
【仕事につながる】比較的簡単に取れる国家資格オススメ10選と選び方
基本情報
2025年09月02日


「国家資格が欲しいけど、難しいのはイヤ…」
「簡単に取れて、ちゃんと仕事につながる資格が欲しい…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、簡単に取れる国家資格はたくさんあり、中には1日の講習で取れるものさえあります。
しかし、取りやすさだけで選ぶと失敗してしまうかもしれません。いくら簡単に取れても、合格後に役立たなければ意味がないからです。
そこでこの記事では、初学者でも正しい学習方法で勉強すれば3ヶ月〜1年程度で合格することも可能な「比較的簡単に取れる」かつ「本当に役立つ」という2つの条件を満たす国家資格のみを厳選して紹介します。
■特にオススメの国家資格トップ5
資格 | 取りやすさ |
行政書士 | ★★★☆☆ |
宅地建物取引士 | ★★★★☆ |
賃貸不動産管理士 | ★★★★★ |
海事代理士 | ★★★☆☆ |
社会保険労務士 | ★★★☆☆ |
失敗しないための選び方も合わせて紹介しますので、資格選びで迷っている方は是非ご一読ください。
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【目次】
1.比較的簡単に取れる国家資格を探す2つの視点
国家資格の中には簡単に取れる資格もありますが、選び方を間違えると「取ったけど使えない」という結果になりかねません。「取りやすく」かつ「確実に役立つ」資格を見つけるには、次の2つの視点が必要です。
・仕事や収入につながるか考える
・合格率だけで難易度を判断しない
それぞれ説明します。
1-1.仕事や収入につながるか考える
まず大切なのは、取った資格が「仕事や収入につながるか」という視点です。国家資格の中には、簡単に取れても仕事にはつながりにくい資格があります。
たとえば、食品衛生責任者や防火管理者は最短1日の講習で取れますが、これだけで就職や転職が有利になるわけではありません。あくまでも、飲食店や施設を運営するために「必要な資格」であって、持っていると「有利になる資格」ではないからです。
転職したいなら「企業から評価される資格」を、独立したいなら「開業しやすい資格」を選びましょう。いくら簡単に取れても、あなたの目的に合わない資格では意味がありません。
1-2.合格率だけで難易度を判断しない
次に重要なのが、合格率だけで難易度を判断しないことです。「合格率が低い=難しい試験」とイメージされがちですが、実際は違います。
一例をあげると、行政書士試験の合格率は約12〜13%ですが、最短3ヶ月で合格する人もいます。つまり、合格率は低めですが、比較的取りやすい国家資格に位置づけられます。
合格率 | 受験資格 | 実際の難易度 | |
司法試験 | 40% | 法科大学院修了or予備試験合格 | ★★★★★ |
行政書士試験 | 12〜13% | なし | ★★★☆☆ |
資格の取りやすさを正しく判断するには、合格率だけでなく、受験資格の有無や受験者層のレベルなど、さまざまな視点で考える必要があります。
見かけ上の合格率に惑わされず、実態を見極めましょう。
2.比較的簡単に取れるオススメ国家資格トップ5
それでは、実際にどんな資格が狙い目なのでしょうか?
比較的簡単に取れて、なおかつ仕事にもつながる国家資格を5つ厳選してご紹介します。いずれも3ヶ月〜1年の学習期間で合格を目指せる資格です。
資格 | 取りやすさ |
行政書士 | ★★★☆☆ |
宅地建物取引士 | ★★★★☆ |
賃貸不動産管理士 | ★★★★★ |
海事代理士 | ★★★☆☆ |
社会保険労務士 | ★★★☆☆ |
2-1.行政書士
行政書士は、官公署(役所)に提出する書類の作成や手続きを行う法律系の国家資格です。
扱える書類は9,000種類以上もあり、飲食店の営業許可から会社設立、外国人の在留資格申請まで、人々の生活やビジネスを支える役割を担っています。
独立開業するまでのハードルが低く、法律とは無関係な業界経験を活かしやすいのが魅力です。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★☆☆ |
合格率 | 12〜13% |
合格まで の目安 | 3ヶ月〜1年 |
試験形式 | 択一式、多肢選択式、記述式 |
試験科目 | 憲法、行政法、民法、 会社法(商法)、基礎知識など |
平均年収 | 約591万円 |
(出典:厚生労働省|職業情報提供サイトjob tag(うち年収については令和6年賃金構造基本統計調査を元に掲載‐行政書士)
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2-1-1.取りやすさ|★★★☆☆
行政書士試験は、絶対評価で合否が決まる試験です。
「①法令科目で5割、②基礎知識科目で4割、③試験全体で6割」という基準をクリアすれば、他の受験生の成績に関わらず合格できます。
合格率は12%程度、一見すると低く見えますが、受験資格がないため準備不足の受験生も多く、しっかり勉強すれば半年〜1年で合格できます。難関資格の1つですが、効率的に学習すれば、3ヶ月の超短期合格も狙える資格です。
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2-1-2.合格後のキャリアパス
合格後は、すぐに開業する人が多いです。
自宅を事務所にできるため、初期費用を抑えながら経営をスタートできるでしょう。いきなりの開業が不安な方は行政書士法人などで実務を学ぶ道もあります。
行政書士の面白いところは、法律とは全く関係ない業界の経験がそのまま強みになる点です。建設会社出身なら建設業許可の専門家に、介護施設で働いていたなら成年後見のプロになるなど、自分の経験を活かしやすいのが魅力です。
■どんな人に向いている資格?
・独立志向が強く、自由に働きたい人
・未経験から法律業界へ転職したい人
・これまでの業界経験を活かしたい人
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2-2.宅地建物取引士(宅建士)
宅建士は、不動産取引のプロフェッショナルとして人気の国家資格です。
重要事項説明書の説明や記名、契約書への記名など、不動産取引に欠かせない業務を独占的に扱っています。不動産取引を行う業態では「5人に1人以上の宅建士設置」が義務付けられているため、企業からの求人も常に安定しています。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★★☆ |
合格率 | 15% |
合格まで の目安 | 3ヶ月〜6ヶ月 |
試験形式 | 四肢択一式 |
試験科目 | 権利関係(民法)、宅建業法、法令 上の制限、税その他 |
平均年収 | 618.3万円 (住宅・不動産業の平均年収) |
(出典:厚生労働省|職業情報提供サイトjob tag(うち年収については令和6年賃金構造基本統計調査を元に掲載‐住宅・不動産営業)
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2-2-1.取りやすさ|★★★★☆
宅建士試験は、四肢択一のマークシート方式で記述問題がない点が大きな特徴です。
合格率15%と聞くと難しそうに感じますが、しっかりと対策をして臨めば、手の届かない資格ではありません。しっかりと勉強すれば3〜6ヶ月で合格できる人が多く、法律系資格の入門としても人気があります。
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2-2-2.合格後のキャリアパス
宅建士の強みは、資格がそのまま就職につながることです。
不動産会社では必須の資格なので転職につながりやすく、資格手当も期待できます。さらに、不動産業界だけでなく、銀行の融資部門や建設会社でも知識を活かせます。
なかには独立して不動産会社を経営する人もおり、努力次第で高収入も狙える資格です。
■どんな人に向いている資格?
・不動産業界へ就職・転職したい人
・資格手当で収入アップを狙いたい人
・比較的短期間で国家資格を取得したい人
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2-3.賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士は、2021年に国家資格となった比較的新しい資格です。
賃貸住宅の管理業務に特化しており、管理戸数200戸以上の賃貸住宅管理業者には、営業所ごとに1名以上の設置が義務付けられています。
今後さらに需要が高まると言われている、将来性の高い資格です。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★★★ |
合格率 | 24〜32% |
合格まで の目安 | 3ヶ月〜 |
試験形式 | 四肢択一式 |
試験科目 | 管理受託契約に関する事項など |
平均年収 | 618.3万円 (住宅・不動産業の平均年収) |
(出典:厚生労働省|職業情報提供サイトjob tag(うち年収については令和6年賃金構造基本統計調査を元に掲載‐住宅・不動産営業)
2-3-1.取りやすさ|★★★★★
賃貸不動産経営管理士試験は、合格率が比較的高い試験です。集中的に学習すれば、2〜3ヶ月の勉強でも合格を目指せるでしょう。
ただし、試験の難易度は年々上がっています。国家資格となった2021年以降、合格率が低下しており、2024年試験は過去最低の水準でした。賃貸不動産経営管理士になりたい方は、今が狙い目かもしれません。
■賃貸不動産経営管理士試験の合格率
合格率 | |
2024年度(令和6年度) | 24.1% |
2023年度(令和5年度) | 28.2% |
2022年度(令和4年度) | 27.7% |
2021年度(令和3年度) | 31.5% |
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2-3-2.合格後のキャリアパス
合格後は、賃貸管理会社への就職・転職が最も一般的です。
宅建士とのダブルライセンスをとれば、賃貸物件の仲介から管理まで一貫して対応できる専門家として、さらに活躍の場が広がるでしょう。将来的には賃貸管理業での独立も可能です。
■どんな人に向いている資格?
・賃貸管理業界で働きたい人
・宅建士の次の資格を探している人
・比較的新しい国家資格で差別化したい人
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2-4.海事代理士
海事代理士は、「海の行政書士・司法書士」とも呼ばれている、海事法令の専門家です。
船舶の登録や船員手帳の交付申請、海技免状の更新などの行政手続きから、マリンスポーツに関する仕事まで、海に関わる手続き全般を扱っています。
戸籍謄本や住民票などを請求する権限が与えられている「8士業」の1つであり、知る人ぞ知る専門職です。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★☆☆ |
合格率 | 50%程度 |
合格まで の目安 | 3ヶ月〜6ヶ月 |
試験形式 | 筆記試験(択一式・記述式)、 口述試験 |
試験科目 | 一般法律常識、海事法令、船舶法、 船員法、海上運送法など |
平均年収 | 100万〜1,000万円 (※公的データなし) |
2-4-1.取りやすさ|★★★☆☆
海事代理士試験は、合格率が50%と比較的高く、一見すると取りやすそうに見えます。
しかし、受験者の大半が何らかの資格試験の学習経験者なので、合格率からイメージされるよりも難易度は高めです。テキストや参考書も少ないので、対策しづらいと感じる人もいるでしょう。
ただし、正しい方法で勉強すれば、短期間でも十分に合格を狙える資格です。効率的に学習を進めれば、法律初学者でも3ヶ月〜6ヵ月程度で合格できます。
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2-4-2.合格後のキャリアパス
港湾都市で需要が高く、海運会社や造船会社での就職が期待できます。
さらに、地域によっては海事代理士の数が少なく、独立開業してすぐに収入を得られるケースもあります。行政書士とのダブルライセンスを取得すれば、陸と海の両方の手続きができる専門家として、業務の幅が広がるでしょう。
知名度は低いですが、海に囲まれた日本にとってなくてはならない資格です。
■どんな人に向いている資格?
・海や船に興味がある人
・競争が少ない分野で活躍したい人
・港町で独立開業を考えている人
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2-5.社会保険労務士(社労士)
社労士は、人事労務管理のエキスパートとして、労働・社会保険の手続きを独占的に扱える国家資格です。働き方改革や社会保険制度の複雑化によって企業からのニーズが急増しており、将来性も抜群に高いです。
取得すれば、企業の「人」や「組織」に関するあらゆる問題解決をサポートできます。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★☆☆ |
合格率 | 5〜7% |
合格まで の目安 | 〜1年 |
試験形式 | マークシート形式のみ (択一式、多肢選択式) |
試験科目 | 労働基準法、雇用保険法、健康保険法、 国民年金法など |
平均年収 | 約903.2万円 |
(出典:厚生労働省|職業情報提供サイトjob tag(うち年収については令和6年賃金構造基本統計調査を元に掲載‐社会保険労務士)
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2-5-1.取りやすさ|★★★☆☆
社労士試験の合格率は5〜7%です。一見厳しく見えますが、手が届かない試験ではありません。合格者の8割が社会人であり、働きながらでも1年程度あれば合格が可能です。
試験範囲は10科目と広いですが、全問マークシート形式なので対策しやすいのも特徴です。基本的な問題を確実に押さえれば合格ラインに到達できるでしょう。
今回紹介した資格では唯一、受験資格がありますが、短大卒・大卒・行政書士合格・実務経験などで満たせるため、ハードルは高くありません。
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2-5-2.合格後のキャリアパス
合格後は、企業の人事部門や社労士事務所への就職、または独立開業という道があります。比率は約2対3、開業を選ぶ人がやや多めです。
「2024年版 社会保険労務士白書」によれば、開業社労士の8割が未経験からスタートしています。自宅開業が可能で初期費用を抑えられるため、経験が浅くても開業しやすいでしょう。顧問契約中心のビジネスモデルなので、軌道に乗れば安定収入が期待できます。
ハラスメント対策や働き方改革への対応など、時代のニーズに応じた新しい業務が増えており、活躍の場は広がり続けています。
■どんな人に向いている資格?
・人事労務の専門家として活躍したい人
・企業の働き方改革をサポートしたい人
・就職にも、独立開業にも使える資格が欲しい人
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3.その他のオススメ国家資格
ここまで紹介した資格以外にも、比較的簡単に取れて実用性の高い国家資格があります。
少し難しめでも人によっては取りやすい資格や、他の資格と組み合わせて相乗効果が期待できる資格を中心に5つ紹介します。
■その他のオススメ資格
・中小企業診断士
・ITパスポート
・通関士
・登録販売者
・FP(フィナンシャル・プランナー)
3-1.中小企業診断士
中小企業診断士は、経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。
独占業務はありませんが、国が認定した経営の専門家として信頼性は抜群です。企業内での昇進・昇格に有利に働くほか、独立してコンサルタントとしても活動できるでしょう。
合格率は低いですが、科目合格制度があるため、複数年にわたって挑戦できます。1年目で3科目に合格し、2年目で残りの4科目に合格するといった戦略がとれるので、働きながらでも合格を目指せます。
マーケティング、財務会計などのビジネス現場に即した問題が出題されるので、実務経験がある科目の場合、「比較的簡単だった」と感じられる可能性があります。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★☆☆☆ |
合格率 | 1次試験:25%〜35% 2次試験:18%前後 |
合格まで の目安 | 1年〜2年 |
試験科目 | 経済学・経済政策、財務・会計、 企業経営理論、運営管理など |
平均年収 | 約903.2万円 |
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3-2.ITパスポート
ITパスポートは、ITの基礎知識を証明する国家資格です。
試験内容は、ITの基本的な仕組みや用語、セキュリティが中心で、プログラミングなどの専門スキルは必要ありません。合格率は50%前後と高く、IT初心者でも1〜3ヶ月の学習で合格を目指せるでしょう。
ITパスポート単独で就職・開業につながるケースは少ないですが、さまざまな業界で知識が発揮される資格です。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★★★ |
合格率 | 50%前後 |
合格まで の目安 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
3-3.通関士
通関士は、輸出入の通関手続きを行う貿易の専門家です。
通関業者では必置資格となっており、貿易立国である日本では欠かせない存在です。商社やメーカー、物流会社など、輸出入を行う企業から安定した需要があります。
試験科目は3科目と少なく、貿易実務の経験がある人なら有利に学習を進められます。一方で、関税率の計算や通関実務など専門性の高い内容も含まれるため、6ヶ月程度の学習期間は必要でしょう。
港湾都市では特に求人が多く、資格手当も期待できます。英語力と組み合わせれば、国際物流のスペシャリストとして活躍の場が広がるでしょう。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★★☆ |
合格率 | 10〜20% |
合格まで の目安 | 6ヶ月 |
3-4.登録販売者
登録販売者は、ドラッグストアなどで一般用医薬品を販売できる専門資格です。
薬剤師不足を補うために創設された資格で、第2類・第3類医薬品の販売が可能になります。ドラッグストアの店舗数増加に伴い、需要は右肩上がりです。資格手当が支給される企業が多く、パートでも時給アップが期待できるでしょう。
学歴や実務経験は不要、合格率も40〜50%と高く、3〜4ヶ月程度の学習で合格を目指せます。健康や医薬品に興味がある人にとっては、比較的簡単に取れて実用的な資格です。
詳細 | |
受験資格 | なし |
取りやすさ | ★★★★☆ |
合格率 | 40〜50% |
合格まで の目安 | 3ヶ月 |
3-5.FP(フィナンシャル・プランナー)
FPは、お金に関する専門的な知識が身につく国家資格です。
不動産、税金、保険、年金、資産運用など、あらゆるお金の知識が体系的に学べます。自分の家計管理に役立つだけでなく、仕事のスキルアップにもつながる実用的な資格として人気です。特に金融、保険、不動産業界ではキャリアアップに直結し、就職・転職活動でも強みになります。
FP試験は3級から始められ、段階的にステップアップできるのも魅力です。3級なら2〜3ヶ月、2級なら3〜5ヶ月の勉強で合格を目指せるでしょう。業種、職種、性別、年齢に関わらず、どのような人にもオススメできる資格です。
詳細 | |
受験資格 | 3級:なし 2級:3級合格など |
取りやすさ | ★★★★☆ |
合格まで の目安 | 3級:2〜3ヶ月 2級:3〜5ヶ月 |
4.簡単かつ本当に使える国家資格を選ぶためのポイントは?
ここまで、比較的簡単に取れて実用的な国家資格を紹介してきました。
しかし、たくさんの選択肢があると、かえって迷ってしまうかもしれません。そこで、自分に合った資格を選ぶためのポイントを紹介します。
4-1.SNSやネットの噂を鵜呑みにせず自分で調べる
まず大切なのは、SNSやネットの情報だけで判断しないことです。
SNSやネットでは、「〇〇は無理ゲー。凡人が手を出したら人生終わる」「〇〇は過去問だけで1ヶ月で受かる。マジで楽勝」といった極端な意見をよく見かけます。
しかし、これらの情報を鵜呑みにするのは危険です。人によって得意不得意・経験は違うため、ある人には難しい資格も、別の人には簡単に感じることがあります。誇張された内容や、誤った情報も少なくありません。
大切なのは、他人の意見に振り回されず、自分で情報を集めて判断することです。実際に試験内容を確認したり、複数の合格体験記を読んだりして、自分に合った資格かどうかを見極めましょう。
4-2.「簡単に取れそう」という理由だけで決めない
次に気をつけたいのが、「簡単に取れそう」という理由だけで決めないことです。確かに「取りやすさ」は大切ですが、それだけで選ぶのはリスクがあります。
たとえば登録販売者は、3ヶ月程度の勉強で合格できる実用的な資格ですが、活躍の場はドラッグストアなどが中心です。接客が苦手な人が「簡単そうだから」という理由だけで取得すると、後悔するでしょう。
一方で、自分のキャリアプランに合っている資格なら、多少難しくても挑戦する価値があります。「この資格で人生を変える」という目標があれば、勉強のモチベーションも維持できるでしょう。
4-3.これまでの経験を発揮しやすい国家資格を選ぶ
最後に大切にしてほしいのが、「これまでの経験・得意を活かせるか」という視点です。
比較的簡単に取れる資格は、その分有資格者も多くなり、競争が激しくなります。そんな中で選ばれる存在になるには、「資格+α」の価値が必要です。
ここで強みになるのが、あなたの今までの経験や得意分野です。たとえば、建設業界で働いていた人が「行政書士」になれば、建設業許可の専門家として差別化できます。接客業の経験がある人なら、「登録販売者」として他の人にはない細やかな対応ができるでしょう。
資格単体の価値だけでなく、「自分の経験×資格」で生まれる価値を考えることが重要なのです。これまでの経歴や強みを振り返り、それを最大限に活かせる資格を選びましょう。
5.あえて1つオススメするなら行政書士
ここまで様々な国家資格を紹介してきましたが、「結局どれを選べばいいの?」と決められない方もいるでしょう。そんな方に、あえて1つだけオススメするとしたら「行政書士」です。
5-1.さまざまな業界の経験が強みになる
行政書士の最大の魅力は、あらゆる業界の経験を強みに変えられることです。
飲食業界で働いていた人なら飲食店の営業許可申請、航空業界なら外国人の入管業務、介護業界なら成年後見などで、前職の知識がそのまま発揮されます。つまり、「まったくのゼロから」ではなく、すでに「得意分野がある状態」からスタートしやすいのです。
これまでの仕事で培った知識、人脈、業界の常識など、すべてが武器になります。未経験からのキャリアチェンジを考えている方にとって、これほど心強い資格はありません。
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5-2.最短3ヶ月で合格できる
行政書士試験は難関試験ですが、正しい戦略で臨めば最短3ヶ月での合格も可能です。
もちろん、通常は1年以上かかる試験ですから、3ヶ月で突破するには「なんとしてでも合格したい」という強い想いと、大胆な戦略が必要です。しかし、実際に短期合格を果たしている人は多く、決して不可能な話ではありません。
行政書士は、比較的短期間で取得できて、なおかつキャリアを大きく変えられる資格です。新しい可能性を探している方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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5-3.短期合格を目指すなら受験指導校の活用がおすすめ
短期合格を目指すうえで、最も重要なのは「正しい勉強法」と「効率的な学習環境」を手に入れることです。行政書士試験は出題範囲が広く、法律の知識が問われるため、独学では学習の方向性を見失いやすいのが現実です。特に3ヶ月〜半年以内の短期合格を狙う場合は、無駄のない戦略が不可欠です。
そこで活用したいのが、行政書士試験に特化した受験指導校です。指導校を活用することで、以下のような大きなメリットがあります。
・出題傾向を押さえたカリキュラムで、最短ルートの学習が可能
・プロ講師の解説で難解な法律の理解がスムーズになる
・模試や添削、質問対応などのサポート体制が整っている
・モチベーションの維持や学習管理の仕組みがある
こうした環境に身を置くことで、勉強の「質」と「スピード」が格段に向上し、短期合格に一歩近づくことができます。
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本記事では、比較的簡単に取得でき、かつ仕事に役立つ国家資格について解説しました。
以下に、ポイントをまとめます。
◉資格選びの2つの視点
・仕事や収入につながるか
・合格率だけで難易度を判断しない(合格率の裏にある実態を見極める重要性)
◉特におすすめの国家資格トップ5
1. 行政書士: 法律系の国家資格で、独立開業のハードルが低く、多様な業界経験を活かせる。最短3ヶ月で合格も可能。
2. 宅地建物取引士(宅建士): 不動産取引の専門家。独占業務があり、不動産業界での需要が高い。3〜6ヶ月で合格可能。
3. 賃貸不動産経営管理士: 2021年に国家資格化された、賃貸住宅管理の専門家。合格率は比較的高く、将来性が期待される。2〜3ヶ月で合格可能。
4. 海事代理士: 「海の行政書士・司法書士」と呼ばれ、海事法令の専門家。合格率は高いが、実経験者が多いため難易度は見かけ以上。3〜6ヶ月で合格可能。
5. 社会保険労務士(社労士): 人事労務管理のエキスパート。労働・社会保険の手続きを独占的に扱うことができ、企業ニーズが高い。1年程度で合格可能。
◉その他のおすすめ国家資格
中小企業診断士、ITパスポート、通関士、登録販売者、FP(フィナンシャル・プランナー)
◉資格選びのポイント
・SNSやネットの噂を鵜呑みにせず自分で調べる。
・「簡単に取れそう」という理由だけで決めない。
・これまでの経験や得意を活かせる資格を選ぶことで、「資格+α」の価値を生み出す。
◉最もおすすめの資格: 迷っている人には「行政書士」を推奨。その理由は、さまざまな業界の経験が強みになること、そして最短3ヶ月での合格も可能であること。
以上です。
もしあなたが、行政書士の資格取得に興味を持たれたなら、開講以来 5,841人の行政書士試験合格者を輩出してきた高い合格実績を持つ伊藤塾にぜひお問い合わせください。
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