行政書士に独学で受かる勉強法とは?初心者から合格を目指すルートを全解説
勉強法
「行政書士試験に挑戦したいけど、どうやって勉強すればいいんだろう?」
これから勉強を始めようとしている方、あるいはすでに1人で勉強中で「頑張っているのに成績が伸びない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
勉強にかけた「時間」よりも「方法」が合否を左右するのが行政書士試験です。
誤った方法で勉強すると、1000時間以上費やしても受からない人もいますが、正しい方法で取り組めば300時間足らずで合格する人もいます。
独学学習の正しい手順は以下の通りです。
● 試験当日から逆算したスケジュールを立てる
● 学習初期は「過去問」を最優先
● 中〜後期はテキストの読み込みへ移行
● 直前期は演習とシミュレーション
● 模試を活用して本番と同じ環境でシミュレーションを行って仕上げる
この記事では、伊藤塾が累計6,000人以上の合格者を輩出してきた中で見えてきた「正しい勉強法」を、学習の段階別にかなり踏み込んで詳しく解説していきます。
独学で合格を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
1. 行政書士試験は独学でも合格できるが時間がかかる
行政書士試験は独学でも合格できます。ただし、合格までにかなりの時間がかかることを覚悟しておく必要があります。
1-1. 独学で必要な勉強時間は800〜1000時間が目安
独学で行政書士試験に合格するための勉強時間は、一般的に800〜1000時間が目安といわれています。
1年で合格を目指す場合、毎日約3時間の勉強を365日続ける覚悟が求められます。働きながらこのペースを維持し続けるのは、決して簡単なことではありません。
また、1000時間勉強すれば必ず受かるというわけでもありません。実際には1000時間以上勉強しても合格できない人は多くいます。合否を左右するのは、勉強にかけた「時間」よりも「方法」によるところが大きいです。
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1-2. 受験指導校を使えば、講義・自習含め300〜500時間で合格可能
一方で、受験指導校を使うと、1000時間よりもはるかに短い時間で合格する方が多いです。
たとえば、伊藤塾が提供している速修コースを利用している方の場合、講義や自習、演習も含めて300〜500時間程度で合格圏内に到達しています。
なかには、「講義がない日は残業で終電。朝も早く、仮眠すら取れない」というほど多忙な方が、300時間に満たない勉強時間で合格するようなケースもあります。
「合格までにかかる時間」を圧倒的に短縮できること。これが受験指導校を使う最大のメリットです。
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2. 行政書士試験に独学で受かるための前準備
独学で行政書士試験に挑むなら、いきなり勉強を始めるのではなく、まずは「準備」を整えることが大切です。
2-1. まずは行政書士試験の特徴を把握する
まずは行政書士試験がどんな試験なのかを把握しておきましょう。最低限押さえておきたい特徴は、以下の6つです。
- 試験は年1回、11月の第2日曜日。13時〜16時の3時間一本勝負。
- 出題は「法令等科目」と「基礎知識科目」の2分野に分かれる。
- 法令等科目は五肢択一式・多肢選択式・記述式の3形式で出題される。
- 記述式は40字程度で根拠を記載する方式(論文ではない)。
- 民法と行政法だけで配点の60%超。まずこの2科目を最優先で攻略するのが鉄則。
- 基礎知識科目は最低限の勉強で守るのが基本戦略。
行政書士試験は科目数の多さに圧倒されがちですが、全科目を均等にやる必要はありません。
配点の偏りを理解した上で、メリハリのある学習計画を立てましょう。
行政書士試験のシステムは、伊藤塾の平林講師が動画で詳しく解説しています。
勉強を始める前にぜひご覧ください。
2-2. 当日から逆算してスケジューリングする
試験の特徴を把握したら、次にやるべきは学習スケジュールの作成です。行政書士試験は毎年11月の第2日曜日に実施されるため、試験日から逆算して計画を立てましょう。
1章でお伝えしたとおり、独学での合格に必要な勉強時間の目安は約1000時間。これを残り期間で割ると、1週間あたりに必要な勉強時間が見えてきます。
| 学習期間 | 1週間あたり の勉強時間 | 平日と休日 の時間配分 |
| 1年 | 約19時間 | ・平日2時間 ・土日それぞれ4〜5時間 |
| 6ヶ月 | 約38時間 | ・平日4時間 ・土日それぞれ9時間 |
| 3ヶ月 | 約77時間 | ・平日8時間 ・土日それぞれ18時間 |
これをさらに、平日と休日のバランスを考慮して1日単位に落とし込んでみましょう。
仮に1年で目指すなら、週19時間なので「平日2時間+土日それぞれ4〜5時間程度」。
半年なら週38時間なので、「平日4時間+土日それぞれ9時間程度」というイメージです。
3か月で合格を目指す場合は週77時間となるため、働きながら独学で合格することはかなり厳しいと言えるでしょう。
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2-3. 独学に適したテキストや問題集を選ぶ
スケジュールが決まったら、次は教材選びです。独学の場合、揃えておきたいのはテキスト・過去問題集・六法の3点セット。この3つがそれぞれ異なる役割を担っています。
テキストで知識を入れ、過去問で出題のされ方を掴み、六法で条文の原文にあたる。この3つを行き来することで、知識が立体的に定着していきます。このうち1つでも抜けると勉強の質は一気に低下するので注意してください。
- 過去問だけで受かると信じて、テキストを軽視する
- テキストばかり読んで、問題演習をしない
など、どちらかに偏った勉強をしている人は合格まで時間がかかるケースが多いです。
※独学におすすめのテキスト・問題集は、以下の記事で詳しく紹介しています。
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3. 【学習段階別】行政書士試験に独学で受かるための勉強法
ここからは、行政書士試験の具体的な勉強法を、学習初期・中期・後期・直前期の4つのステップに分けて解説していきます。
これから独学で勉強をする方はもちろん、すでに1人で勉強中で「頑張っているのに成績が伸びない」と悩んでいる方も、今自分がどのステージにいるのかを意識しながら読んでみてください。
なお、伊藤塾の平林講師が法律初学者向けに、テキストと問題集の効果的な活用法を動画で解説しています。本章の内容をより深く理解するために、あわせてご覧ください。
3-1. 【学習初期】まずは徹底的に過去問をやる
行政書士試験の勉強でまず行うべきなのは、テキストの熟読ではなく、過去問を徹底的に読み込むことです。比率としては、「過去問9:テキスト1」程度が目安になります。
「テキストをしっかり理解してから過去問へ」と考える方は多いですが、実はこの進め方で合格する人はほとんどいません。伊藤塾の合格者から話を聞いていても、まず出てこない勉強法です。
この段階での目標は、問題を読んで「これはテキストのどこに書いてある話か」が分かる程度で十分です。過去問を「解く」のではなく、あくまで「読む」ようなイメージで進めていきましょう。
過去問を読み進めるうちに、テキストのどこが本当に重要なのかが見分けられるようになり、平坦だったテキストに濃淡がついてきます。
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3-2. 【学習中期】徐々にテキストの比率を増やしていく
過去問を繰り返すうちに、「この問題はテキストのあの辺りだな」と分かるようになります。正誤の根拠がテキストのどの辺りにあるか判断できるようになったら、徐々にテキストの割合を引き上げていきましょう。
中期でやるべきことは、過去問で掴んだ「出題のされ方」を手がかりにして、テキストの記憶すべきポイントを明確にしていくことです。
テキストにはさまざまな情報が載っていますが、試験対策上覚え込まなければならないのはその一部にすぎません。全体の概略や理解のための説明、具体例といった部分は、あくまで記憶すべき点を理解するためのツールです。
過去問で繰り返し問われている部分こそが、最優先で覚えるべきポイントです。
3-3. 【学習後期】ひたすらテキストを読み込む
過去問を通じて記憶すべきポイントが掴めたら、いよいよテキストの読み込みに集中するタイミングです。以下のような方法を使って、テキストを閉じた状態でも、頭の中で再現できるまで読み込んでいきましょう。
- 【ストーリー仕立てで読み込む】
抽象的な要件を、具体的なAさん・Bさんの事例に当てはめて記憶する。「AがBにお金を貸した。Bは返せない状態。あ、これが無資力か」というように、ストーリーの中に要件を落とし込んでいく。 - 【比較の視点をもって読み込む】
似た制度の違いを、共通する視点から整理する。「こちらは慎重な手続きだからこう」「こちらは簡易だからこう」と、理由付けから引き出せるようにする。 - 【テキストを閉じて、目次から内容を思い出す】
テキストの目次を見て、その論点の要件や結論、過去問で問われたポイントなどを頭の中で再現する。
このタイミングでは、記憶すべきポイントはすでに把握できているはずなので、それを確実に頭から「出せる」状態にすることが目標です。
合格者の中には、論点を聞くだけで頭の中にテキストの見開きが浮かんでくるくらいまで繰り返し読み込んだ、という方も多いです。
3-4. 【直前期】過去問・模試の演習を繰り返す
勉強の仕上げ段階では、過去問や模試の演習を繰り返して、合格レベルの点数を取るために足りない部分を補完していくようにしましょう。
過去問や模試の演習で苦手分野が発覚した場合には、テキストや問題集に戻って再びインプットとアウトプットを反復することも重要です。
普段は独学で勉強している人でも、直前の模試はできる限り受けることをおすすめします。自宅で過去問や問題集を解いていても、本番のシミュレーションとしては不十分な点も多いです。本番と同じ環境で模試を受けることで、本番のシミュレーションをしておけば、本番でも落ち着いて試験に取り組むことができるでしょう。
4. 行政書士試験は、独学でつまづいて受験指導校に来る人が多い
3章で紹介した勉強法を実践すれば、独学でも合格はできますし、実際にこの方法で結果を出している方もいらっしゃいます。
ただ、一方で「正しく実行し続ける」こと自体が最大のハードルであることも事実です。
「どれだけ勉強しても、得点が伸びない」
「何が間違っているのかわからない」
こうした壁にぶつかって、途中で諦める方は決して珍しくはなく、伊藤塾でも独学で行き詰まって入塾される方が多くいます。
【独学でつまづき、伊藤塾で合格された方々の声】
● 令和5年の本試験後に自己採点した結果、「もう独学は限界だ」と思って、即、伊藤塾に入塾しました。(2024年合格「配島 達也さん」)
● きっかけは、独学では歯が立たないことを思い知らされた1回目の試験後、リベンジするには180度やり方を変えなければならないと感じました。(2024年合格「K.Nさん」)
● 当初は市販のテキストで独学していたのですが、初学者ではとても歯が立たない試験であると悟り、受験指導校での講座受講を考えました。(2024年合格「N.Tさん」)
● 1年目は半年独学で挑み、144点+記述4点で大敗しました。直前期にYouTubeの無料講義を視聴し、解説が特に体に染み渡るのを感じて伊藤塾でお世話になると決めました。(2023年合格「村田 和也さん」)
● 独学で合格を目指していた頃、何回受験しても全く点数が伸びず、「やっぱりしっかり勉強しないと絶対に受からない!」と一念発起した時に、ホームページ検索で伊藤塾と出会いました。(2023年合格「山岡 秀さん」)
● 最初に書店で行政書士試験「この一冊で試験対策可能」と銘打った3センチほどの厚さの本を購入しましたが、全く理解できなかったのです。(中略)練習問題は何とかできても、本試験問題が手も足もでない。これでは独学は不可能と思い、講座利用を思い立ちました。(2023年合格「星野 拓也さん」)
せっかく勉強に費やした時間が、方法を間違えていたせいで無駄になってしまうのは非常にもったいないことです。
何年も1人で頑張り続けるよりも、最初から受験指導校を活用して1年で合格する方が、結果的に時間もコストも抑えられます。もし今、独学で伸び悩みを感じているなら、伊藤塾の行政書士合格講座を検討してみてください。
5. 本気で行政書士試験を目指すなら伊藤塾
受験指導校を使って最短合格を目指すなら、当コラムを運営する伊藤塾がおすすめです。
5-1. 累計合格者数6,000人以上の実績
伊藤塾は1995年の開塾以来、法律系資格の指導に特化してきた受験指導校です。
行政書士試験だけで累計6,000人以上の合格者を輩出しており、司法試験や司法書士試験でも業界トップクラスの実績を誇ります。
膨大な合格者を輩出する中で培われたノウハウ、徹底的にこだわり抜いたカリキュラム、そしてそれを指導する講師陣の力。さらに、多くの難関法律資格の合格者を見てきたからこそわかる「受かる人の共通点」。
こうした法律資格専門の指導校ならではのノウハウを最大限に活用することで、多くの方が法律初学者からの短期間で合格しています。
5-2. 圧倒的に分かりやすい業界トップレベルの講義
伊藤塾「行政書士合格講座」の講義は、多くの合格者から「わかりやすさが全然違う」と評価されています。
これを支えているのが、業界トップレベルの豊富な講師陣です。伊藤塾長と同じ理念・信念を持った講師陣が、「一人でも多くの受験生を合格させたい」という熱い想いを持って日々の講義に臨んでいます。
受験生のために、情熱のある最高の講義をお届けすることをお約束します。
5-3. 業界随一の個別フォロー体制
伊藤塾が開塾以来、力を注いできたのが「個別指導」です。
講師から直接アドバイスが受けられる「カウンセリング」、24時間365日いつでも受け付けている「個別質問制度」、少人数またはマンツーマンで行う「ゼミ」指導など、業界随一の個別フォロー体制を整えています。
「過去問は何周すればいいのか」「この科目は今やるべきか、後回しでいいのか」「自分の理解度で本番に間に合うのか」
独学では答えが出ないこうした問いに、プロの講師がいつでも直接答えてくれる。これが、独学と受験指導校の最大の違いです。
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6. 行政書士試験の勉強法に関するよくある質問
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テキストは昔のものを使っても構いませんか?
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行政書士の試験科目となる法律科目では、頻繁に法改正がおこなわれています。また、基礎知識科目の問題の中には、最新の時事問題が出題されることも多いです。
独学で学習を進めている場合、最新の法改正や時事問題に触れる機会がないまま試験を迎えてしまう可能性もあります。最新の情報を知るために、テキストは常に最新版のものを利用するようにしてください。
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行政書士試験の合格率はどれくらいですか?
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行政書士試験の直近5年間の合格率は、次のとおりです。
● 令和7年度 14.5%
● 令和6年度 12.9%
● 令和5年度 13.9%
● 令和4年度 12.1%
● 令和3年度 11.1%
(参照:直近10年間における行政書士試験結果の推移|行政書士試験研究センター)行政書士試験の合格率は、例年大きな変動はなく10%〜15%程度で推移しています。他の法律系資格と比較すると、予備試験や司法書士試験よりは高い合格率となっていますが、宅建士試験よりは低い合格率となっており、難易度の高い試験と言うことができます。
※行政書士試験の合格率や難易度については、こちらの記事も併せてご覧ください。
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独学のメリット・デメリットはなんですか?
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独学で勉強するメリットとしては、次のものが挙げられます。
- 自分のペースで勉強できる
- 費用を抑えられる
一方、独学で勉強するデメリットとしては、次のものが挙げられます。
- テキストだけでは理解が難しい
- 質問できない
- スケジュールを組むのが難しい
最大のメリットは費用を抑えられることですが、全くの初学者が法律の学習を始める場合、テキストを読むだけでは理解できないことも数多くあります。
独学が難しいと感じたら、無理に独学にこだわらずに、無料体験からでも受験指導校の利用を検討してみることをおすすめします。
7. 【まとめ】行政書士試験に独学で合格する勉強法
本記事では、行政書士試験に独学で挑戦する受験生に向けて、効率的な学習プロセスを詳しく解説しました。
以下にポイントをまとめます。
- 独学での合格には時間がかかる
行政書士試験は独学でも合格可能ですが、一般的に800〜1000時間という目安の勉強時間と、それを継続する覚悟が必要です。 - 学習前の準備が重要
いきなり勉強を始めるのではなく、試験の特徴(配点の偏りなど)を把握し、試験当日から逆算したスケジュールを立てることが不可欠です。教材は「テキスト・過去問題集・六法」の3点セットを必ず揃えましょう。 - 学習初期は「過去問」を最優先
最初は「過去問9:テキスト1」の比率で、過去問を徹底的に「読む」ことで試験の全体像や重要箇所を把握します。 - 中〜後期はテキストの読み込みへ移行
過去問で出題傾向を掴んだら、徐々にテキストの比率を増やし、最終的にはテキストを閉じた状態でも頭の中で内容を再現できるレベルまで読み込みます。 - 直前期は演習とシミュレーション
過去問や模試の演習を繰り返して弱点を補完し、本番と同じ環境でシミュレーションを行って仕上げます。
このように、正しい勉強法を実践し続ければ独学でも合格は可能です。しかし、実際には「どれだけ勉強しても得点が伸びない」「何が間違っているのかわからない」と壁にぶつかり、途中で挫折してしまう方が多いのも事実です。
せっかくの努力と時間を無駄にしないためにも、独学で行き詰まりを感じている方や、最初から効率よく最短ルートで合格を目指したい方は、累計6,000人以上の合格者実績と、初学者を短期合格に導く業界トップレベルの講義、そして24時間365日の質問受付など手厚い個別フォロー体制を誇る伊藤塾の「行政書士合格講座」の受講をぜひご検討ください。