司法試験の勉強時間|「1日3時間」で受かった社会人と「朝8時〜夜9時」の大学生──合格者6人の1日を公開

司法試験

司法試験合格に必要な勉強時間は、一般的に3,000〜5,000時間です。1日8時間の学習で約1.5〜2年、社会人が1日3時間なら約3〜5年が目安となります。ただし、合否を決定的に左右するのは勉強時間の総量ではなく、「何を・いつ・どの順番で学んだか」という学習の質と戦略です。

「司法試験の勉強時間って本当に5,000時間も必要?」
「社会人で1日3時間しか取れないけど、合格できる?」
「予備試験の勉強時間は?いつから始めるべき?」

本記事では、こうした疑問に回答します。1995年の創立以来、司法試験合格者の大多数を輩出してきた伊藤塾(2025年度(令和7年度)司法試験合格占有率90.6%)の合格者6人が語った1日のスケジュール・学習法・時間配分を、社会人3パターン・大学生3パターンで完全再現します。

この記事のポイント
● 司法試験合格に必要な勉強時間の目安は3,000〜5,000時間
● 予備試験合格に必要な勉強時間も同程度(3,000〜5,000時間)
● ただし「1日3時間」「週20時間」で合格した社会人も存在する
● 合否を分けるのは「時間数」ではなく「教材を絞る」「完璧主義を捨てる」「アウトプットを前倒しにする」の3原則

【目次】

1. 司法試験合格に必要な勉強時間の目安

司法試験合格までに必要とされる勉強時間は、一般的に3,000〜5,000時間とされています。ただし、この数字はあくまで統計的な目安であり、2,000時間前後で合格する人もいれば、5,000時間を費やしても合格に届かない人もいます。

属性1日の勉強時間合格までの期間(目安)
大学生(専業)8〜10時間約1.5〜2年
大学生(部活・バイト有)4〜6時間約2〜3年
社会人(働きながら)2〜4時間約3〜5年
社会人(退職・専念)10〜15時間約1〜1.5年

重要なのは、勉強時間の「量」よりも「質」です。伊藤塾のコラムでも「1日10時間以上勉強していても合格できない方もいるし、1日4時間程度の勉強時間でも1〜2年で合格してしまう方もいる」と解説されています。

※こちらもあわせてお読みください。

以下では、実際の合格者がどのように1日を過ごし、何に時間を使ったのかを具体的に見ていきます。

※司法試験の勉強法の詳細については、こちらもあわせてお読みください。

2. 予備試験合格に必要な勉強時間の目安

予備試験合格に必要な勉強時間も、司法試験と同程度の3,000〜5,000時間が一般的な目安です。予備試験は短答式・論文式・口述の3段階試験であり、合格率は3〜4%と極めて難関ですが、合格すれば司法試験合格率90.68%(2025年度(令和7年度))という圧倒的な実績が示す通り、司法試験合格にほぼ直結する実力が身につきます。

合格者の声

伊藤塾対談より──1年で予備試験合格した福井さんの場合
講義時間9時間分を全部2倍速で聞いて4.5時間、それと復習をしたり短答問題を解いたりという感じで、講義としては9時間分ですね。(中略)一番ウエイトを割いたのは民法で、たぶん全体の勉強時間の4分の1くらいは民法を勉強していたと思います。
出典:伊藤塾「対談企画 司法試験合格者に聞く 2025(福井さん×呉講師)」

ただし、学習の進め方次第では大幅に短縮も可能です。本記事で紹介する福井さんは、大学1年の4月に学習を開始し、実質約半年の集中学習で予備試験に合格しています。また、社会人でも「朝2〜3時間+通勤中+昼休み」の積み上げで3〜4年で合格する事例が複数存在します。

※予備試験の勉強時間の詳細については、こちらもあわせてお読みください。

3. 【社会人】合格者3人のリアルな1日スケジュール

社会人受験生にとって最大の課題は、可処分時間の絶対的な少なさです。しかし伊藤塾の合格者データを見ると、社会人合格者は毎年安定して輩出されています。ここでは、3つの異なるライフスタイルから合格を勝ち取った合格者のスケジュールを再現します。

パターンA:朝型・1日3時間で合格──時短勤務+育児の両立

項目内容
属性社会人(時短勤務)・育児中
合格年度2024年(令和6年)司法試験
ルート予備試験合格→司法試験
1日の勉強時間約3時間
生活リズム21時就寝→5時起床

合格者の声 

2024年司法試験合格 ・会社員X.Vさん
仕事(時短勤務)と育児をしながらの受験生活でした。生活リズムは子どもに合わせるので、21時過ぎに就寝し、5時に起きて勉強する生活を平日・休日問わず続けました。その他、通勤時間やテレワークの日の隙間時間など、使える時間をかき集めて勉強に費やし、1日3時間くらい勉強時間を確保していました。育児があると休日にまとめて勉強するといったことができないので、毎日少しずつでもやり続けるという意識を持てたのが、かえってよかったのかもしれません。
出典:伊藤塾「2024年度 司法試験合格体験記」(会社員 X.Vさん)

この合格者から学べるポイント

第一に、「毎日少しずつでもやり続ける」という継続の姿勢です。休日にまとめて勉強できない環境を逆手に取り、平日・休日を問わず同じペースで学習を積み重ねています。第二に、時間の「量」ではなく「使い方」の工夫です。通勤時間やテレワーク中の隙間をすべて学習に充てることで、1日3時間という限られた時間でも合格に到達しています。

パターンB:週20時間・通勤活用型──国家公務員として勤務しながら合格

項目内容
属性国家公務員(恒常的残業あり)
合格年度2025年(令和7年)司法試験
ルート予備試験合格→司法試験
週の勉強時間約20時間
予備試験合格まで4年

合格者の声

2025年司法試験合格・国家公務員A.Sさん
社会人の方は時間的制約と時間があっても仕事による精神的、肉体的疲労が大きな壁になるかと思います。勉強開始以降、私は恒常的に残業の多い部署におり、さらにプレッシャーのかかる仕事をしていたため、そもそも寝る時間が取れるかどうかの日々もありました。そのような中でも毎日少しずつ勉強を継続することが合格の鍵だと思います。私自身、1週間に取れる勉強時間は20時間程度でしたが、行き帰りの電車(往復1時間弱)では、必ず論証カードを回していたため、全く勉強しない日はほとんどなかったです。毎日回した論証カードがベースとなり知識が安定し、論文でも大崩れしにくくなりました。
出典:伊藤塾「2025年度 司法試験合格体験記(公務員 A.Sさん)」

この合格者から学べるポイント

注目すべきは、「通勤の往復1時間弱」を論証カードの反復に固定していたことです。1日あたりでは短い時間でも、毎日欠かさず積み重ねることで「知識が安定し、論文でも大崩れしにくくなった」という成果につながっています。予備試験合格まで4年という期間を要していますが、法科大学院に通学する場合(未修3年+司法試験受験)と比較すると、仕事を続けながら同等のスピードで合格に到達しています。

パターンC:「勉強との共存」型──自営業+育児+介護(杉原さん・51歳で合格)

項目内容
属性自営業(飲食店経営)・育児・介護
合格年度2024年(令和6年)司法試験
ルート予備試験合格→司法試験
年齢51歳で合格
学習の特徴時間を「探す」→「共存」に転換

合格者の声

伊藤塾対談(2024年司法試験合格・杉原さん)
最初の1年は死に物狂いで時間を探したんですね。でも子育てと家事と妻の介護も一緒にやってたもんですから、必死になって探し出した時間が、子供が泣き出した、っていうと一瞬でなくなるんです。これやってたらまず家庭崩壊するなと。時間は自分でコントロールできないものなんだということにようやく気づいたんですね。そこから一切「この時間は自分の勉強の時間」という枠を設けるのをやめたんです。あくまで子育てと家事と仕事の中に勉強を「共存させてもらう」という感覚に切り替えました。
基礎マスターを縮小コピーしたものをあっちこっちに置いてましたね。ラミネートしてお風呂場に貼ってみたりとか。職場にも置いてましたし、いろんなところに。なんなら包丁の柄にもコピーしたやつを巻いて、仕込みしたぐらいで。
出典:伊藤塾「対談企画 2024(杉原さん×伊藤塾長)」

この合格者から学べるポイント

杉原さんの事例が示すのは、「時間を作る」のではなく「生活の中に勉強を溶け込ませる」という発想の転換です。51歳、飲食店経営、育児、介護という条件下での合格は、時間の「量」ではなく「接触頻度」が学習効果を左右することを証明しています。基礎マスターテキストを縮小コピーして生活動線上に配置するという工夫は、認知科学でいう「分散学習効果」を自然に実践したものと言えます。

※社会人の司法試験受験の詳細については、こちらもあわせてお読みください。

4. 社会人合格者に共通する3つの原則

原則① 睡眠時間は削らない

伊藤塾対談 伊藤真塾長

寝る時間、睡眠時間を削るっていうのは、私はもう最悪だから絶対やめろとよく言ってるんだけど。いろんなことをうまくバランスを取りながら睡眠時間は削らないようにして。場合によってはね、1年もうちょっと時間がかかるかもしれないけれども。
出典:伊藤塾「対談企画 2025(大木さん×伊藤塾長)」

3人の社会人合格者はいずれも、睡眠時間を犠牲にする学習法を採用していません。パターンAの合格者は21時就寝・5時起床の規則正しいリズムを維持し、パターンBの合格者も睡眠を削らず週20時間の学習を継続しています。短期的な追い込みより、長期間の安定した継続が合格への最短距離です。

原則② 隙間時間の「用途」をあらかじめ決めておく

合格者の声

2024年司法試験合格・社会人
暗記のような隙間時間にできる勉強と、答案の起案のような隙間時間にはできない勉強が、それぞれどの程度必要なのか、中長期的に把握するようにしました。なるべく勉強の内容を細分化し、手持ちの在宅時間と隙間時間にはめ込んでいくようなイメージで、勉強計画を立てていました。
出典:伊藤塾「2024年度 司法試験合格体験記(会社員 Y.Uさん)」

通勤電車では論証カードの反復、昼休みには短答過去問1問、帰宅後のまとまった時間には答案起案──このように時間の種類と学習内容を対応させることで、どんな隙間も無駄にしない仕組みを構築しています。

原則③ 完全に休む日を作らない

合格者の声

伊藤塾対談(2025年司法試験合格・社会人)
1時間でも、極端に言えば30分でも何かやるっていうことが重要かなと思って。
出典:伊藤塾「対談企画 2025(大木さん×伊藤塾長)」

時間が取れない日でも、論証カードを数枚めくる、条文を1条素読するなど、最小限の接触を維持しています。学習を「ゼロにしない」ことが、長期間のモチベーション維持と知識の定着の両面で決定的に重要です。

5. 【大学生】合格者3人のリアルな1日スケジュール

大学生には社会人と比較して可処分時間が多い利点がある一方、部活動やサークル、アルバイトとの両立や「勉強はいつから始めるべきか」という時期の問題があります。結論として、早く始めるほど有利です。以下の3人の合格者はいずれも大学1年〜3年の間に学習を開始し、在学中に合格を勝ち取っています。

パターンD:朝8時〜夜9時・グループ学習型(藪本さん)

項目内容
属性大学生
合格年度2025年(令和7年)司法試験
学習開始大学3回生の秋
1日の勉強時間朝8時〜夜9時(約13時間)
学習の特徴4人グループで毎日同じ場所に集合

合格者の声

伊藤塾対談(2025年司法試験合格・藪本さん)
私は大学3回生の秋頃から本格的に予備試験の勉強を始めたんですけれども、その時に友人で伊藤塾を受講している人を私を入れて4人集めて勉強のグループを作って、大学に朝8時に集合して夜9時に解散というルールを決めて、毎日同じ場所で勉強するということをやり始めました。やっぱり一緒に同じ方向を向いて勉強している仲間がいると、自分も頑張ろうという気持ちになれましたし、お互いに刺激し合えたのがすごく良かったです。
出典:伊藤塾「対談企画 2025(藪本さん×本田講師)」

この合格者から学べるポイント

「朝8時集合・夜9時解散」というルールの価値は、勉強時間の確保だけにとどまりません。グループの存在が自然なペースメーカーとして機能し、「今日は気分が乗らないから」というサボりの余地を排除しています。伊藤塾の受講生同士でグループを組んだことで、同じ教材・同じカリキュラムの上で議論や質問ができた点も、学習効率を高めた要因です。

パターンE:1年で予備試験合格・超高速インプット型(福井さん)

項目内容
属性大学生(経済学部・非法学部)
合格年度2025年(令和7年)予備試験→司法試験
学習開始大学1年の4月
1日の講義量9時間分の講義を2倍速で4.5時間+復習
時間配分講義:復習=2:1

合格者の声

伊藤塾対談(2025年司法試験合格・福井さん)
例えば民商法だと大体70時間分くらいの講義があったと思うんですけど、それを大体2週間くらいでまず全部見てしまい、短答試験の復習を1週間くらいで次の科目に行くという感じだったので、2対1くらいだと思います。
出典:伊藤塾「対談企画 2025(福井さん×呉講師)」

この合格者から学べるポイント

福井さんのケースで注目すべきは、インプットのスピードと科目間の戦略的配分です。講義を2倍速で受講し、「民法に全体の4分の1を投入する」という明確な優先順位を設定したことで、他科目への波及効果を最大化しています。また、非法学部からの1年合格であり、法学の予備知識がなくても正しい学習戦略と教材があれば合格に到達できることを示しています。

パターンF:部活週4+隙間時間最大化型(高校生で予備試験合格→司法試験合格)

項目内容
属性高校生→大学生(週6授業+週4部活)
合格年度2025年(令和7年)司法試験
ルート高校在学中に予備試験合格→司法試験合格
1日の勉強時間隙間時間の積み重ね
学習の特徴朝の数分→条文素読、電車→論証暗記、
帰宅→就寝まで勉強

合格者の声

2025年司法試験合格・高校在学中に予備試験合格
私は、週6の学校の授業に加えて、週4で部活動をしていました。朝起きて支度をし、学校に行くまで時間が数分余ったら条文を素読し、学校へ行く電車の中では論証を覚え、帰宅したら眠くなるまで勉強する、勉強ができない時でも自分の弱点を頭の中で分析し、どうやって克服するのか、スケジュールはどう立てるのか、ずっと考えていました。時間がないことを嘆くのではなく、ある時間を最大限有効に活用できるように工夫しました。
出典:伊藤塾「2025年度 司法試験合格体験記(R.Fさん)」

この合格者から学べるポイント

この合格者が体現しているのは、「まとまった勉強時間がなくても合格できる」という事実です。朝の数分で条文素読、電車で論証暗記、帰宅後に集中学習という3層構造は、社会人合格者の「隙間時間の用途を決める」原則と同じ考え方です。さらに、「勉強ができない時でも頭の中で弱点を分析していた」という言葉は、物理的に机に向かう時間だけが「勉強時間」ではないことを示しています。

※司法試験の勉強はいつから始めるべきかについては、こちらもあわせてお読みください。

6. 勉強時間より大事なこと──合格者が口を揃える勉強法の3原則

ここまで6人の合格者のスケジュールを見てきましたが、全員に共通する「勉強法」の原則があります。

6-1. 教材を絞る──「1つの教材を完璧にする」

合格者の声

伊藤塾対談(2025年司法試験合格・奥村さん)
1年で合格するっていうことなので、結構勉強時間がやっぱり限られてるっていうところがあって。結構勉強を失敗してしまう人の中で、いろんな教材に手を出してしまうっていうのがありますよね。それはちょっと防止しようかなと思って、やっぱり1つの教材を完璧にするっていう、ありきたりなことなんですけど、それを重視してやってて、自分の場合だと伊藤塾の基礎マスターテキストをもう本当にそれだけやって合格しました。
出典:伊藤塾「対談企画 2025(奥村さん×伊関講師)」

時間が限られている受験生ほど、教材の「広さ」ではなく「深さ」が合否を分けます。「100の曖昧な知識より10の確実な基礎知識」──これは伊藤塾が一貫して提唱する合格戦略の核心であり、6人の合格者全員が実践していたアプローチです。

6-2. 完璧を捨てる──「とにかく1周回すのが最優先」

合格者の声

2025年予備試験合格
わからないことがあってもとにかく突き進むことだと思います。基礎マスターを受け続けていると、すでに受講した部分で思い出せない部分があったり、理解が及んでいない部分があることに気づくことがありますが、そこで一つ一つ潰していくと最終的にとんでもなく時間がかかってしまいます。とにかく、基礎マスターを1周回すのが何よりも最優先です。
出典:伊藤塾「2025年度 予備試験合格体験記(B.Mさん)」

完璧主義は、司法試験の学習において最大の時間浪費要因です。福井さんの事例でも、「復習に時間をかけすぎた」最初の8ヶ月はあまり実力が伸びず、「とにかく講義を見終える」ことを優先した残りの期間で飛躍的に成長しています。

6-3. アウトプット開始を前倒しにする

合格者の声

2025年司法試験合格・大学生
基礎段階の学習については、基礎マスター講義をとにかく早く一周聴くことを意識しました。論文式試験に合格するには、アウトプットの練習が必要ですが、それを早く始めるためにもインプットは素早く全て終わらせる必要があるからです。
出典:伊藤塾「2025年度 司法試験合格体験記(A.Lさん)」

「インプットを完璧にしてからアウトプットに移る」という発想は、一見合理的に見えて実際には合格を遠ざけます。司法試験は知識の量を問う試験ではなく、「法律をもって具体的な事案をどのように解決するか」を検討させる試験です。不完全な知識でもアウトプットの練習を始め、書けなかった部分に戻ってインプットを補強するサイクルが、最も効率的な勉強法です。

7. 司法試験の勉強時間に関するよくある質問

社会人で1日3時間しか取れませんが、合格できますか?

合格できます。パターンAの合格者は、時短勤務+育児という条件下で1日3時間の学習を継続し、予備試験・司法試験の双方に合格しています。また、2025年予備試験合格者にも「朝早く起きて仕事前に2、3時間勉強」し、通勤中に講座を聞き、昼休みに過去問1問を解くという社会人が存在します。重要なのは、毎日の積み重ねを途切れさせないことです。

合格までに何年かかるのが普通ですか?

法務省のデータによれば、司法試験合格者の9割以上は1〜2回の受験で合格しています。学習開始から最終合格までの期間で見ると、大学生で2〜3年、社会人で3〜5年が一つの目安です。福井さんのように1年で予備試験に合格する事例もありますが、それは集中学習の結果です。
出典:法務省「令和7年司法試験の結果について」

予備試験と法科大学院ルートで勉強時間は違いますか?

必要な学習内容の大部分は重なります。社会人で法科大学院に通学する時間がない場合は予備試験ルートが現実的な選択肢です。仮に予備試験ルートを途中で断念する場合でも、予備試験対策の学習は法科大学院入試対策を包含しているため、法科大学院ルートへの切り替えも十分に可能です。

独学でも合格できますか?

制度上、独学での合格は不可能ではありません。しかし司法試験は学習範囲が極めて広く、独学では「正しい方向の勉強」を維持することが困難です。伊藤塾のコラムでも「学者の難解な基本書をいくら読み込んでも理解するのは難しいばかりか、時間だけがいたずらに過ぎてしまい非効率的な勉強方法になる」と指摘されています。多くの合格者が「伊藤塾の基礎マスターテキストだけで合格した」と証言していることからも、信頼できる教材と指導に沿って学ぶことが最短合格の鍵です。

勉強はいつから始めるべきですか?

早ければ早いほど有利です。大学生であれば1年生から、高校生であれば高校在学中からの学習開始が理想です。実際に本記事で紹介した合格者の中には、高校1年生から学習を開始し、高校在学中に予備試験に合格した事例もあります。社会人の場合は「思い立った日」が最良のタイミングです。杉原さんは40代後半で学習を開始し、51歳で合格しています。

直前期はどのくらい勉強すべきですか?

直前期(試験の1〜2ヶ月前)は、社会人合格者でも可能な限り学習時間を増やす傾向があります。ただし、それまでに築いた基礎が盤石であれば、形式(問題文の長さや時間配分)への適応に集中できるため、直前期の負担は大幅に軽減されます。

8. 伊藤塾が選ばれる理由

伊藤塾は、1995年の創立から31年にわたり司法試験受験指導に特化してきた受験指導校です。「盤石な基礎」と「合格後を考える」を指導理念に掲げ、単なる試験合格にとどまらない教育を実践しています。

【伊藤塾の合格実績(2025年度)】
● 司法試験合格者1,581名中 1,432名(90.6%)が伊藤塾有料講座受講生
● 予備試験合格者452名中 406名(89.8%)が伊藤塾有料講座受講生
● 予備試験ルート司法試験合格者428名中 408名(95.3%)が伊藤塾有料講座受講生
※講座内訳:入門講座640名、講座・答練321名、模試471名(司法試験)

勉強時間を「合格に直結する時間」に変える4つの仕組み

① オンデマンド講義──倍速再生+隙間時間対応

伊藤塾の講義はすべてオンデマンドで受講でき、0.5〜2.0倍速の再生速度調整に対応しています。福井さんが「9時間分の講義を2倍速で4.5時間」と実践したように、自分のペースで学習速度を調整できます。スマートフォンやタブレットからも受講可能なため、通勤中や昼休みの隙間時間も講義の受講に充てられます。

② 学習支援システム──スマホ1つで短答演習

伊藤塾の学習支援システムでは、スマートフォン上で短答過去問を解くことができます。「いつ問題を解いたか」「正答・誤答の結果」が自動で記録されるため、弱点が一目で把握できます。複数の合格者が「携帯でもできるので、ちょっとした空き時間に気軽に取り組めた」「満員電車でもできる」と評価しています。

③ カリキュラムがペースメーカーになる

合格者の声

2025年司法試験合格
入塾したばかりの頃は講義があまりにも多く、出口の見えないトンネルに迷い込んだ気持ちでした。しかしスケジュールが決まっていたので、基礎マスターの配信が週に3回あって、1日3コマあったんですけど、その3コマは必ず聞こうって思って。それに沿っていけば終わるんだなと思いながら頑張ることができました。
出典:伊藤塾「2025年度 司法試験合格者インタビュー(星井さん)」

司法試験の学習は範囲が膨大であり、独学でペース管理をすることは容易ではありません。伊藤塾のカリキュラムは学習スケジュールがあらかじめ設計されており、クラスマネージャーへの相談や合格者カウンセリングで学習法の軌道修正も随時可能です。

④ 合格者コミュニティと先輩の声

伊藤塾では、司法試験・予備試験・法科大学院それぞれの合格者による体験記を毎年公開しています。また、企業法務・一般民事・刑事弁護・独立開業・アートローなど、30名以上のOB弁護士のインタビューも掲載されており、「合格後のキャリア」を具体的にイメージできます。

大学生の方:在学中合格を目指す方は、まず「司法試験入門講座」から。法律の基礎から司法試験合格レベルまで、一貫したカリキュラムで導きます。

社会人の方:働きながらでも合格できる学習環境を整えています。スマホ完結の講義視聴(0.5〜2.0倍速対応)、個別学習カウンセリング、質問制度で合格まで支えます。

まずは情報収集したい方:無料ガイダンス・体験講義を随時実施中です。資料請求も受け付けています。

司法試験講座のご案内
伊藤塾YouTubeチャンネル(ガイダンス・合格者対談動画)

9. 【まとめ】司法試験の勉強時間についてのまとめ

本記事では、伊藤塾合格者6人の1日スケジュールを基に、司法試験・予備試験の勉強時間について解説してきました。最後に、合格者の声から導き出されたポイントを以下に整理します。

● 司法試験・予備試験合格に必要な勉強時間の目安は3,000〜5,000時間
● ただし「1日3時間」「週20時間」でも合格した社会人が複数存在する
● 合否を分けるのは「何時間やったか」ではなく「何を・いつ・どの順番でやったか」
● 社会人合格の3原則:①睡眠を削らない ②隙間時間の用途を決める ③ゼロにしない
● 勉強法の3原則:①教材を絞る ②完璧主義を捨てる ③アウトプットを前倒しにする
● 伊藤塾は、オンデマンド講義・学習支援システム・設計されたカリキュラムで「限られた時間を合格に直結する時間」に変える環境を提供

司法試験の合格に「魔法の時間数」は存在しません。しかし、正しい方向で、正しい教材を使い、正しい順序で学習を積み重ねれば、社会人であっても、大学生活と両立する必要がある学生であっても、合格に到達することは可能です。1995年の創立以来、伊藤塾が一貫して伝えてきたのは、この事実です。

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2025年 司法試験合格者1,581名中 1,432名(90.6%)※1
2025年 予備試験合格者 452名中 406名(89.8%※2
伊藤塾有料講座の受講生でした。
※1(講座内訳:入門講座640名、講座・答練321名、模試471名)
※2(講座内訳:入門講座228名、講座・答練131名、模試47名)

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25年司法試験合格祝賀会

著者:伊藤塾 司法試験科

筆記7月5日・出願5/7〜18(実質8日間)・口述10/13・合格発表11/5。法務省公示確定。ただし出願期間中のGWで窓口日数は8日のみ。収入印紙・写真・着席時刻で毎年失敗者が続出。伊藤塾合格者が語る試験当日の戦略と、合格者54.3%輩出の実績も公開。