験範囲が膨大で、全体像を掴みづらいから
● 1科目でも「基準点」を下回ると不合格になるから
● 科目合格制度がないから
● 本試験で求められるレベルが年々上がっているから
● 法律知識だけではなく、事務処理能力も求められるから

それぞれ詳しく解説します。

2−1. 試験範囲が膨大で、全体像を掴みづらい

社労士試験の最大の特徴は、試験範囲が非常に広いことです。労働関係の法律から社会保険関係の法律まで科目数が多く、その一つひとつに細かい規定が無数に存在します。
これだけの情報量の中から、合格に必要な知識だけを絞り込み、それを正しい順序で学んでいくのは容易ではありません。さらに厄介なのが、似たような規定が複数の法律に散らばっている点です。

整理せずに詰め込むと、「これは労災の話だったか、健康保険の話だったか?」と頭の中が混乱してしまいます。独学で勉強を始めてみたものの、「今、自分がどこを勉強しているのか分からない」という状態に陥り、学習の全体像を見失ってしまう受験生がとても多いです。
※社労士試験の試験科目は、以下の記事で詳しく解説しています。

2−2. それぞれの科目ごとに「基準点」がある

社労士試験には、全体の合計点数が合格ラインに達していても、一科目でも基準点を下回ると不合格になる「基準点」があります。
具体的には、選択式試験では各科目「3点/5点」以上、択一式試験では「4点/10点」以上を取らなければなりません。つまり一部の科目が得意でも、たった1科目でも基準点に届かなければ合格できないのです。
1問1問の難易度も決して低いとはいえず、年によっては多くの受験生が基準点に達しないケースもあります。あまりにも難しいと救済措置が実施されますが、「得意科目で稼いで、苦手科目をカバーする」という戦略が通用しないのが、社労士試験の厳しいところです。

2−3. 科目合格制度がない

難関資格のなかには、「科目合格制度」がある試験もあります。
たとえば、税理士試験では、一度合格した科目は生涯有効です。そのため、「今年は簿記論を頑張る!」「来年は法人税法に集中しよう」と決めて、複数年かけて受験するのがスタンダードな戦略となっています。
しかし、社労士試験には、税理士試験のような科目合格制度はありません。
「今年は労働基準法がダメだった。翌年はそこを克服したけれど、今度は逆に健康保険法で基準点割れしてしまった…」といった状態に陥りやすいのです。
そのため、何度挑戦しても前に進んでいるという感覚を持ちにくく、これが「無理ゲー」感につながる一因となっています。

2−4. 本試験の問題が年々難しくなっている

ここ数年、社労士試験の問題は年々難しくなっている印象があります。
特に厄介なのが、本試験でテキストに載っていない内容が出題されることです。たとえば、令和7年度試験の雇用保険法では、行政手引きからの出題が多く見られました。さらに、この行政手引き自体も1500ページ以上もあるため、対策が非常に難しいです。
他の科目でも、受験生にとって馴染みのない知識が出題される傾向が続いており、本試験で「簡単に取れる問題」は全体の1〜2割程度しかないとも言われています。
この傾向はこれからも続いていく可能性が高く、受験生にはより高いレベルの対応力が求められるでしょう。

2−5. 法律知識だけではなく、事務処理能力も求められる

社労士試験では、スピード感をもって問題を処理する事務処理能力も問われます。
特に択一式試験は、210分(3時間30分)という試験時間で70問もの問題を解かなければなりません。単純計算すると、1問あたりにかけられる時間はわずか3分です。
さらに、問題文は年々長くなる傾向があります。たとえば、健康保険法では1つの選択肢だけで11行もあるような問題が出題されており、一つの選択肢に複数の論点が盛り込まれているケースもあります。すべての問題をじっくり読んで考えている時間的な余裕はありません。
合格するためには、正しい知識だけではなく、膨大な情報を正確に読み解くスピード感も鍛えていく必要があります。

3. 伊藤塾講師が語る「働きながら1年で合格する」ための秘訣

ここまで、社労士試験がいかに難しいかを解説してきました。
しかし、一方で合格者の大半は、仕事をしながら勉強している社会人です。 つまり、正しいアプローチさえ取れば、社労士試験は決して「無理ゲー」でも「難しすぎる試験」でもありません。

そこで3章では、「社労士試験に受かるなんて無理だ」と感じている方がどのように勉強を進めていくべきなのかを、実際にたった1年で合格した伊藤塾講師が「受験生時代に意識していたポイント」も紹介しながら、解説していきます。

※以下のYouTube動画にて、さらに詳しいお話を伺っています。

YouTube thumbnail

3−1. 実は、社労士試験合格者の約8割が社会人

まず知っていただきたいのが、社労士試験の合格者の大半は社会人だという事実です。
たとえば、第57回(令和7年度)試験の場合、合格者の約8割が社会人でした。約6割が会社員、1割が公務員です。年齢層も40代を超えている人が半分以上を占めています。
【合格者の職業別割合】

(参考:厚生労働省|第57回社会保険労務士試験の合格者発表

つまり、合格者の大半は、皆さんと同じように仕事や家事、育児に追われながら、限られた時間で勉強しているのです。この点からも、社労士試験が決して「無理ゲー」といえるような試験ではないことが分かります。

では、社労士試験に「落ちる人」と「受かる人」の違いはどのような点にあるのでしょうか。答えは、「本気で今年受かる!」と決めているかどうかです。

3−2. 大切なのは「1年で合格する」と本気で決めること

実際に働きながら、社労士試験にたった1年で合格した渡辺千明講師によれば、勉強をスタートするとき、必ず行ってほしいのが「絶対に今年合格する」という強い決意を持つことだそうです。
合格率6%程度の社労士試験において、「何年かかってもいい」と思って勉強を始めても合格はできません。「いつか受かればいい」ではなく「絶対に今年受かる!」と決めてしまうこと。これが、社労士試験の合否に大きく影響するのです。

3−3. 「絶対に今年合格する」と決めると、合格の最短ルートが見えてくる

「絶対に今年合格する」と本気で決めると、日々の行動が変わってきます。
たとえば、電車での移動時間やトイレの時間といった、今まで何気なく過ごしていた時間の使い方に対する意識が変わります。
「全ての時間を勉強に充てよう」という姿勢になり、お風呂の時間や朝の身支度の時間さえ、「もったいない」と感じるようになるでしょう。こうして意識が変わると、合格への最短ルートが見えてきます。
「この科目が自分の苦手分野だから、もう少し復習する時間を増やそう」「この時間帯は集中しやすいから、難しい内容に取り組もう」といった、自分にあった学習方法が自然と見えてくるはずです。

4. 社労士試験を「難しい・無理ゲー」と感じている方へ!最新の試験傾向を踏まえた6つのアドバイス

前章で、社労士試験に合格するためには「まず、絶対に今年受かる」と本気で決めることが大切だとお伝えしました。その決意を結果につなげるために、ここからは、さらに具体的な試験対策のポイントを6つお伝えしていきます。

● 年金科目は得点源!早期に得意科目にしよう
● 労働科目は「守りの科目」!基本を固めよう
● 制度趣旨を意識した勉強をしよう
● 白書統計対策は「推測」と「関連付け」でクリアしよう
● テキストに載っていない知識も出題される前提で勉強しよう
● 本気で社労士になりたいなら、受験指導校も選択肢にいれよう

それぞれ詳しく見ていきます。

4−1. 年金科目は得点源!早期に得意科目にしよう

社労士試験で得点源となるのは、「国民年金法」や「厚生年金保険法」といった年金科目です。 これらは全10科目ある試験範囲の中でも、比較的「難問が出にくく、点数が安定しやすい科目」とされています。そのため、ここで確実に高得点を稼ぐのが合格の王道ルートです。

実際に令和7年度(2025年度)の試験を振り返っても、労働科目に比べて、社会保険系の科目(健康保険、国民年金、厚生年金)は、正答しやすい問題が多く出題されました。多くの合格者も、この社会保険科目でしっかりと点数を稼ぐことで合格を勝ち取っています。

したがって、年金科目はできるだけ早い段階から毎日取り組んで得意科目にし、「ここは絶対に大丈夫だ」という安心材料にしておきましょう。

4−2. 労働科目は「守りの科目」!基本を固めよう

一方、労働基準法や労働安全衛生法、雇用保険法などの「労働科目」は、「守りの科目」と割り切る姿勢が必要です。

なぜなら、これらの科目は年度によって難易度が大きく変動しやすく、誰も解けないような難問が出題される年もあるからです。実際に、2025年度の試験では雇用保険法が非常に難しく、救済措置(補正)が入るほどでした。

ただ、そのような難しい年でも、基本的な問題を確実に正解していれば、基準点は突破できます。したがって、労働科目では満点を目指して深追いするのではなく、基本知識を徹底的に固めるのが重要です。
「取れる問題を絶対に落とさない」という守りの姿勢で、基準点を確保することを最優先にしましょう。

4−3. 制度趣旨を意識した勉強をしよう

社労士試験は暗記中心と思われがちですが、単なる暗記だけでは合格はできません。
単に知識を暗記するのではなく、その条文や制度が「なぜ、何のために作られたのか」という制度趣旨を理解するような勉強を心がけましょう。

制度趣旨、つまり法律の目的や背景を理解しながら学習を進めると、バラバラだった知識が線でつながり、記憶に定着しやすくなります。

それだけではなく、テキストに載っていない未知の問題が出題されたときでも、「この法律の目的なら、こう考えるはずだ」と筋道を立てて答えを推測する力が身につきます。これが、合格後の実務でも役立つ、本当の意味での基礎力となるのです。

4−4. 白書統計対策は「推測」と「関連付け」でクリアしよう

社労士試験で多くの受験生が苦しむのが、白書や統計に関する問題です。
しかし、これも全ての数字を丸暗記する必要はありません。「推測」と「関連付け」で効率的に乗り越えましょう。

たとえば、「日本の高齢化が進んでいるから、介護保険の費用は増加傾向にあるはずだ」というように、社会の一般的な動きと結びつけて考えると、数字の傾向は自然と頭に入ってきます。また、「労働力人口がこのくらいだから、関連するこの数字も大体このくらいだろう」と、他の知識と関連付けて覚えるのも有効です。

自分の今の感覚と、世の中の一般的な常識をすり合わせる作業だと考えて、メリハリをつけて学習を進めるのがコツです。

4−5. テキストに載っていない知識も出題される前提で勉強しよう

先ほども少し触れましたが、最近の社労士試験では、市販のテキストに載っていないような、いわゆる「未知の問題」が必ずと言っていいほど出題されます。

しかし、未知の問題といっても、法律試験であることには変わりありません。前述した「制度趣旨」という基本に立ち返って考えれば、正解にたどり着けるケースが多くあります。

「知らないから解けない」と諦めるのではなく、「知っている知識(趣旨)を使って解く」という意識を持ちましょう。日頃から「答え」だけでなく「理由」を考える学習をしていれば、どんな問題が来ても落ち着いて対応できる応用力が身につきます。

4−6. 本気で社労士になりたいなら、受験指導校も選択肢に入れよう

ここまで勉強のポイントを解説してきましたが、社労士試験が難しい試験であることは紛れもない事実です。

独学で合格する方もいますが、100人中95人は不合格になる厳しい試験ですし、何より合格までに時間がかかります。

ここで一度、あなたがなぜ社労士になりたいと思ったのかを振り返ってみてください。
おそらく、単に合格したかったのではなく、「社労士として開業したい」「人事・労務の専門家として活躍したい」など、合格後の目標があったはずです。

それならば、受験勉強に何年も費やすよりも、ぜひ受験指導校を活用して最短ルートでの合格を目指してほしいと思います。多少の費用をかけてでも、1日でも早く合格して実務の世界に飛び出す方が、長い目で見れば必ずプラスになるからです。

次章では、そういった最短での社労士試験合格を目指すためにオススメの講座として、当コラムを運営する伊藤塾の社労士試験合格講座を紹介します。

5. 社労士試験を目指すなら伊藤塾がおすすめ

伊藤塾は、法律系の資格試験で圧倒的な実績を出し続けてきた受験指導校です。
司法試験では、2025年度合格者のうち「9割以上が伊藤塾の有料講座受講生」という実績を誇っており、業界のトップランナーとして創立から30年走り続けてきました。
そして、この司法試験で培った「圧倒的な指導力」を皆様に還元すべく開講したのが社労士試験合格講座です。

法律資格のトップランナーである「伊藤塾」にしかできない価値を提供するために、次のようなこだわりをもって「社労士試験合格講座」を提供しています。

● 安心の「伊藤塾」品質で確実な合格を提供!
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法律系の資格試験で圧倒的な実績を出し続けてきた「伊藤メソッド」を集約した社会保険労務士講座で、ぜひ「最短距離での合格」を勝ち取ってください!

6. 【Q&A】社労士試験が難しいと感じる方からよくある質問

Q. 社労士試験と税理士試験はどっちが難しいですか?

A. 一般的に、税理士試験の方が難易度が高いとされています。
ただ、税理士試験は合格までに数年(2,000時間以上)かかると言われていますが、「科目合格制度」があります。一方、社労士試験は1年で全ての科目をクリアする必要があるため、「一発勝負」という面では、社労士試験の方が厳しい側面もあるでしょう。

Q. 社労士試験が難しい理由は何ですか?

A. 主に5つの理由が挙げられます。

● 試験範囲が膨大で、全体像を掴みづらいから
● 1科目でも基準点を下回ると不合格になる「基準点」があるから
● 科目合格制度がないから
● 本試験で求められるレベルが年々上がっているから
● 法律知識だけではなく、事務処理能力も求められるから

詳しくは、本記事の「2. 社労士試験のここが難しい!「無理ゲー」と感じさせる5つの要因」で解説しています。

Q. 社労士試験で一番難しい科目はどれですか?

A. 一概に、「この科目が一番難しい」とはいえません。
ただ、一般的には「労働基準法・雇用保険法」といった「労働科目」は、年度によって難易度の変動が大きく、得点が安定しにくいと言われています。2025年度の試験では雇用保険法が非常に難しくなり、救済措置が取られました。
反対に、「年金科目」は難易度が安定しやすく、得点源にしやすいと言われています。

7. まとめ

社労士試験は合格率6〜7%と確かに難関資格ですが、決して「無理ゲー」ではありません。実際に合格者の約8割が、皆さんと同じように働きながら勉強している社会人です。

社労士試験が難しいとされる理由は、試験範囲の広さ、科目ごとの基準点、科目合格制度がないこと、年々上がる問題難易度、そして法律知識と事務処理能力の両方が求められることにあります。

しかし、正しいアプローチで学習すれば、働きながらでも1年での合格は十分に可能です。そのために最も大切なのは、「絶対に今年合格する」と本気で決意すること。その決意があれば、日々の行動が変わり、合格への最短ルートが見えてきます。

具体的な学習のポイントとしては、

  • 年金科目を早期に得点源にする
  • 労働科目は基本を固めて守りの姿勢で臨む
  • 制度趣旨を理解しながら学習する
  • 白書統計は推測と関連付けで効率的に対策する
  • テキスト外の知識も出題される前提で応用力を養う

もし、本気で社労士になりたいのであれば、受験指導校の活用も検討してください。何年も受験勉強に費やすよりも、最短ルートで合格して1日でも早く実務の世界に飛び出す方が、長い目で見れば必ずプラスになるからです。

伊藤塾の社労士試験合格講座は、司法試験で圧倒的な実績を誇る「伊藤メソッド」を社労士試験に集約した講座です。法律系資格のトップランナーだからこそできる高品質な講義とテキスト、充実したフォロー体制で、あなたの最短合格を全力でサポートします。

伊藤塾 社労士試験科

著者:伊藤塾 社労士試験科

伊藤塾 社労士試験科が運営する当コラムでは、社会保険労務士試験に関する情報を詳しくわかりやすくお伝えしています。