令和7年(2025年)予備試験日程・試験科目・時間割・会場等総まとめ
予備試験
2025年10月31日
令和7年(2025年)に実施される司法試験予備試験の
◉ 実施日程
◉ 試験科目と配点
◉ 時間割
◉ 試験会場
◉ 合格発表日
について、必要な情報をまとめています。
試験日から逆算して効率の良い学習スケジュールを立てるため、ぜひ参考にしてください。
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【目次】
1.令和7年(2025年)予備試験の実施日程
令和7年(2025年)予備試験の実施日程は、次の通りです。
| 事項 | 期日 |
| 試験公告 | 令和6年(2024年) 12月13日(金) |
| 願書交付 | 令和7年(2025年) 2月17日(月)〜 3月14日(金) |
| 願書受付 | 3月3日(月)〜 3月14日(金) |
| 短答式試験 実施 | 7月20日(日) |
| 短答式試験 合格発表 | 8月7日(木) |
| 論文式試験 実施 | 9月6日(土)〜 9月7日(日) |
| 論文式試験 合格発表 | 12月18日(木) |
| 口述試験 実施 | 令和8年(2026年) 1月24日(土)〜 1月25日(日) |
| 最終合格 発表 | 2月5日(木) |
2.試験科目と配点
「短答式試験」「論文式試験」「口述試験」それぞれの試験における試験科目と配点は、次の通りです。
参照:司法試験予備試験の実施方針について|法務省
2-1.短答式試験
| 科目 | 問題数(※) | 満点 |
| 憲法 | 12問 | 各科目30点満点 (問題によって配点差あり) |
| 行政法 | 12問 | |
| 民法 | 15問 | |
| 商法 | 15問 | |
| 民事訴訟法 | 15問 | |
| 刑法 | 13問 | |
| 刑事訴訟法 | 13問 | |
| 一般教養 科目 | 40問中20問 の選択式 | 60点満点 (1問につき3点) |
| 合計 | – | 270点満点 |
※ 問題数は、各科目いずれも10問〜15問程度です。参考までに令和6年(2024年)に実施された予備試験の問題数を掲載しておきます。
2-2.論文式試験
| 科目 | 問題数 | 満点 |
| 公法系 (憲法・行政法) | 各1問 | 各50点 満点 |
| 民事系 (民法・商法・民事訴訟法) | ||
| 刑事系 (刑法・刑事訴訟法) | ||
| 法律実務基礎科目 (民事・刑事) | ||
| 選択科目 ※ | ||
| 合計 | – | 500点満点 |
※ 選択科目は、以下の8科目から1科目を選択して回答します。
① 倒産法
② 租税法
③ 経済法
④ 知的財産法
⑤ 労働法
⑥ 環境法
⑦ 国際関係法(公法系)
⑧ 国際関係法(私法系)
2-3.口述試験
| 科目 | 基準点 |
| 法律実務基礎科目(民事) | 基準点:60点(※) |
| 法律実務基礎科目(刑事) | |
| 合計 |
参照:司法試験予備試験口述試験の採点及び合否判定の実施方法・基準について|法務省
※ 口述試験では、次の基準に基づいて得点がつけられます。
①成績が一応の水準を超えている場合、その成績に応じ63点から61点までの各点
②成績が一応の水準に達している場合、60点(基準点)
③成績が一応の水準に達していない場合、59点から57点までの各点
④成績が特に不良な場合、その成績に応じ56点以下
3.時間割
詳しいスケジュールはこちらです。
3-1.短答式試験
| 試験日 | 集合 時間 | 着席 時間 | 試験時間 | 試験科目 |
| 7月20日 (日) | 8:45 | 9:15 | 9:45〜11:15 (1時間30分) | 民法・商法・民事訴訟法 |
| – | 11:45 | 12:00〜13:00 (1時間) | 憲法・行政法 | |
| – | 14:00 | 14:15〜15:15 (1時間) | 刑法・刑事訴訟法 | |
| – | 15:45 | 16:00〜17:30 (1時間30分) | 一般教養科目 |
3-2.論文式試験
| 試験日 | 集合 時間 | 着席 時間 | 試験時間 | 試験科目 |
| 9月6日 (土) | 8:30 | 9:00 | 9:30〜11:50 (2時間20分) | 憲法・行政法 |
| – | 13:00 | 13:15〜15:35 (2時間20分) | 刑法・刑事訴訟法 | |
| – | 16:15 | 16:30〜17:40 (1時間10分) | 選択科目 | |
| 9月7日 (日) | 8:30 | 9:00 | 9:30〜12:30 (3時間) | 法律実務基礎科目 (民事・刑事) |
| – | 13:45 | 14:00〜17:30 (3時間30分) | 民法・商法・民事訴訟法 |
3-3.口述試験
| 試験日 | 集合時間 | 試験時間 | 試験科目 |
| 1月24日(土) | 午前の部 8:30 午後の部 12:20 | 午前 午後 | 法律実務基礎科目(民事) 法律実務基礎科目(刑事) |
| 1月25日(日) |
口述試験は、令和7年1月25日から26日の2日間にかけて行われ、それぞれ「午前の部」と「午後の部」に分かれて実施されました。
試験自体は15分〜20分程度ですが、試験当日にならないと、自分が何番目に受験するかがわかりません。そのため、順番によっては控え室での待機時間が長引く可能性があります。
例年、午前組であれば8時30分、午後組であれば12時20分が集合時間となっています。
4.試験会場
2025年度(令和7年度)の予備試験の試験会場は以下の通りとなっています。
試験会場は毎年公募により選定されるため、毎年試験会場が異なることもあり得ます。
4-1.短答式試験
| 地域 | 試験会場 | 住所 |
| 札幌市又は その周辺 | 北海道大学札幌キャンパス | 札幌市北区北10条西7丁目 |
| 仙台市又は その周辺 | 仙台卸商センター 産業見本市会館 サンフェスタ | 仙台市若林区卸町2-15-2 |
| 東京都又は その周辺 | 早稲田大学 早稲田キャンパス | 東京都新宿区西早稲田1-6-1 |
| 拓殖大学文京キャンパス | 東京都文京区小日向3-4-14 | |
| 日本大学文理学部 | 東京都世田谷区桜上水3-25-40 | |
| 名古屋市又は その周辺 | 愛知学院大学 名城公園キャンパス | 名古屋市北区名城3-1-1 |
| 大阪府又は その周辺 | 関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス | 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 |
| 広島市又は その周辺 | TKPガーデンシティPREMIUM 広島駅前 | 広島市南区大須賀町13-9 1~8階 ベルヴュオフィス広島 |
| 福岡市又は その周辺 | 福岡工業大学 | 福岡市東区和白東3-30-1 |
例年試験地が東京都またはその周辺の場合、3つの試験会場のどこで受験するかが受験票に記載されています。指名された受験会場以外での受験は出来ないので、あらかじめ自分の試験地をしっかり確認しておくようにしましょう。
4-2.論文式試験
| 地域 | 試験会場 | 住所 |
| 札幌市 | TKP札幌ホワイトビル カンファレンスセンター | 札幌市中央区北4条西7-1-5 札幌ホワイトビル2階・4階・6階 |
| 東京都又は その周辺 | TOC | 東京都品川区西五反田7-22-17 |
| TKP新橋汐留カンファレンス センター | 東京都港区東新橋1-1-16 汐留 FSビル4~8・10・11階 | |
| 大阪府又は その周辺 | 大和大学 | 大阪府吹田市片山町2-5-1 |
| 福岡市 | 南近代ビル | 福岡市博多区博多駅南4-2-10 |
短答式試験と同様、東京都又はその周辺の場合、2つの試験会場のどこで受験するかが受験票に記載されています。指名された受験会場以外での受験は出来ないので、あらかじめ自分の試験地をしっかり確認しておくようにしましょう。
4-3.口述試験
| 試験会場 | 住所 |
| 法務省浦安総合センター | 千葉県浦安市日の出2-1-16 |
口述試験の試験会場は千葉県(最寄駅はJR京葉線の新浦安駅)の会場のみでした。全国どこに住んでいてもこの試験会場で受験することになるため、遠方に居住している場合には、前乗りして試験会場近くのホテルに宿泊する必要があるでしょう。
5.合格発表はいつ?
各試験における合格発表日程は、次の通りです。
| 日程 | 時間 | 方法 | |
| 短答式試験 合格発表 | 8月7日(木) | 午後5時ごろ | 法務省ホーム ページにおいて 発表予定 |
| 論文式試験 合格発表 | 12月18日(木) | 午後4時ごろ | |
| 最終合格発表 | 2月5日(木) | 午後4時ごろ |
短答式試験に合格すると、短答の成績通知書と一体となった論文式試験の受験票が、論文式試験に合格すると、論文式試験の成績通知書と一体となった口述試験の受験票が、出願時に登録した住所に送られてきます。
なお、受験票の発送日は以下の予定となります。
| 短答式試験 | 令和7年6月27日(金) |
| 論文式試験 | 令和7年8月中旬 |
| 口述試験 | 令和7年12月下旬 |
6.まとめ
この記事では、令和7年度(2025年)に実施される予備試験の実施日程や試験会場等について、必要な情報をご紹介しました。
令和5年(2023年)に行われた予備試験から試験日程が変わりましたが、令和7年度(2025年度)も昨年とほぼ同じ日程で試験が組まれています。
試験当日に力を発揮するためには、ゴールから逆算して自分に合った学習スケジュールを組む必要があります。
短答対策に力を入れるタイミングも含め、無駄のない効率的なスケジューリングをするためにも、事前に予備試験の流れをしっかり確認しておくようにしましょう。
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