「宅建に受かる気がしない」と悩む人に今すぐ伝えたい7つのアドバイス

基本情報

「宅建の勉強をしているのに点数が伸びない…」
「過去問を何周しても手応えがない…」
このままで本当に受かるのだろうかと不安になっていませんか。

宅建士試験の合格率は例年15〜18%前後。受験者の6人に5人は落ちる試験です。「受かる気がしない」と感じるのは、決しておかしなことではありません。
ただし、宅建に落ちる人の多くは、才能や頭の良さではなく、勉強のやり方に問題があるケースが多いです。

具体的に、宅建に受からない人の勉強のやり方には下記のような共通点があります。

● 過去問の「答え」を覚えてしまっている
● 分からないところで止まって前に進まない
● テキストを読んだだけで「理解した気」になっている

これらを見直すだけで、結果は大きく変わります。

そこで、この記事では、宅建に受からない人に共通する3つの特徴と、そこから抜け出すための7つの具体的なアドバイスをお伝えします。この記事で解説していることを実践すれば、自分が何を変えればいいかが明確になり、合格への道筋が見えてくるはずです

【目次】

1. 宅建に受からない人の特徴3つ

冒頭でも触れたとおり、宅建に受からない原因は才能や頭の良さではなく、勉強のやり方にあるケースがほとんどです。では、受からない人はどんな勉強をしているのか。共通する3つの特徴を詳しく紹介します。

● 過去問の「答え」を覚えてしまっている
● 分からないところで止まって前に進まない
● テキストを読んだだけで「理解した気」になっている

1-1. 過去問の「答え」を覚えてしまっている

1つ目の特徴は、過去問の答えそのものを覚えてしまっていることです。
過去問演習では何周も回すうちに、選択肢を見ただけで反射的に答えが浮かぶようになります。一見すると実力がついたように感じますが、それでは意味がありません。過去問で身につけるべきなのは「答え」ではなく「解き方」だからです。

算数をイメージしてみてください。答えが5になる方程式を暗記しても、数字が変われば解けませんよね。宅建もまったく同じです。本番で過去問と同じ問題は出ないため、ルールに基づいて正誤を判断する訓練ができていなければ、対応できません。

「過去問では高得点が取れるのに、模試や本番では点が伸びない」

こんな人は、このパターンに陥っている可能性が高いです。

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1-2. 分からないところで止まって前に進まない

2つ目の特徴は、分からない箇所が出てくると先に進めなくなることです。真面目な人ほどこの傾向があります。テキストの10ページ目でつまずき、翌日また1ページ目からやり直す。こうして一向に先に進めないパターンは非常に多いです。当コラムを運営する伊藤塾の井内絢也講師も、受験生時代にまったく同じ経験をしたそうです。

法律の知識はつながっているため、先に進んで初めて「あ、さっきのはこういうことだったのか」と腑に落ちることがよくあります。1回で完璧に理解しようとするより、全体を何度も回すほうが結果的に早く定着します。

1-3. テキストを読んだだけで「理解した気」になっている

3つ目の特徴は、テキストを読むばかりで問題を解いていないことです。
テキストを読んでいる時は「分かった」と感じても、それはインプットしただけの状態。実際に問題をみると解けないという人は、アウトプットが圧倒的に不足しています。

テキストに書かれているのは、条文を噛み砕いた抽象的なルールです。一方、本試験で出題されるのは「AがBに土地を売った場合〜」という具体的な事例。ルールを知っていることと、それを事例に当てはめて判断できることは、まったく別の力です。

この力をつけるには、自分で問題を解くしかありません。1つの分野を読み終えたら問題を解く、というサイクルを回さない限り、得点にはつながりません

2. 宅建に受かる気がしない方へ7つのアドバイス

2章では、法律資格の受験指導に特化してきた伊藤塾の知見をもとに、勉強法からメンタル面まで、7つのアドバイスをお伝えします。

● 科目ごとに目標点を決めて戦略的に攻めよう
●「何のための制度か(制度趣旨)」を意識して勉強しよう
● 自分の感覚ではなく「条文・判例」から正誤判断しよう
● 暗記にはゴロ合わせを積極的に活用しよう
● 具体例とセットで覚えよう
● モチベーションに頼るのではなく、勉強を習慣化しよう
● 1人で抱え込まず環境の力を使おう

2-1. 科目ごとに目標点を決めて戦略的に攻めよう

宅建に限らず、資格試験でもっとも大切なのは、試験の特徴を押さえて適切なゴール設定をすることです。どの科目にどれくらい力を入れるのか、どこで点を稼いでどこは最低限に抑えるのか。こうした戦略を立てるために、まずは科目ごとの目標点を設定しましょう。

目標点があれば、「この科目はあと何点必要だから、ここを重点的にやろう」と判断できます。逆に目標点がないと、得意な科目ばかり勉強して苦手科目を放置する、といったことになりかねません。一例として、伊藤塾の宅建士合格講座では、以下を目標点に設定しています。

権利関係:14問中10点
宅建業法:20問中17点
法令上の制限:8問中6点
税・その他:8問中6点
合計:41点

合格基準点(試験の難易度に合わせて毎年変動する『合格のボーダーライン』)は、ここ数年高くても38点前後ですから、この目標点数なら多少のミスがあっても合格できます。自分の得意・苦手に合わせて調整しつつ、まずは目標点を設定するところから始めてみてください。

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2-2. 「何のための制度か(制度趣旨)」を意識して勉強しよう

宅建で習得する知識は膨大です。丸暗記しようとすると、到底覚えきれません。そこで大切になるのが、「この制度は何のためにあるのか(制度趣旨)」を理解することです。

たとえば、制限行為能力者制度。「未成年者は法定代理人の同意が必要」「同意のない契約は取り消せる」……これらを一つひとつ暗記するのは大変です。
しかし、この制度の趣旨は「判断能力が十分でない人の財産を守ること」。これさえ分かっていれば、「財産を守りたいのだから、保護者をつける」「保護者に無断の契約は危険だから、取り消せるようにする」というように、制度趣旨から考えて答えを導くことができます。

テキストを読む時は、個々の規定を覚える前に「この制度は何のためにあるのか」をまず確認する。このクセをつけましょう。

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2-3. 自分の感覚ではなく「条文・判例」から正誤判断しよう

宅建の受験生のなかには、「かわいそうだから〜」「常識的に考えれば〜」と主観で解いている人が多いです。しかし、法律のルールと常識は必ずしも一致しないため、主観に頼る解き方では点数が安定しません。
自分の感覚ではなく、「なぜこれが答えなのか」を条文や判例などから判断する習慣をつけましょう。具体的には、必ず以下の手順をたどって問題を解くようにしてください。

①問題文を読む
 ↓↓↓
②頭の中から該当する条文・判例などを引っ張り出す
 ↓↓↓
③そのルールに照らして正誤を判断する

この手順を繰り返し訓練することで、正誤判断の精度が上がり、得点が安定していきます。

2-4. 暗記にはゴロ合わせを積極的に活用しよう

宅建士試験では、どうしても暗記しなければならない知識もあります。

とはいえ、無味乾燥な暗記はつらいし、忘れやすい。そこでおすすめしたいのが、ゴロ合わせの活用です。

一例として、宅建業を営む事務所に備えるもの(5つ)の覚え方を紹介します。実際に伊藤塾の宅建士講座でも使っているゴロ合わせです。

宅建士 事務所に備えるもの

出典:伊藤塾YouTube「2026年目標宅建士講座の内容と短期合格法

宅建業を営む事務所には「標識の掲示・報酬額の掲示・帳簿・従業者名簿・成年者である専任の宅建士」の5つを備える必要があります。
これをそのまま暗記するのは大変ですが、「刑事・刑事・帳簿・銃声(=掲示・掲示・帳簿・従・成)」とゴロ合わせにすれば、「2人の刑事が帳簿に向かって銃声バキューン」、というイメージで一発で頭に残ります。

難しい暗記事項も、ゴロ合わせを使えば一気にハードルが下がります。どうせ覚えなければいけないなら、楽しく覚えてしまいましょう。

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2-5. 具体例とセットで覚えよう

ゴロ合わせによる暗記と併せて活用したいのが、具体例とセットで覚える方法です。
法律の条文は抽象的な言葉で書かれているため、文言だけではなかなか頭に残りません。しかし、身近な具体例と結びつけると一気にイメージしやすくなります。

たとえば、こんな場面を想像してみてください。

  • フリマで買ったスマホの画面に、出品時の説明にはなかった傷があった
  • 買主は売主に対して修理や交換を求めることができる

これが民法でいう「契約不適合責任」です。このように普段の生活を法律の目線で捉えるクセをつけると、テキストの内容が「自分ごと」として記憶に残ります。
問題を解く時にも「あ、あの場面のパターンだ」と具体例を手がかりにルールを引っ張り出せるので、事例問題への対応力も上がります。

2-6. モチベーションに頼るのではなく、勉強を習慣化しよう

「やる気が出たら勉強しよう」では、いつまでたっても勉強は進みません。モチベーションには波があるからです。モチベーションに頼って勉強するのではなく、机に向かう「習慣」を作りましょう。
習慣化のポイントは、最初のハードルをとことん下げること。まずは1日5分で構いません。5分が続いたら10分、10分が続いたら30分と、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。

勉強の時間帯は朝がおすすめです。可能なら、毎朝の出勤時間を少し早めて30分だけ確保できると理想です。朝は誘惑が少なく頭もクリアなので、短い時間でも集中しやすいです。

2-7. 1人で抱え込まず環境の力を使おう

独学で勉強していると、点数が伸びない時期に「自分には向いていないのでは」と感じやすくなります。そこで活用したいのが「環境の力」です。

伸び悩んでいるとき、1人で抱え込むと、やり方がズレていても気づけないまま時間だけが過ぎていきます。しかし、「その解き方だとこうなるよ」と指摘してくれる人が1人いるだけで、あっさり壁を越えられることも多いです。

つまずいたとき、やり方のズレに気づける仕組みがあるかどうかで、結果は大きく変わります。今、「受かる気がしない」と感じている方は、1人で抱え込むのではなく、ぜひプロの力も頼ってみてください。

➤ 講師が動画で語る『合格のためのマインドセットと勉強法』もぜひ参考にしてみてください。

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3. 宅建士試験を目指すなら伊藤塾 

「勉強しているのに点数が伸びない」「このまま独学で続けていいのか不安」。そう感じているなら、伊藤塾の「宅建士合格講座がおすすめです。

伊藤塾は、司法試験・司法書士・行政書士をはじめとする法律資格で圧倒的な実績を誇る指導校です。宅建士試験も、出題の大半は法律知識。法律の「教え方」を知り尽くした講師陣が、あなたを合格まで導きます。

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3-1. 「丸暗記」からの脱却。「なぜ?」がわかるから「受かる」

宅建士試験、特に最難関といわれる「権利関係(民法など)」は、単なる暗記では太刀打ちできません。
伊藤塾の講義では、「この制度は何のためにあるのか」という制度趣旨から丁寧に解説していきます。講義を担当するのは、宅建業や行政書士業務を手がける現役の実務家講師陣。
「この制度は実務でどう使われるのか」というリアルな視点が加わることで、丸暗記に頼らずに理解が深まります。

さらに、権利関係には全15回の「復習アシスト講義」を用意。テキストで学んだ抽象的なルールを、具体的な問題にどう当てはめるかを繰り返し訓練できます。権利関係を得点源に変えることで、合格が一気に近づきます。

3-2. 独学にはない「安心」のフォロー体制

通信講座でも、伊藤塾は「1人にさせない」環境が整っています。
スクーリング(年2回)では、伊藤塾の校舎でライブ講義に参加できます。オンライン質問会(全2回)やオンライン座談会では、Zoomを通じて講師に直接質問が可能。さらにカウンセリング制度では、学習スケジュールや復習の仕方まで、一人ひとりの状況に合わせた相談ができます。万全のフォロー体制で、あなたの宅建士試験合格をサポートします。

3-3. 受かるために必要なすべてが入って、受講料は「39,800円」

オリジナルテキスト、厳選過去問集、模擬試験、学習アプリ、そしてスクーリングや質問会などのフォロー制度。すべてが含まれて、受講料は39,800円(税込)です。
追加料金は一切かかりません。合格に必要な全てのツールがセットになっているので、事前準備不要で、安心して学習を始めることができます。

4. 「宅建に受かる気がしない」と悩んでいる方からのよくある質問

Q. 仕事が忙しくて、どうしてもまとまった勉強時間が取れません。細切れ時間でも効果はありますか?

A. もちろんあります。むしろ宅建士試験は、細切れ時間の活用が合否を分けます。
「机に向かう1時間」を確保するのではなく、通勤電車での5分、昼休憩の15分、お風呂上がりの10分といった隙間時間に、一問一答アプリや単語帳で1題ずつ解く習慣をつけましょう。こうした小さな積み重ねが、脳に「宅建の知識を重要な情報」だと認識させ、定着を早めます。

Q. 模試の結果がボロボロで、さらに「受かる気がしない」と落ち込んでいます。諦めるべきでしょうか?

A. 模試の結果は、現時点での「弱点リスト」に過ぎません。合格者の中にも、直前まで合格ラインに届かなかった方は大勢います。
模試で大切なのは「点数」ではなく、「なぜ間違えたか」の分析です。ケアレスミスなのか、知識不足なのか、それとも2章で触れた「主観で解いている」せいなのか。原因を特定して潰していけば、本番までの数週間で爆発的に伸びる可能性があります。

Q. 宅建業法は得意なのですが、権利関係(民法)が難しくて心が折れそうです。捨てても良いですか?

A. 全てを捨てるのは非常に危険です。
権利関係を完全に捨ててしまうと、他の科目で満点に近い点数を取る必要があり、リスクが高まります。権利関係の中でも「借地借家法」や「区分所有法」など、毎年必ず出る分野や、得点しやすい箇所を絞って対策しましょう。記事の2-1で決めた「目標点」を死守するために、最低限の守りを固める戦略が有効です。

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Q. 法改正の情報はどうやってチェックすれば良いですか?独学だと不安です。

A. 法改正は宅建士試験で狙われやすいポイントです。
独学の方は、市販の「法改正まとめ」特集が組まれる参考書や、専門校(伊藤塾など)が公開している法改正セミナー動画を必ずチェックしてください。古い参考書を使っていると、正解が不正解に変わっていることもあるため、情報の鮮度には特に注意が必要です。

Q. 本試験当日、緊張して実力が出せないのが怖いです。何か対策はありますか?

A. 「緊張するのは、それだけ本気で取り組んできた証拠」だと自分を認めてあげてください。
おすすめの対策は、試験開始直後にやるルーティンを決めておくことです。例えば「まず深呼吸して、統計問題などの暗記で解ける問題から手をつける」といった手順を決めておくと、パニックを防げます。また、2-3で紹介した「条文・判例に基づいた手順」を徹底することで、緊張の中でも機械的に正解を導き出せるようになります。

5.【まとめ】「宅建に受かる気がしない」原因と解決策

本記事では、「宅建に受かる気がしない」と悩む方に向けて、点数が伸びない原因とその解決策を解説しました。
以下にポイントをまとめます。

  • 受からない原因は「勉強法」にある
    才能や頭の良さではなく、過去問の「答え」を覚えてしまっていることや、分からない箇所で立ち止まってしまうこと、テキストを読む(インプット)だけで問題を解いていない(アウトプットしていない)ことなどが主な原因です。

  • 適切なゴールを設定する
    どの科目にどれくらい力を入れるのか、どこで点を稼いでどこは最低限に抑えるのか、といった戦略を立てるために、まずは科目ごとに目標点を設定しましょう。

  • 「制度趣旨」と「条文・判例」を重視する
    丸暗記ではなく、「この制度は何のためにあるのか(制度趣旨)」を理解し、自分の主観ではなく条文や判例に基づいて正誤を判断するクセをつけましょう。

  • 暗記と理解のバランスを工夫する
    無味乾燥な暗記には「ゴロ合わせ」を活用し、抽象的なルールは身近な「具体例」とセットで覚えることで定着率を高めます。

  • 習慣化と環境づくり
    モチベーションに頼らず、まずは1日5分からでも机に向かう習慣を作ることが大切です。また、独学に行き詰まったら一人で抱え込まず、プロに頼るなど「環境の力」を利用しましょう。

「勉強しているのに手応えがない」「独学での学習に限界を感じている」。もしそう感じているなら、ぜひ 伊藤塾の「宅建士合格講座をご検討ください。

法律資格の指導で圧倒的な実績を持つ伊藤塾なら、単なる丸暗記ではなく、「なぜそうなるのか」という制度趣旨から深く理解することができます。充実した質問・カウンセリング制度によるフォロー体制と、合格に必要な教材がすべて揃ったオールインワンの講座で、あなたの合格を強力にバックアップします。

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伊藤塾 宅建士試験科

著者:伊藤塾 宅建士試験科

宅地建物取引士資格を保有する講師・合格経験者で構成された専門チームが監修・執筆しています。毎年20万人以上が受験する宅建士試験について、民法改正の実務的影響・科目別の攻略法・効率的な学習スケジュールまで、法律指導のプロが正確にお届けします。