海事代理士試験とは?難易度と合格率・勉強時間や勉強方法を解説

試験詳細

海事代理士になるためには、「海事代理士試験」に合格することが必要です。

しかし、海事代理士試験についての情報は決して十分とは言えず、多くの受験生を悩ませる原因になっています。

特に、難易度や勉強法に関する情報は限られており、教材や勉強方法について頭を抱えている受験生も少なくありません。

そこで本記事では、数少ない「海事代理士試験合格講座」を開講している伊藤塾が、

  • 海事代理士試験の概要
  • 海事代理士試験の合格率や難易度
  • 海事代理士試験合格に必要な勉強時間や勉強方法

について、徹底解説します。

海事代理士試験に興味がある方は、是非ご一読ください。

1. 海事代理士とは?

海事代理士は「海の行政書士」「海の司法書士」とも呼ばれており、海に関する法律のスペシャリストです。

船舶の登録や安全性検査、小型船舶操縦免許証の更新など、海に関わる手続き全般を主な仕事としています。スケールの大きな大型船舶に関する仕事から、身近なマリンスポーツに関わる仕事まで、海上の安全を守るために重要な役割を担っています。

「8士業」の1つとして、高度な専門性を有する法律職であり、海に囲まれた日本にとって重要な国家資格の一つです。

国土交通省は、海事代理士を「他人の委託により、行政機関に対して船舶安全法・船員法などの海事関係法令に基づく申請・届出・登記などの手続きをし、その書類を作成することを業とする者」と定めています。海事代理士になるには、海事代理士試験に合格し、海事代理士として登録する必要があります。
(出典:国土交通省「海事代理士になるには」)

※海事代理士の年収や仕事の魅力については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2. 海事代理士試験の概要

海事代理士になるためには、「海事代理士試験」に合格する必要があります。

ここでは、「海事代理士試験」の概要について説明します。

2-1. 受験資格

海事代理士試験を受験するために、特別な資格は必要ありません。

年齢や学歴に制限はなく、誰でも受験することができます。

ただし「海事代理士法第3条に規定する欠格事由」に該当する人(未成年者、禁錮以上の刑に処せられて執行終了などから2年を経過しない者など)は、試験に合格しても、海事代理士として登録することができません。
(出典:e-Gov法令検索「海事代理士法」第3条)

2-2. 試験問題

海事代理士試験では、筆記試験と口述試験が実施されます。

①. 筆記試験

筆記試験では、

  • 一般法律常識(概括的問題)
  • 海事法令(専門的問題)

が出題されます。

問題は、「全20科目」「合計240点満点」で構成されており、選択式・記述式などの方式で実施されます。

②. 口述試験

口述試験では、「海事法令に関する問題」が出題されます。

「全4科目」「合計40点」で構成されており、試験官との面接方式で実施されます。

2-3. 出題科目

海事代理士試験の出題科目は、次のとおりです。

筆記試験
(240点)
一般法律常識
(概括的問題)
※全3科目
・憲法
・民法
・商法(第3編「海商」のみ対象。)
海事法令
(専門的問題)
※全17科目
国土交通省設置法、船舶法、船舶安全法、船舶のトン数
の測度に関する法律、船員法、船員職業安定法、船舶職員
及び小型船舶操縦者法、海上運送法、港湾運送事業法、
内航海運業法、港則法、海上交通安全法、造船法、海洋
汚染等及び海上災害の防止に関する法律、国際航海船舶
及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律(国際
港湾施設に係る部分を除く。)、領海等における外国船舶
の航行に関する法律、船舶の再資源化解体の適正な実施
に関する法律及びこれらの法律に基づく命令。
口述試験
(40点)
海事法令
※全4科目
・「船舶法」
・「船舶安全法」
・「船員法」
・「船舶職員及び小型船舶操縦者法」

筆記試験は、一般法律常識3科目と海事法令17科目の合計20科目です。2026年(令和8年)の試験では、2026年4月1日時点で施行されている法令等にもとづいて解答します。
(出典:国土交通省「海事代理士になるには」)

2-4. 合格基準

海事代理士試験の合格基準は、次のとおりです。

 合格基準
筆記試験総得点240点のうち、60パーセント以上
の得点をあげた者。
※ただし、全科目受験者の平均正答率が
60パーセントを上回る場合、平均正答率
以上の得点をあげた者。
口述試験総得点40点のうち、60パーセント以上の
得点をあげた者。

(出典:国土交通省「海事代理士試験の合格基準について」)

「筆記試験」「口述試験」それぞれで、最低「60%以上」の得点が合格基準として定められています。

ただし、海事代理士試験は受験生のレベルが高いため、「筆記試験」の平均正答率が60%を上回るケースも珍しくありません。つまり、「60%」の得点では、不合格になる年も珍しくないのです。

(※2025年の海事代理士試験の筆記試験では、受験者の平均正答率が「59.8%」で60%を下回ったため、240点の60%以上が合格ラインでした。一方、2022年は平均正答率が「60.79%」となり、平均正答率以上の得点が合格の条件になりました。)
出典:国土交通省「令和7年海事代理士試験合格者及び実施状況」「令和4年 海事代理士試験(筆記試験)合格者の発表」

海事代理士試験に確実に合格するには、「60%」を上回る正答率を目指すことが必要です。

2-5. 試験の免除制度

海事代理士試験では、筆記試験の免除制度が設けられています。

前年の筆記試験に合格し、口述試験で不合格となった受験生については、受験願書に筆記試験免除申請書を添えて提出することにより、本年の筆記試験は免除され、直接口述試験を受けることができます。

2026年の試験では、2025年の筆記試験に合格し、口述試験に合格しなかった人がこの免除の対象です。免除を受ける場合の出願先は、地方運輸局ではなく国土交通省海事局総務課です。
(出典:国土交通省「海事代理士になるには」)

3. 試験の日程

2026年の海事代理士試験について、国土交通省が日程を公示しました。筆記試験は2026年9月25日(金)に実施済みで、2026年10月30日(金)に筆記試験の合格者が発表されます。詳細は次のとおりです。

出願期間2026年8月1日(土)〜8月31日(月)
筆記試験2026年9月25日(金) 10:15~17:00(実施済み)
筆記試験の合格発表2026年10月30日(金)
口述試験2026年11月24日(火) 10:30~17:30
口述試験の合格発表口述試験終了後20日以内

参照:海事代理士になるには|国土交通省

3-1. 出願期間

海事代理士試験の出願期間は、2026年8月1日(土)から2026年8月31日(月)までです。(郵送の場合は書留郵便とし、8月31日消印のものまで有効。8月29日・30日は郵送のみの受付)

受験願書は、インターネットからダウンロードできる他、各地の地方運輸局でも入手できます。

3-2. 受験手数料

海事代理士試験の受験手数料は、「6,800円」です。

支払いは、受験願書に収入印紙を貼って、消印をせずに提出する方法で行います。

3-3. 試験日

海事代理士試験の筆記試験は、2026年9月25日(金)10:15~17:00に実施されました。
その後、2026年10月30日(金)に筆記試験の合格発表が行われ、国土交通省「海事代理士になるには」のページに受験番号が掲出されるとともに、合格者に対して口述試験の案内が送付されます。
口述試験は、2026年11月24日(火)10:30~17:30に実施されます。(受験者多数の場合、一部受験者については、同日の17:30以降又は同月25日(水)に実施する場合もあります。)

他の資格試験と大きく異なるのは、「筆記試験」「口述試験」ともに平日に実施されることです。会社員の方は、事前に休暇を申請する等の対策が必要です。

3-4. 試験会場

海事代理士試験の試験会場は、「筆記試験」と「口述試験」で異なります。

「筆記試験」では、以下の11会場が用意されています。

(札幌市、仙台市、横浜市、新潟市、名古屋市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、福岡市、那覇市)

一方、口述試験の会場は、東京都の国土交通省(本省)のみとなっています。

3-5. 合格発表

海事代理士試験の合格発表は、口述試験終了後20日以内に行われます。

官報において受験番号が公示され、本人には合格証書が送付されます。

4. 海事代理士試験の過去問

海事代理士試験では、直近数年分の過去問が公表されています。

 筆記試験口述試験
2025年
(令和7年)
問題模範解答問題及び模範解答
2024年
(令和6年)
問題模範解答問題及び模範解答
2023年
(令和5年)
問題模範解答問題及び模範解答
2022年
(令和4年)
問題模範解答問題及び模範解答
2021年
(令和3年)
問題模範解答問題及び模範解答
2020年
(令和2年)
問題模範解答問題及び模範解答
2019年
(令和元年)
問題模範解答問題及び模範解答

参照:海事代理士になるには|国土交通省

模範解答は、法令の改正によって変更になっている場合もあるため、注意が必要です。

必ず最新の情報について、各法令を参照したり、受験指導校のテキストを利用したりして確認しておきましょう。

5. 海事代理士試験の難易度は?合格率と受験者数の推移

直近5年間(2021年〜2025年)の、海事代理士試験の合格率と受験者数の推移は次のとおりです。

 2025年
(令和7年)
2024年
(令和6年)
2023年
(令和5年)
2022年
(令和4年)
2021年
(令和3年)
筆記試験受験者数435441409361302
合格者数230229228199167
合格率52.9%51.9%55.7%55.1%55.3%
口述試験受験者数233235235197212
合格者数219229223194209
合格率94.0%97.5%94.9%98.5%98.6%

出典:国土交通省 令和7年海事代理士試験筆記試験実施状況について

筆記試験の合格率は、「50%程度」で安定して推移しています。

ただし海事代理士試験の場合、後述のとおり、受験生のレベルが全体的に高い傾向があります。そのため、合格率を額面通りに受け取ることはできません。

口述試験については、試験年度による差が非常に大きいです。

口述試験の合格率は、2025年が94.0%、2024年が97.5%と高い水準ですが、年度によって合格率に差があります。2025年は受験者233名のうち14名が不合格となっており、筆記試験に合格しても口述試験で落ちる人がいるため、しっかりとした口述試験対策が必要です。

※法律系資格の中での海事代理士の難易度の位置づけについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

6. 海事代理士試験の難易度が高いと言われている4つの理由

海事代理士試験は、一見すると合格率が高く、難易度が低いように感じられるかもしれません。しかし実際には、合格率以上に難易度が高いと言われている試験です。

ここでは、海事代理士試験の難易度が高いと言われている以下の理由について解説します。

難易度が高いと言われている理由

  • テキストや参考書が少ないから
  • 受験生のレベルが高いから
  • 科目数が多いから
  • 口述試験の難易度が高いから

6-1. テキストや参考書が少ないから

海事代理士試験の難易度が高い理由として、テキストや参考書が少ないことが挙げられます。

他の法律系資格試験と比べると、海事代理士試験の受験者数は決して多くはありません。

そのため、市販のテキストや参考書が豊富とはいえず、受験生が入手できる教材も限られています。また、最新の法改正に対応した教材も少ないため、自分で情報を収集し、知識をアップデートしていく必要があります。

こうした学習環境の厳しさが、海事代理士試験の難易度を高める一因となっているのです。

特に独学の場合、海事代理士試験の勉強を効率的に進めていくことは、非常に難しいといえるでしょう。

合格者の声

相原さん
「覚えることが20法令分もあり、そのまま暗記しようとしても頭に入りませんでした。そこで、地方運輸局が公開している申請書の見本や記入例をダウンロードし、実物の書類で確かめながら覚えるようにしました。『小型船舶操縦士』と『小型船舶操縦者』のように意味が異なる言葉も、一つずつ定義を確認して丁寧に区別しました。こうした工夫を重ねて、筆記試験・口述試験を乗り越えることができました。」
出典:2023年度海事代理士試験合格者インタビュー

6-2. 受験生のレベルが高いから

受験生全体のレベルの高さも、海事代理士試験の難易度を押し上げている要因です。

海事代理士試験は、他の法律系資格試験と比べて初学者が少なく、受験生全体のレベルが高い傾向にあります。

受験者の多くが、すでに行政書士などの法律資格に合格していたり、船員としての実務経験があったりと、海事代理士試験に役立つ何らかの経験を有しているからです。

実際、受験者の平均正答率は、2025年が59.8%と、合格基準点である60%に迫る高い水準で推移しています。
出典:国土交通省「令和7年海事代理士試験合格者及び実施状況」

受験者の実力が総じて高いため、平均点も高水準となり、合格に必要な得点ラインが実質的に引き上がりやすくなります。このような現象は、他の資格試験ではあまり見られません。

他の資格試験と比べて、受験生全体のレベルが高くなっていることが、海事代理士試験の難易度が合格率以上に高いと言われる理由の1つです。

6-3. 科目数が多いから

必要な科目数が多いことも、受験生の負担を大きくする原因となっています。

海事代理士試験で学習すべき科目は、合計20科目にも及びます。この科目数は、他の法律系資格試験と比べても、群を抜いて多い数字です。

しかも海事代理士試験は、一般的にはなじみの薄い「船舶に関する法律」や「海商法」などの科目がメインとなっているため、学習の難易度はさらに高くなります。

多くの受験生にとって、1人で20科目を効率的に学習するのは容易ではありません。

限られた時間の中で、どのように学習を進めていくべきか、適切な学習計画を立てることができるかが、合格の鍵を握っています。

6-4. 口述試験の難易度が高いから

口述試験の難易度が高いことも、海事代理士試験の難易度を高めている要因の1つです。

海事代理士試験の口述試験は、2025年の合格率が94.0%と高い水準ですが、筆記試験に合格した人でも不合格になることがあり、年度によって合格率に差があります。もちろん、口述試験の合格率だけで、試験の難易度が決まる訳ではありませんが、難易度が高い試験であることは間違いないでしょう。

口述試験は、筆記試験以上に苦手意識を感じる受験生が多い試験です。

確実に合格するためには、「落ちる可能性が十分にある」という心構えを持ち、入念に対策を行うことが必要です。

7. 海事代理士試験に必要な勉強時間

海事代理士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に「500時間程度」だと言われています。しかし、これはあくまでも目安であり、個人差が大きいのが特徴です。

なお、国土交通省の試験案内には、合格に必要な学習時間の目安は示されていません。

法律初学者が独学で勉強する場合、500時間かけて勉強しても、合格できないこともあります。一方で、ベースとなる法律知識があったり、受験指導校を利用したりすると、1ヶ月程度の勉強で合格できるケースもあるのです。

海事代理士試験は、情報が少なく、学習環境が整っていない試験です。

だからこそ、学習の進め方によって必要な勉強時間も、大きく変わってきます。

限られた情報の中で、適切な受験戦略を立てることができれば、合格に大きく近づくことができるでしょう。

8. 海事代理士試験の勉強方法のポイント

海事代理士試験に合格するためには、以下のポイントを意識して勉強することが大切です。

【海事代理士試験対策のポイント】

  • 各科目に、強弱をつけて勉強する
  • 頻出度の高い分野を、重点的に対策する
  • 船舶法、船舶安全法などを始めとした海事法令を重点的に進める
  • 筆記試験と口述試験をバランスよく対策する

海事代理士試験は、他の資格試験とは一線を画した、独特の特徴を持った試験です。

  • 20科目にも及ぶ出題科目
  • 海商法、船舶法などの、なじみの少ない法律科目
  • 正誤式、多肢選択式、空欄補充形式などの多様な出題形式
  • 対策のしづらい口述試験 など

いずれも他の資格試験では見られない、海事代理士試験特有の特徴であり、勉強の進めづらさを感じる人も少なくありません。

一方で、筆記試験の一般法律常識(憲法・民法・商法)は、行政書士試験と重なる科目です。行政書士試験の学習経験がある人は、その知識を土台にして海事法令の学習に時間を回せます。

※行政書士試験の憲法・民法などの科目別の難易度については、こちらの記事で詳しく解説しています。

独学に限界を感じたら、受験指導校を活用することも一案です。

伊藤塾の「海事代理士試験合格講座」では、

  • オリジナルレジュメテキストを用いたインプット講義
  • 充実した筆記試験の演習
  • 「海事代理士試験」の公開模擬試験
  • 他にはない「海事代理士試験」公開模擬試験
  • 口述試験対策の演習講義
  • 本番さながらの口述模試

など海事代理士試験の合格に向けて、充実した学習環境を用意しています。

プロの講師陣が、試験問題を徹底的に分析し、重要度をランク付けして整理したことで、情報の少ない「海事代理士試験」についても、効率的な学習が可能になっています。

合格者の声

K.Tさん
「教材がほとんどなく、勉強法も分からない試験だと聞いていたうえ、用語を漢字まで正確に書く必要があり、独学ではやる気を保つのが難しいと感じていました。伊藤塾のレジュメ1本に絞り、国土交通省の過去問を併用しながら、講義を見て毎日の学習を続けました。伊藤塾の口述模試と本試験のレベルはほとんど変わらず、本番の口述試験ではすべての問いに答えられました。」
出典:2023年度海事代理士試験合格者インタビュー

質の高い学習環境で、戦略的に対策することで、合格に大きく近づくことができるでしょう。

9. 海事代理士試験に関するよくある質問(FAQ)

海事代理士試験は、独学でも合格できる?

海事代理士試験に独学で合格することは、不可能ではありません。

ただし前述のとおり、海事代理士試験の情報は少なく、市販のテキストや参考書も限られています。行政書士試験などの合格者などでも、独学に限界を感じて、講座を受講するケースが多いようです。

※関連動画 「多数の資格取得者でも、独学は限界と感じ即受講 見事に1回で合格!2023年度海事代理士試験 合格者インタビュー」

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※関連動画「行政書士合格者でも参考書や情報が少ない試験での合格は困難と判断、合格講座を有効活用し、見事に合格!」

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海事代理士試験に合格後、登録だけを後回しにしても問題ない?

海事代理士の合格証書に有効期限はありません。

そのため、試験合格後、海事代理士としての登録を後回しにしても問題ありません。

海事代理士になるにはどうすればいいですか?

海事代理士になるには、国土交通大臣が年1回実施する海事代理士試験に合格し、地方運輸局長が備える海事代理士名簿に登録を受ける必要があります。受験資格に制限はなく、年齢・学歴を問わず誰でも受験できます。

ただし、合格しても未成年者など海事代理士法第3条の欠格事由に該当する人は登録できません。登録の申請先は、事務所の所在地を管轄する地方運輸局です。
(出典:国土交通省「海事代理士になるには」、e-Gov法令検索「海事代理士法」第2条・第3条・第9条)

海事代理士試験の合格に必要な勉強時間はどれくらいですか?

海事代理士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に500時間程度が目安とされます。筆記試験だけで憲法・民法・商法と海事法令17科目の計20科目があり、海事法令はなじみの薄い法律が中心のため、法律学習の経験がない人ほど時間がかかります。

一方、行政書士試験などで憲法・民法を学んだ経験がある人は、海事法令に時間を集中できるため、短期間で合格する人もいます。国土交通省は学習時間の目安を公表していません。

海事代理士試験の試験日はいつですか?

2026年の海事代理士試験は、筆記試験が2026年9月25日(金)、口述試験が2026年11月24日(火)です。筆記試験の合格発表は2026年10月30日(金)、最終合格の発表は口述試験終了後20日以内に官報で行われます。

筆記試験・口述試験ともに平日に実施されるため、会社員の人は早めに休暇の調整が必要です。2027年の日程は、国土交通省「海事代理士になるには」のページで公表されます。
(出典:国土交通省「海事代理士になるには」)

10. 海事代理士試験の難易度と合格率・勉強時間や勉強方法のまとめ

最後に、今回の記事の要点をまとめます。

  • 「海事代理士試験」では、筆記試験と口述試験が実施される
  • 必要な科目数は「20科目」に及ぶ一方で、市販の参考書も少ない
  • 「口述試験」で落ちることも珍しくない

「海事代理士試験」は、見た目の合格率以上に、難易度が高い難関試験です。

ウェブ上の情報も少なく、独学の学習に限界を感じる人も少なくありません。

「海事代理士」試験に確実に合格したい方は、ぜひ伊藤塾へご相談ください。

伊藤塾の「海事代理士合格講座」は、筆記試験から口述試験まで、オールインワンの対策講座を開講している業界でも数少ない講座です。

夢の実現に向けて、一歩を踏み出してみてください。伊藤塾が、あなたの挑戦を全力でサポートいたします。

伊藤塾 行政書士試験科

著者:伊藤塾 行政書士試験科

行政書士資格を保有する講師・合格経験者で構成された専門チームが監修・執筆しています。合格率約14%の行政書士試験について、出題傾向・効率的な学習法・他資格とのダブルライセンス戦略まで、法律系資格指導約30年の実績をもとに正確にお届けします。